裏モノ日記

裏モノ採集は一見平凡で怠惰なる日常の積み重ねの成果である。

30日

水曜日

瞬間最大風俗

そうねえ、一晩に三軒ハシゴしたときかねえ。若かったねえ。

※同人誌原稿アゲ 書評用原稿 書評委員会 テープ起こしチェック

朝、やたら早く目が覚めてしまい、布団の中で
展転反側。また眠ったとき、爪切りの爪をためるキャップの
中から大量の爪がザザーッとこぼれ落ちるという夢。

8時半、クリーニング来るのでベッドから這いだす。
9時15分ころ、朝食。
スイカ、青汁、コーンスープカップ半分。

何としても午前中に、とコミケ用原稿書く。
書いても書いても終らない、と思っていたものも、
ひたすらカリカリやっているうちにいつしか
ページが埋まっていく。

昼の弁当は掻き揚げ丼。……のはずだったが、母が
「失敗して塩っ辛くなっちゃったから」
と、ヤキソバを作って持ってくる。
母はいつも自分の料理を失敗した失敗したという癖があるので
いくら塩っ辛いといっても大したことあるまい、と
思って、掻き揚げを一個噛ってみたが、
なるほど、確かにやたら塩っ辛い。

午前中に、とはさすがに行かなかったが本文部分キャプション
原稿、12時半までに完成、マドにメール。
そのあとすぐ前書き・後書き原稿にかかり、特に前書きは
やたら力の入ったもの書いて1時45分までに送り、
ふうと息つく暇もなく、今度は朝日の書評原稿500文字のもの、
昨日まで書きかけで放ってあったものを2時15分までに
字数揃えて書き上げて送る。
朝日でこれ、大丈夫かというような固有名詞、必要性はあるのだが
さて、校閲からどう言ってくるか。

で、新宿までまたまた時間なくなりタクシー。
区役所脇のルノアール(改装終っていた)で、社会派くん対談。
小女子事件や太田殺害予告など、劣化した事件を徹底検証。
その他、号外の件も。
号外というより特別篇といったところか。

そんなこんなで、次のオノとの打ち合わせに20分ほど遅れて
『らんぶる』へ。コミケ用の写真撮影、それからスケジュール等、
確認。テレビ仕事ひとつ、もったいないものがあったが断る。
自分はあくまでコメンテーター業としてテレビに顔を出す、のが
スタンスで、タレントにはなってはいけない。

終って地下鉄大江戸線で築地市場前。
新宿から乗ると都庁前で乗り換え、これがやたら面倒くさく感じる。
築地市場前まで、講談社選書メチエ『パーソナリティ障害』(矢幡洋)
を読む。

書評委員会、今回はなかなかの苦戦。
二重丸のものをひとつ、持っていかれた。
ライバルのH先生、こっちの二重丸を花丸で落としてニヤリ、と。
私も自分の花丸は某氏の二重丸とセリ勝って無事、確保。
なお、今日の弁当は竹葉亭の鰻。
野田岩と比べると非常にオーソドックス。
どっちが好みかと言われれば野田岩かも知れないが、まあ、
鰻は鰻、どこのだって食べれば美味し。

アラスカでしばらく雑談。
松本仁一さんと、いつの間にかゲテ食ばなし。
ずっとアフリカにいらっしゃった方なので、その話の面白い
こと。女王アリが羽アリになって、部屋の灯にひかれて飛んでくる
のを手で捕まえて羽をむしって酒のサカナにする、とか。
翌日、部屋の掃除をするおばちゃん(アフリカ人)に
「松本さん、アリ食べたんですか」
「何でわかったの?」
「テーブルの上に羽が山になってますよ! 食べたら羽はかたずけて
くださいね! ……まったく変な日本人だよ」
と言われた話など。
こっちの蟻酒の話には非常に興味を持ってくれた。

ハイヤーで帰宅、Nアニキ、カトシューなどと話した件、
オノにメールで投げておく。
同人誌作業、眠田さんとのトークチェックが届いたので急いでやる。
酒粕焼酎『黄金波』ハイボールでやりながらミステリ系DVDなど
いろいろ見散らかし。

Copyright 2006 Shunichi Karasawa