裏モノ日記

裏モノ採集は一見平凡で怠惰なる日常の積み重ねの成果である。

13日

金曜日

「なうなう、太郎冠者、早うこれへ」「ハアー、御前なう」

「これはこのあたりに住いいたす大名にて候。近頃巷に流行る
Twitterなるものを身共もやってみようと存ずる」

※パチスロNEO原稿 ルナ稽古

挺大規模災害の夢をよく見る。山の向うに原爆ミサイルが
落ちたり、隕石が都心に落っこちたり(そういう映画とか
大嫌いなのに)。
今回は海辺の道路を自転車で走っている。私の先には知りあいが
ダイハツミゼット2で走っている。半島を回るようなカーブの
道が続くが、海の方を見ると、半島の先端の工業地帯が見える。
そのとき、海底火山か何かの爆発で、数百メートルの高さの
巨大な水柱が立ち、煮えたぎった湯玉のような巨大な水滴が
ばらばらと降ってくる。ミゼットは直撃を受けるが、何とか助かる。
自転車は乗り捨ててミゼットに乗り換え、山の裏に逃げる。
歩いている人たちに逃げるよう声をかけるが、まだ危機に気がつかない
田舎の老人たちの足取りは這うように遅く、いらだつ。

朝10時まで寝る。
もっともゆうべ寝床読書で3時過ぎまで起きていた。
起き出して朝食代わりの豆乳飲みつつ日記つけなどしているうち、
あっと言う間に12時。

昼食、レタスと貝柱の炒め物、塩ジャケ、茄子の漬物。
リンゴ2片、甲州葡萄5粒。
ご飯茶碗三分の一を炒め物で片づけ、残りをちょっと足して
貰って、塩ジャケの半分と漬物でお茶漬けにする。
利尿剤をのんでいると、小水と一緒に塩分も排出されるので
塩分を多く摂らねばならず、血糖値を下げるクスリをのんで
いると、低血糖になる危険性があるので糖分を意識して
摂らねばならぬ。面倒くさいことではある。

市橋容疑者のファンクラブがミクシィ内に出来たことに
徹底した嫌悪感を持って、必要以上にののしる日記を書いている
人が多い。市橋ファンの出現も大いに興味があるが、アンチ市橋
のこの大増殖もまた面白い現象である。表層でみれば女性の
人気を多く集めている者に対する嫉妬の情が原因だろうが、その
もっと根本には、犯罪者なのにも関わらず人気を集めるという
現象に社会規範の混乱と崩壊を感じ取り、いてもたっても
いられない不安を感じるという要素があるだろう。

自室に戻り大急ぎでパチスロNEO原稿。
以前の日記で今回のテーマは自分の縄張うちだから楽、と
書いたが、いざ手をつけてみると、それゆえに書きたいことが
山のようにあり、切り口も山のようにあり、書いていて
ああ、この字数ではあれも書けないこれも書けない、になる。
困ったジレンマではある。
3時、書き上げてメール。

ふと、あることで某人の性格の困った部分を頭にあれこれ思い浮かべ、
なんでこうなのかな、と思いつつ、あれ、あいつはそう言えば
××県生れ、と気がついたとき、その県民性と俗に言われている
カテゴライズの中にその某人の性格がすっぽりと当てはまって
説明できることに苦笑する。県民性なんかトンデモ説、と切って
捨てたい気持ちはあれど、こういう実例が存在するから困る。

5時、家を出て荻窪へ。
天沼会議室三階洋間で稽古。
幸い、先日の病欠者の中に新型インフルエンザはいなかった
(いたら公演中止も検討しないといけない)模様だが、まだ
欠席者おり、出てきた者の中にも本調子でないもの多し。

仕方なくヌキでやるが、動きを改めてつける。
今回は私が演出で、ハッシーほど途中でとめない(まだ流れが
つかめていない人もいるので、とりあえずシーンは最後まで
やらせる)ことをテーマにやっているが、やはりハッシー、
テリーなどが演出をつける。面白いのはもやしや、若手の純子
まで意見をきちんと述べてやっている演者の演技を指導する
こと。合議制としていろんな意見に触れられることはよし。
とはいえ、アクションなど特殊なところを除いては、やはり
きちんとケジメは必要。もっとも、まだ今はいろんな意見が出て
いい時期。

稽古中に、今回は出演していない渡辺克巳さんが来る。
私の日記でハッシーがはしゃいでいると読んで、それを見物に
やってきたらしい。残念ながら今日のハッシーはどちらかというと
おとなしい。

稽古終って、竹橋へ行くというハッシー見送って、ナベさんと
明華ちゃん、由賀ちゃん誘って蕎麦居酒屋。
カニポテトサラダ、イカバタ、野菜天ぷらなど。
〆は板そば。ビール数杯。
ナベさんと私で森羅万象有象無象へのおじさんの説教グチ大会に
なり、かなり発散。スカッとはしたがつきあわせてしまった
女性陣には気の毒。お詫びにおごりました。
なんと12時半まで。帰宅してメール類いくつか、
結局最終メール出したのが2時半。

Copyright 2006 Shunichi Karasawa