裏モノ日記

裏モノ採集は一見平凡で怠惰なる日常の積み重ねの成果である。

16日

水曜日

ギコ的遺伝子

  ∧∧   / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
 (,,゚Д゚)<  DNAさえ残れば、あとは逝ってよし! 
      \________

※DVDデラックス打ち合せ プロント・プロント書き直し 飲み会

今朝の夢。
たっぷり眠ったので夢も長い。
札幌の実家をCMに提供して、いまその撮影準備の真っ最中。
二階和室の畳をはがし、天井に照明を吊り、と、
数十人のスタッフが入っててんやわんや。
私は実はそのスタッフの中の女の子といいことをしていて、
呼ばれてあわてて飛び出したのでパンツをはき忘れてしまう。
そこは勝手知ったる自分の家で、自室の洋室にパンツの
入ったタンスがあるので取りに行くが、そこではプロダクションの
事務方の女の子が仕事をしていた。
何気なく会話をしながらタンスの引き出しをあけてパンツを
取ろうとするが、なかなか見つからない。
事務方の女の子は、私がスタッフと浮気しているのを知っていて、
そういうことをしていると信用にかかわりますよ、と説教する。
そう言う彼女だって、影で田村正和の愛人になっていることを
私は知っているので苦笑する。
やがて(パンツが見つかったかどうかは不明)準備整い、
CMの撮影が開始される。
わが家がすっかり改装されて、古い総合病院のようになっている
のに感心する。CMの出演者は中居正広、三浦友和、蛭子能収で、
マッドサイエンティストに扮した中居が、セットをどんどん
ぶち壊していく、というもの。

朝9時起床、風呂は後回しで朝食。
オレンジ一切れ、洋梨、リンゴそれぞれ三切れ。
グリンピースのスープ。
母は明日から札幌である。
帰って日記つけ、入浴。
5枚刃カミソリでおお、剃れるわ剃れるわとやっていたら
アゴを少し切ってしまう。
電話&メール数件。
2月の佳声先生の長野公演の件など。

ブラッド・レンフロ、(多分)オーバードーズで死去の報。
デビュー当時はとにかく美少年だった。
しかし、小さい頃からかなりの問題児だったようで。
ジョエル・シューマッカー監督『依頼人』に、12歳のとき
5000人のオーディションの中から選ばれたことを、
「どうしてだと思う?」
と訊かれての一言。
「母ちゃんが監督と寝たからさ」
と。12歳でコレはもう、お見事である。
http://channel.slowtrain.org/movie/column-special/special_24.html
もっともシューマッカーはゲイであるから父ちゃんとは寝ても
母ちゃんとは寝ないだろう。ここら、オトナの世界はやはり
12歳の少年のイメージよりはるかに複雑怪奇なのであった。

http://www.youtube.com/watch?v=O-Z1mhGoEKU
↑レンフロくんが日本でアルバイトした『バイオハザード2』のCM。
アメリカ人が「Is that Brad Renfro?!?!?!?!」とオドロいてる。

昼はノリ弁当。
書評用読書などして、メールで出版社と連絡などとって
いたらもう、3時。オノから送られたスケジュール見たら、
3時から東武ホテルでDVDデラックスと打ち合せ。
あわてて東武に電話し、担当Kくん呼び出し、待っていてもらうよう
お願いして、タクシーに飛び乗る。

車中、運転手さんと雑談。
障害者割引の話になり、私も実は3級を持っているんだが
日ごろ持ち歩かないし、それで割引してもらったこともない、
と話すと、最近は持ち歩かなくても、障害者だと自己申告するだけで
割引をする、という。驚いて、それだとインチキし放題じゃない、
と訊くと、提示を求めたりすると“不快だ”と苦情が来るのだという。
で、降りるとき、ちゃんと一割、割り引いてくれた。
後で調べると、やはり障害者手帳の提示は義務づけられている
ようである(氏名や障害者番号等の記録はしない)。
申告だけで割引というのは、このタクシー会社の方針なのか?

東武ホテル、DVDデラックスKくん。
遅刻を詫びて、すぐ打ち合せ。
今年はこの連載を拡張して一冊出しましょう、とKくん言う。
Kくん昭和エロ研究家でもあり、話が合う。
『土曜漫画』と言っただけで盛り上がれるのは彼くらいなもの。

事務所に行き、バーバラ、オノと雑談。
模索舎の話が出て驚く。まだあったか。
バーバラはそこに同人誌を収めているらしい。
同人誌と言えば、こないだのコミケ用のうちの同人誌、
オノによれば委託した通販関係のところで即完売してしまい、
在庫不足になっているとのこと。

仕事場寒い。プロント・プロント、
連絡ないな、と思っていたら担当編集さんが風邪でダウンして
いたのだった。スポンサーがらみの問題で、一本ネタ差し替えに
しましょう、と打ち合わせたので、そのネタを。
意外に時間がかかってしまった。

終わって、バーバラと連れ立って、ハッシーと
待合わせ。ちょうど近くなので、Nさん(ハッシーとは
Nさんが池袋の芸術劇場のスタッフだった頃からの知りあい)
も呼び出して、一緒に馬え田。

バーバラ連れていったのは、某企画(さっきの雑談で、今、
売れる本ってナンだろうと話しているうちに出たもの)
の話にハッシーの協力をあおぐため。
いろいろと、今年及び来年の企画について、話す。
料理は馬刺、酢もつ、溶岩焼きなど。いずれも美味。
しゃべってノドが乾くので黒霧島、がぶがぶやっていたら
凄まじいへべれけになる。
近年にない酔い方というか、店を出てまっすぐ歩けない。
こういうのも珍しい。
タクシーの中でも、言わでものことをべらべらしゃべって
しまった。

Copyright 2006 Shunichi Karasawa