裏モノ日記

裏モノ採集は一見平凡で怠惰なる日常の積み重ねの成果である。

1日

木曜日

羊落ち

自首するまでの二日間にジンギスカン屋に行っていたらしい。

※小学館クリエイティブ打ち合せ ラジオライフ原稿

夕べが2時寝だったので大丈夫か不安だったが、
スピリッツ飲まなかったせいか朝8時起床、
入浴。洗顔洗髪如例。
9時朝食、ブドー、ラ・フランス。
『とくダネ!』の“朝のヒットスタジオ”コーナー、
ゴダイゴが登場したが、やはりタケカワユキヒデさんの声、
昔とは比べ物にならず、ちと涙。
昔の声がよすぎただけに。

とはいえ、ゴダイゴ(タケカワ)の評価はアニソン好きとしては
微妙なところで、『銀河鉄道999』の本来の主題歌はささきいさお
の歌うテレビ版のものなのに、ゴダイゴの映画版主題歌のことしか
語らないカタテオチ評論ばかり多いし、『キャプテンフューチャー』
に至ってはヒデ夕樹の歌う主題歌をそのまま乗っ取る形で
タケカワユキヒデに入れ替わり(視聴率テコ入れだろう)、
こっちを嘆かせた。しかも無慈悲なことに作曲者の大野雄二氏が
「本当はタケカワさんに歌ってもらいたかったので、歌手が代わって
うれしかった」
などと発言している由のコメントがmixiであった。
ヒデ夕樹が悲劇のアニソン歌手と言われる由縁だろう。
アニソンファンの総合的意見としては、ヒデ夕樹の歌い方の方が
絶対にグッとくる、というのが大部分ではないか、と思うんだが。
http://www.nicovideo.jp/watch/sm459414
↑『キャプテンフューチャー』ヒデ夕樹バージョン
http://www.nicovideo.jp/watch/sm537248
↑タケカワユキヒデバージョン

日記つけ。
夢之助事件を語ってちと長くなる。
昨日打ち合わせたシャララのBさんから、1点除いて
こちらの希望が通った、とメール。
構成台本も書かなくては。
アマゾン(『アニメ夜話』製作プロダクション)から
イベント出演依頼。その日は遠方でちょっと用事があるのだが、
時間的には何とかクリアできそう。

昼はロールキャベツ。
一昨日のメシを温めて。なんとか食えた。
1時、バスで出勤。
『東京人』のKさん、私の日記のバスの記述に最近
興味があるのだとか。

いつも降りる停車場からひとつ先の公会堂前で降りて
時間割、小学館クリエイティブ。
単行本打ち合せ。
Wさん、Sさん。
予算、スケジュール、ツカ、宣伝法、装丁など、
細かいところまで具体的に話を進める。
まだ最終決定はちょっと先であり、
いろいろと大変な部分も出てくると思うが、この段階での
打ち合せは、前向きで楽観的な場合が多く、一番テンションが
上がるのである。苦労はまだ先の話、という感覚があるからか。

事務所に戻る。
バーバラに例の騒動の話など聞く。
原稿、ラジオライフ400字詰め11枚。
年号などいちいち西暦と合わせて記載する必要があるので
時間がかかること。
8時脱稿、ふう、と息をついてメールする。
中日が優勝したらしい。
山井を交代させたというのでいろいろネットでかまびすしい。
1点差だったし、難しいところ。
私が落合だったら変えない。と、いうか変えられない。
変えた落合はエラいと思う。
ところでかまびすしい、って“囂しい”って書くのだね。
喧々囂々(ケンケンゴウゴウ)のゴウ、である。

夜バスで帰宅。
ワケアリな男女が乗っていて、ワケアリな会話、
聞き耳を立てるがよく聞こえず。
モノクロ映画で、夜バスを題材にした
映画を撮ってみたくなる。ミステリーもいいだろうし、
『ラブ・アクチュアリー』みたいなオムニバスもいいだろう。
長距離バスだと、『三十六人の乗客』(杉江敏男監督、1957)
という佳作があるが、乗り合いバスだとどういう作品が
あったかな。

サントクで買い物、最近金を使わないなあ。
肉団子鍋を作るが、今日も半分も食べなかった。
黒ビール、ホッピー、日本酒。
ネットで山井のことばかり言われているのを読んだからか、
DVDでウルトラセブン。
『U警備隊西へ』、脚本は金城哲夫。
セブン(ダン)が宇宙人の平和協定を信じてダマされる話。
善意だけでは世の中はやっていけない。
金城哲夫は被征服民の悲しみを作品に投影したとかよく言いますけどネ、
そこはそれ、一筋縄ではいきませんワ。

特撮続きで『仮面の忍者赤影』。お気に入りの『忍法つむじ傘』
(脚本・伊上勝)。黒道士に襲われる柴田美保子という女優、
その後ウルトラセブンの脚本家・市川森一の奥さんになり、
ワイドショーなどの司会で有名人になった。
そう言えば黒道士役の滝恵一はセブンのゴーロン星人であり、
妙につながりがあるのだな。

Copyright 2006 Shunichi Karasawa