裏モノ日記

裏モノ採集は一見平凡で怠惰なる日常の積み重ねの成果である。

6日

木曜日

ぶーりん火山

愛と勇気のビッグ軍師(微妙に懐かしいアニメネタ)。

※小学館クリエイティブ打ち合せ ラジオライフ原稿

まあ、こんな時流から遅れている人間でも少しは
タイムリーな意識を持っているというか、
ミシュランガイドの夢を見る。
ミシュランで五つ星のついたイタリアンレストランに
行くが、ここは店員たち(イタリア人)がナイフやワインボトルを
使って曲芸をやるので有名。ただし、曲芸がうまいのではなく、
下手で失敗ばかりしているのでウケている、という変な店だった。

9時起床、入浴その他すませて9時45分朝食。
ラフランスとリンゴ数切れづつ、それに豆のスープ。
自室でK子と土曜の食事会の連絡等。

たまった日記などつける。
他に書かねばならない原稿山積状態なのだが、
やはり日記つけないと落ち着かない。
昼は母の弁当、ネギ入り卵焼きと焼肉。

バスで渋谷へ出社、直に時間割入り。
小学館クリエイティブ打ち合せ。
例の企画、正式に通る。
と、なると急いで先方との打ち合せもしなくてはならず、
いろいろ大変。
最初の打ち合せのときにはつきあいがなかった人で
ぜひ参加していただきたい方も出てきている。
ところで女性オタクの編集・Sさんのオミヤゲは、
フランス旅行の際のおしゃれなお菓子と、小学館の学年誌の
ウルトラマンタロウの記事のコピーだった。
タロウの放映が終わったあたりだから昭和49(1974)年
4月号だろうが、タロウがこれまで戦った怪獣の思い出を
振り返るというやつ。
ライターさんの思いが反映しているのか、再生怪獣への
点がやたら辛いところが笑える。

事務所に行ったら、先日USアマゾンに注文していた
『ALICECOMEDYS』のDVDが届いている。
アメリカから送料コミで7500円くらいで、数週間で
注文品が届く。アタリマエのこととして今の若い人は思うだろうが、
昔、イエナで洋書を注文して半年待ってスターウォーズの
特集された雑誌を買っていた身には、夢の未来である。
イエナの閉店を福田和也氏が、日本の文化の末期症状のひとつ
のように憤った記事を週刊新潮に書いていて、私も大いに
読んで同感したものだが、しかしこういう事実を目の前にすると、
旧態の書店というシステムがすでにノスタルジー以外の要素では
成立しなくなっているのではないか、と思わざるを得ない。

事務所で雑用。原稿(というより仕事そのもの)の催促頻々。
ラジオライフの原稿を書く。
苦労するが、なんとか6時、書き上げてメール。
8時のバスで帰宅する。窓外のイルミネーション、実相寺監督の
映画みたい。

帰宅して原稿依頼お問い合わせ含めて連絡メール数本。
晩飯、キムチ肉じゃが、スモークオイスターチャーハン。
スモークオイスターチャーハンは何の用意もなく、
ご飯のミニパックをあけ、タマネギのかけらとニンニクのかけらが
冷蔵庫にあったのでこれで炒め、缶詰のスモークト・オイスター
をまぜこみ、胡椒もないので山椒をふりかけ、
半分袋に残っていたオニオンスープの素と醤油で味付け、
さらに刻んだ壺漬けタクアンを加える(!)という、余り物一掃
料理だったが、案外うまく、ビールにも合う。

アリスコメディのDVDを見る。
歴代のアリス女優の写真が紹介されているのが嬉しい。
DVDは何故か二枚、同じ内容のものが送られて来ていて、
どうも内容に小さな異同があるらしいが、ざっと見比べて
みたが、よくわからず。

Copyright 2006 Shunichi Karasawa