裏モノ日記

裏モノ採集は一見平凡で怠惰なる日常の積み重ねの成果である。

8日

火曜日

宗教はアハン、である

宗教界における性の乱脈は嘆かわしい限りで……。

※『クレヨンしんちゃん』インタビュー 幻冬舎新書ゲラ渡し 『Memo 男の部屋』原稿 幻冬舎打ち合せ(別件)

朝8時50分ベッドを出る。寝たのが1時半だからそう長寝でもないか。トムとジェリーに出てくる魔女(高笑いしながら箒をバイクのようにぶっ飛ばすスピード狂魔女)が、エキスポランドのジェットコースターの上空を飛び回る夢を見る。……関係ないが、この魔女が出てくる回(『空飛ぶほうき』)、原題が“The Flying Sorceress”だった。“Sorceress(妖女)”と“saucer(円盤)”のシャレ。

入浴、洗顔。9時15分、朝食。スイカとゴールデンキウイ、豆のスープ。辻希美妊娠でネットニュースはえらい騒ぎ。下半身にもスーツ着せなきゃダメだろう、とか、“太陽の子なら牛若小太郎か”、などと考える程度。
http://www.youtube.com/watch?v=Ha_1kDpH1nA
↑『行け! 牛若小太郎』OP。妖怪たちのデザインがすでにしてシュールの域に。

ついでに↓『ゴッドマン怪獣図鑑』。
http://blog.livedoor.jp/insighter/archives/51007341.html
いやー、あの頃(リアルタイム)はバカにしていたけど、こうやって並べてみると悪夢のような番組だったんだなあ。夜道であったら絶対泣いちゃうような奴らばかり。みんな、目がイってる、目が。

例の会社への連絡、連休前まで親切に連絡とってくれていた人が急に冷淡になって、何かあったかと驚く。なんとか当人の上司への連絡をつけることが出来た。上司の方も、だいたい状況は把握しているらしく、連絡を自分のレベルでとって打開策を講じることを約束してくれる。何とかここまでたどりついた、と、息をつきたい気分。

ずっと午前中は幻冬舎『新・UFO入門』ゲラ。と学会的なデバンキングでなく、人間がUFOを見て“しまう”宇宙人とコンタクトして“しまう”行為を考えてみよう、という趣旨の本。

昼は母の室でとろろそば。とろろがもったいないので全部すすってしまう。『三丁目の猟奇』、なんとかアマゾンでの品切れ状態が改善されてひと安堵。しかし、呆れたことに、品切れ期間に4090円の高値をつけている出品者が4人もいた。品切になると自動的に高額をつけるソフトでもあるのかと思えるほど。笑ってしまったのは、一人だけ、4089円、と1円安くしている出品者がいることだが。

3時、渋谷に出て時間割でインタビュー受ける。ソバ腹で力が入らないので、アンドナンドでドーナツ一個とコーヒー。キネマ旬報社『BSアニメ夜話』の新刊・『クレヨンしんちゃん嵐を呼ぶ モーレツ! オトナ帝国の逆襲』。もう放映したのはかなり前のような記憶があるが、今ごろ本になるのか、という感じが正直なところ。

テレビで話したことを補完するインタビューだったが、何を話したかを思いだし思いだししながらのしゃべりになる。とはいえ、ノスタルジーは私のなわばりなので、しゃべる内容には不自由せず。思えば初公開時、パソコン通信の(インターネットでないというところがすでにしてノスタルジー)会議室に私がアップした、
「この作品がノスタルジーという扉を開いてしまった以上、10年後にはもう、誰も未来のことなんか話してはいまい」
という予言は、まだ6年しかたっていないがほぼ、成就してしまっているような。

1時間半話して、事務所へ戻る。オノといろいろ。WAHAHA本舗からだいぶ前に依頼受けたMTVの仕事、忘れるともなく忘れていたが、急にスケジュールが決まって、収録の件がオノの方に来たそうだ。番組の中のワンコーナーを担当することになる。ワンクール分撮りだめとなるとえらく大変なので、二回くらいに分けてくれないかな。

幻冬舎チェック、続いてやっていたら、朝電話した、某社上司の方から電話。打ち合せをしたいという話。向うからやっと前進する話を聞けたので感動。よく考えれば感動する義理はないのだが。

5時半、トテカワやってきて原稿受け渡し。まだまだ理論の不備だらけだが、ともあれひとつの形にまとまっただけでよしとする。電話連絡数件、『男の部屋』原稿5枚半、いきおいでやっつける。これまで扱ったことのないテーマだったが、なんとか面白く読ませるものに。

7時、幻冬舎Nくんと次の本の打ち合せ。宇田川町交番前で待ち合わせて、更級へ。一時間ほど、次の本の基本概念を話す。Nくん曰く、
「論旨が面白い本というのはラディカルすぎて、一般人には理解できず、売れない。G先生の本がいい例。それよりは今回は売れる、一般人向けの薄い、だけど記憶に残るテーマとフレーズの本を作りましょう」
と。そう、面白い本を書くのはそれほど難しくないのである。上昇志向は誰にもあるが、下降志向で本を作れる人は数少ない。まことに難しい。

家に帰って、水割りカンを飲みつつ、YOUTUBEで古いアニメのOP集などを見る。ほぼ、歌えるところが情けないというか、当時は必死でこういう歌を覚えていたな。アニソンに限らず、軍歌でも歌謡曲でも都々逸でも、ただ“知っている”でなく、話にそれが出たときは一節なりとも口に出して歌わないとダメ、という、変なシバリを自分に課していたような気がする。

Copyright 2006 Shunichi Karasawa