裏モノ日記

裏モノ採集は一見平凡で怠惰なる日常の積み重ねの成果である。

25日

土曜日

カンチ検定

「『東京ラブストーリー』の主人公のフルネームを漢字で書け」

※仕事不捗続く ルナティック演劇祭審査

朝の夢で、自己啓発セミナーのイベントをやる夢を見る。
一回の受講料が5000円で、テキスト代が3500円。
一回に300人づつ集めるとして、手取りが……と
夢の中で必死に暗算していた。

トイレに二回ほど起き、フトンの中でウトウトしていたら、
電話が母の室からあって目を覚ます。時間を見たらなんと10時半。
1時間、雨で部屋が暗かったこともあったが全く気がつかずに
熟睡して寝坊した。夕べの酒と夜更かしが原因か?

昨日稽古のとき、横森さんが私のことを“オトウサン”と
呼んで、すぐ気がついて、
「あ、ごめんなさい、最近カラサワさん、私の父とそっくりに
なってきたんで……」
と言ったのに苦笑。横森良造に似てきたか。アコーディオンでも
持つか?

草全裸騒動は急速に終息に向かう模様。
まあ、当然であろう。
場所が場所(あの公園ではドラッグの売買などが以前はよく
行われていたらしい)だけに警察もピリピリしたのだろうが、
しかしそれだけで自宅マンション家宅捜索はいくらなんでも
やりすぎであった。
警察にファンの女性が“私はヤクザだ”と脅迫電話をかけて
警察署員が“なんだ、この野郎”と荒井注みたいな対応をした
という事件はオソマツすぎた(電話かけた奴の頭の程度が)が、
しかし、国民の素直な感情として、犯した罪の度合と
それに対して草剛が支払うことになった代償の大きさが
釣り合わない、というのはきわめて妥当なものと思う。

いろいろブログやコメントをネットで見ると、やはり酒を飲まない
人間の方が今回の事件に対し厳しい意見を述べているようだ。
中には酒飲みとの電車内などでの同席を拒否する権利を認めよ、
と主張している方もあった。
もちろん、泥酔して殺人を犯したり痴漢犯罪を犯したりという
例があることは認める。それはたとえ酔っていたからと
言って犯罪として裁かれなければならないこと言うまでもない。し
かし、酒を飲んだ人間すべてが殺人や痴漢行為を犯すものでないことは、
ロリコン趣味の人間が全て幼児に対する性犯罪を犯すもので
ないことと同様である。飲酒はじめ自分の趣味・嗜好にも常識による
自制が必要というのは当然すぎる原則として、しかし快・不快だけで、
赤い家を建てるな、漢字を読み間違えるな、デブは自分の隣に座るな
等々と主張することを権利と言われていては、日本中の人間がお互いを
排斥しあうことになってしまう。“草クンを最低の人間と言ったから
鳩山邦男を政治家にしておくな”という極論も含め、個人的好悪で
他者を排除する非寛容さを是としていては、日本という国には
最終的に1人も住めなくなってしまうだろう。
……いろんな人間が我慢しいしい暮しているから日本は面白い国なのだよ。

原稿まるで進まず。
雑用が多すぎる。
昼はカレイのソテー。ガスレンジで温めて食べる。

ポメラの使い勝手を知りたいと以前ミクシィで言ったら、
マイミクさんから“今使ってないのでお貸しします”と送ってきて
くれた。感謝である。試験使用中だが、まずはその軽量さと、
キーボードが開くときの、カラクリ仕掛け的な動きが気に入った。
ただ、まだ外で文章を書かねばならぬ状況になってないので
いまいち現場感覚がつかめない。5月には何度かテレビスタジオに
籠る用事があるので、現場で使ってみよう。

舞台が7時半から。始まると10時近くまで何も食べられなく
なるので、パックのご飯を温めて、昨日のあんかけスパの
ソースをまた作り、あんかけ丼にして食べる。

ざんざ降りの雨の中、下北沢。ルナティック演劇祭、今日は
劇団『MILSE』。行くと佐々木テリーが入場者案内をしていた。
大変な入りで、引きも切らない。補助を出しても限度があり、
後は立ち見状態。それでも問い合わせ頻々。よほど告知を
徹底しているのだろう、見習うべき。

当然、審査員の私も客席で観ること能わず、ミヤッキーたちの
調光室で観ることになる。しら〜さんが当日券で来たが、これも
調光室で立ち見してもらうことにする。

審査員の立場上、舞台の感想は終ってから、になるが、
とにかくこの『MILES』、この演劇祭、さらには『楽園』
という劇場の構造を徹底して調べ、分析して芝居を組み立てている。
スポンサーである高須クリニックのCMビデオまで芝居の中に
取り入れているという徹底ぶりである。そこには大感心。

調光室で2時間立ち詰めで、立ち詰めなのはいいが、天井が
低いので、階段のところに立っても微妙に頭が天井にツッカえ、
見終わったあと、首が痛くなった。

ミヤッキーとヨッシーがかなりくたびれていたようだったので、
焼肉をおごるよ、と『いくどん』に誘う。T田くん、しら〜さん、岡っち、
琴ちゃんも来て、2時過ぎまでホルモン食いながら、芝居ばなし、
劇団ばなし、酔いが回ってくるとさらにいろいろ。
最近はこういう飲みが一番楽しいな。

Copyright 2006 Shunichi Karasawa