裏モノ日記

裏モノ採集は一見平凡で怠惰なる日常の積み重ねの成果である。

12日

金曜日

アラフォーの思春期

40になっても大人になりきれない男たちを描くヌーヴェル・バーグ映画。

※アスペクトコラム原稿 D社マンガ原作 同人誌原稿

トイレの壁のシミみたいな肖像写真しか残っていないアメリカの×代
大統領が実在していなかったことを証明した、とか、中国の仙人像
みたいなサンダとガイラの気味悪さに呆れたり、と、いくら説明しても
夢で見た映像を他人に理解してもらうのは難しい。
こないだニュースになった、脳活動から視覚情報を再現するという
実験
http://tinyurl.com/5ne8bz
を早く実用化してもらいたいな、と思っていたら、今朝の読売新聞
の『編集手帳』に同じことが書いてあった。

9時起床、アスペクトの広告誌原稿コラム書く。
これが連載〆切としては今年最後のものになるか。
あとは長いのばかりか、と思うとため息が出るが。

10時、朝食。果物如例。ブロッコリスープ、ミルクコーヒー。
母にアマゾンでのものの買い方をちょっとレクチャー。
朝日新聞書評チェックし、アスペクト原稿を書く。
1700字、がりがり。
オノから連絡、『世界一受けたい授業』、番宣番組収録が
あるとやら。やれ大儀じゃな。

アメリカのボンデージ・カルト・モデル、ベティ・ペイジ死去。
と、いうか、まだ健在だったのですな(享年85)。
こういうアングラ・カルチャーの女性というのはドラッグとか
不摂生で早く亡くなる人が多い中、早めの引退がかえって
寿命を延ばしたか。

絶頂期はPLAYBOY誌のグラビア(上掲)を飾った1955年だろうが、
1923年生まれだからこのときすでに32歳、それでこの肉体を
保っていたというのは、根っから健康志向だったのでは、とも
思われる。あるいは体力を使うボンデージ(緊縛)写真のモデル
だったことが体形を維持するのに役に立ったか。
ともあれ、ちょうどこの時期に掲載するのに適した写真ではある。

1時、母の室で天ぷら蕎麦で昼食。
2時半、原稿完成。
それからさらに同人誌原稿。
書いても書いても。

B社の原稿に某アニメ作品のパチスロ台の
原稿を書いたが、本放送打ち切りなどの件も書いたので、
制作会社とパチスロ台メーカーのどちらかから文句が来ないかと
ちょっとヒヤヒヤしていたら、編集Sくんから連絡、ダメも入らず、
それどころか双方からいい原稿だったと礼を言われたとのこと。
ホッとすると同時に、大人の対応に感心。

8時、夕食を母の室でとる。
牛肉とキノコのソテー、小龍包、正月用のナマスちょっと、
それと牡蛎佃煮で茶漬け。缶チューハイ一缶と、
日本酒をお燗して二合。
いろいろとシンセキの話(とカタカナで書くと、オバマ政権の
退役軍人省長官の話かと思われそうだが、私が自分の家の親戚という
のをあまり親しく知らず、何か親戚のイメージも茫洋としていて、
カタカナでシンセキ、というような感じなのである)。

自室に帰り、今度はD社のマンガ原作一本、それとK子の
ネームチェック。原作の参考に見た007のビデオを、
書き上げた後、ホッピー飲みながら最後まで見る。
12時半、就寝。

Copyright 2006 Shunichi Karasawa