裏モノ日記

裏モノ採集は一見平凡で怠惰なる日常の積み重ねの成果である。

28日

金曜日

ボリュームズ・カム・トゥルー

いや、本当に油断してたらすぐ太るぞ。

※単行本打ち合せ 談之助一家と食事会

朝8時45分起床。
入浴、歯磨、洗顔如例。
9時朝食、二十世紀梨に巨峰。
スープ代わりの茶わん蒸し。

ビルマの日本人ジャーナリスト射殺事件だが
http://www.myanmarplg.com/basic/arrival.html
↑によると、ビルマ(ミャンマー)に入国の際は報道関係者は
「取材活動をしないという誓約書が必要になります」
なのだそうである。誓約に反して取材していたので射殺した、と
開き直られる可能性もあるか……。
私は闇雲に民主化を叫ぶのもどうか、という考えなのだが、
これに関しては場を改めて。

午前中、打ち合せ用の資料をいろいろ。
昨日に続きニコ動、
http://www.nicovideo.jp/watch/sm1054348
『The Call of Cthulhu : クトゥルフの呼び声』予告編。
YouTubeにもあるが、上げた人間の解説がこちらの方が親切。
サイレント映画を模して作られたインディーズ映画の予告編
だそうだが、私のような古い映画ファンにはたまらない作り。
実際にサイレント時代に作られていた映画が最近になって発見
された、という“設定”もクトゥルフ的である。
「サイレントにすることにより、人間には発音できない言葉の
心配が要らないと言うメリットがある」
という説明には笑った。

明日の集合時間などを参加メンバーに配信して、
1時半、地下鉄で新宿に出る。
伊勢丹をちょっとチェック。
長野へのおみやげ物色。それからサブナードで昼飯、
豚丼の店でとろろ定食、まずかぁないが、という代物。
大学時代、このサブナードにうまいスパゲッティの、
カウンターだけの店があって、そこのタラコスパゲッティが
定番だった。たった5〜6席しかないカウンター席で
あの当時サブナード全店の売り上げ2位だかを誇っていた
という人気店だったが、たった一人でやっていたマスターが
フライパンの振りすぎで腕を痛めてから徐々に休業が多くなり
やがて無くなってしまった。あのヒゲのマスター、
まだ元気だろうか。

事務所に寄って荷物置き、すぐに時間割でB書房打ち合せ。
最終的な会議を通ったので、あとはどういう形式にするか
の具体的な打ち合せだが、考えるところをしゃべったら
編集のNくん、
「それをテープ起こしすればそのまま第一章になりますよ」
と。とはいえ、出版予定はかなりタイト。

そのあと、流れで現在の書庫状況を話したら、
次の本の企画もほぼ、固まってしまった。
なんで書庫状況を話したかというと、第一章腹案で
引いた本の中の文章、さてその本がどこにあるか、
かなり不安になったためであったが、打ち合せ終わり、
事務所に帰ったらエアコンの前にほら、とばかりに
置かれてあって、安心したというか幸運に驚いたというか。

幻冬舎Yさんとメールやりとり、こっちの提案に
「わー! すごく、すごく面白そうですね」
と好反応。あと、雑原稿。

6時半、切り上げてオノとタクシーで新中野。
談之助、奥さんと息子Yくんとの食事会。
仕事で遅れてマドも参加。
先日の豚の会の話、明日の花火の話、
辛いもの談義など。
Yくんの笑顔が非常に評判。

料理は鰻、エビすり身などのパン巻き、豚肉揚げ、
茶わん蒸し、蝦のかきあげなど。
茶わん蒸しはYくんお気に入りらしく、一人前すっかり
食べてしまったが、それでも足りないらしく、
ベビーフードをひと瓶ぺろり。
成長するということはその原料を必要とする、と
いうことであるなあ、と再確認。

明日は早いというのに酒をガブガブやって、
12時近くまで話し込んでしまった。
マドは原付で来たので、母の室の玄関に置かせてもらう。
自室で明日の荷造りなどをざっとする。

Copyright 2006 Shunichi Karasawa