裏モノ日記

裏モノ採集は一見平凡で怠惰なる日常の積み重ねの成果である。

17日

火曜日

マツケントッシュコンピューター

暴れん坊パソコン。

※電話インタビュー 『DVDデラックス』コラム

朝8時起床、入浴。
雨もよい。台風は去っても梅雨は去らぬか。
水不足を心配していた一ヶ月前は何だったのか。

9時朝食、スイカ、ネクタリン、リンゴ。
自室にもどってメールチェック。
創出版のK女史が退職、というメール。
ちょっと驚く。

田にも仕事関係メールいろいろ、逃避々々。
南カリフォルニア大人間オーケストラ部による
『We Do(ストーンカッターズのテーマ@シンプソンズ)』。
http://www.youtube.com/watch?v=FaBYwXP0Nv4

このあいだ新連載企画を頼まれた某誌用に資料まとめて、
編集のTさんにメール。すぐ返信。
ついでに、というわけではないがインタビュー記事で抜けて
いたコメントをひとつ、返信の返信で書いて送る。

雑用仕事、忙しくて昼食がとれず、一食抜く。
さて出かけようとしたところで電話、
M社某週刊誌、久しぶりに電話コメント仕事。
一万円札バラ巻き事件について。
前々担当のMくんから回ったものらしい。
Mくんと言えば、携帯の発信履歴を調べていたら、
電話していたことがわかった。
用事があったわけではないし、記憶にないなあ、と
思って思いだして、アッと思った。
この携帯に変えてまもなく、某所に電話しようと
思い、間違えてダイヤルをプッシュしてしまい、
あわてて切ったことがあった。
その間違えた番号が、偶然Mくんのだったのだ。
間違い電話をかけることはまあ、あっても、それが偶然
知り合いの番号だったというのはちょっと西手新九郎。

コミックボンボン休刊。
マイミク日記でそれを取り上げる人の多いことに驚く。
やはり一時代を作った雑誌だった。

事務所に顔を出す。
札幌の豪貴からメール。
“唐沢俊一さんを探しています”というタイトルのメールが
来たという。実家にこういうメールが来るのはたいてい
クラス会の名簿つくりだったりするのだが、
なんとイギリスの民放テレビの制作会社から。
ドキュメンタリー番組を作るのに協力してほしいという
まだ正体不明の仕事。それはいいのだが、
実家に私の連絡先を教えて欲しいというのは
情けない。実家のサイトは探せても私のサイトは
見つけられないというのはどういうリサーチ力か。
007の国なのに。

4時、時間割、『創』対談。
Kさんとバーバラがいる(メールで、Kさんの後任には
バーバラが当たることになった)。
転職先が大手なので驚いた。
送別会をせずばなるまい。
やがて岡田さんも来て、オタク清談。
『サイゾー』のオタク老害記事の話を岡田さん、する。
てっきりオタク老害というからわれわれのことを
指しているのかと思ったら、東浩紀氏たち、
“エヴァ引きずり世代”のことだとか。
ついに第三世代からの第二世代叩きが始まる時代か、と
やや愕然。

対談終えて帰宅、『DVDデラックス』原稿。
1959年の実話雑誌をネタに。
“5年後に迫ったオリンピックで来日する、金と精力の
有り余っている外国人たちにより、第二の混血児問題が起こる
のは必定!”というような被害妄想的な記事があって面白い。

書いているうち、気圧の変動のせいか、胸がキューッと
締めつけられるような心持ちになってくる。
あわてて救心をのみ、水分とってしばらく休む。
楽になったので、今日はもう切り上げようと、東北沢
『和の○寅』。お中元でもらった、“世界の塩”というのを
持って行く。

ちょうど入ったところというハシリの
マツタケを賞味する。
中国産なので安いというが、それでも大きさ、形、香り、味と
四絶。しかしどうにも体力なく、最初は息もタエダエと
いう感じで食べていた。酒を焼酎(“悪の美学”という凄い
名前)に切り替えたところで元気が出てきて、グラス数杯
おかわり、〆に茶漬けまで食べて帰宅。

Copyright 2006 Shunichi Karasawa