裏モノ日記

裏モノ採集は一見平凡で怠惰なる日常の積み重ねの成果である。

23日

日曜日

人生MDMAだ、これからだ

「押尾くん、合成麻薬使ったからって人生終りじゃない!」(地井武男・談)

※帰京 ホルモンの会

朝8時起床。
陽は刺さない部屋だが、室温その他まことに快適、
惰眠をむさぼる。

そのときの夢。
私がまだ若い頃、飛び込みでピンのお笑い芸人のコンテストなど
に出ていて、そこで不思議な芸人に会う。やはりピンで奇妙なしゃべり
ギャグを言うのだが、それが毎回同じギャグで、ただ言い回しなど
だけが微妙に違う。どこのコンテストでもハネられていたが、私は
それが妙に気になり、数年後、地方に引込んでいた彼に連絡をとり、
あなたのDVDを作りたいのだがと申し出る。
彼はそれを了承するが、一切自分は顔を出さず、ただ素材のみを
私のところに送るので、勝手に作ってほしいと言う。
やがて発売した彼のDVDは口コミで話題が広まっていき、
隠れた大ヒットとなる。だが、彼はマスコミの取材もテレビ等の
出演依頼も全て断り、ただ、一ヶ月に一本、新ネタ(ほとんど同じだが)
が送られてきて、DVDはもう十巻以上出ている。私はその最新巻を
手にしながら、果たして彼はまだ存在しているのか、ギャグだけが
自己増殖を繰り返しているのではないか、というような思いにふと、
かられる。

シャワー浴び、9時半チェックアウト。
札幌の方角がもうほとんどわからぬ、非札幌市民に
なってしまっていることに気付き、愕然。

さっぽろ駅地下街のカフェ・クロワッサンというところで
ベーグルエッグサンドとコーヒーの朝食。
それからすぐ、スカイライナーで千歳空港へ。
すでに指定席が満席で自由席切符しかとれなかったが、
何とか座れたのはラッキー。
何回かこの窓外の風景を父と一緒にながめたことを思い出す。

空港で自動チェックイン、一便早められるというのでそれにする。
空港でラーメンを儀式みたいに啜り、K子へのおみやげ買って
帰京の途へ。この時期は飛行機も新幹線も子供多くて
五月蝿し。

3時東京着。リムジンバスで新宿まで。
用心して今日は服薬せず。バスの中で催したら大変である。
京王デパートでちょっと買い物して帰宅。

家ででんたるさんに昨日のお礼をメールし、日記を
つけていたら、談之助さんから例の件につきどこかで打ち合わせを、
と言われる。じゃ、焼肉行きましょう、と幸永で。
二人で幸永というのもナンなので、しら〜さん、Iさん誘って
7時に。

はれつさんからこないだメールあり、乾恭子ちゃん、最近めっきり
たくましく(精神的に)なり、輝いてきたとか。
成長した姿を早く見てみたいもの。

7時幸永、打ち合わせはすぐ終り、後は雑談。
酒井法子事件のこと主体。芸能界とヤクザのからみについて。
久しぶりに極みホルモン、桜ロース、豚足、冷麺とフルコース
行くがホッピーがぶがぶやったせいか途中で記憶なし。
記憶甦ったときにはIさんと二人、なぜか幡ヶ谷の居酒屋で話し込んでいた。

いろいろ情報聞く。以前知っていた某女性の行状の話を聞いて、
実に実に暗い気分になる。
そこまでどうしようもない奴だったとは。
今年聞いた中で一番しょうもないニュースかも。
ナンだかなあ、という、全てがバカバカしくなるようなもの。
タクシーで帰宅、メールのみチェックして、ベッドにもぐりこむ。

Copyright 2006 Shunichi Karasawa