裏モノ日記

裏モノ採集は一見平凡で怠惰なる日常の積み重ねの成果である。

10日

月曜日

アンモニアベーロシャノー

窒化真言。

※フィギュア王原稿 朝日新聞インタビュー ピカード艦長歓迎会

今年初めて暖房をつけたまま寝る。
7時頃に一度目を覚まし、再度寝たときに夢、二本。
一本目は和風旅館のようなテレビスタジオにいる。
年末番組を一緒に撮る大友恵理ちゃんは別番組の撮りに入っていて
それが長引いている。彼女の体が空くのをほぼ一日、
夜中まで待っている。やっと撮影が終ってアーバンのみんなが
帰ってくるが、届いた荷物(すごく大事なものらしい)の方に
みんな気をとられていて、打ち合わせが出来ない。

もう一本、これも和風旅館、それも地方の凄まじく鄙びた宿。
親戚旅行で、十数人の子供たちまで連れた旅行。
小野伯父が自分の一代記を子供たちに語っているのでやめさせる。
どこかに食事に出る予定だったが、この旅館の料理が
案外おいしそうだったのでそっちにする。
刺身や焼き物に新鮮な土地の魚介類がたくさん使われているが、
ウチワエビが、体の後部の殻を剥かれ、茹でられているのに
頭部がまだ活きていて、よたよた逃げ出そうとしているのを見て、
食欲がなくなる。
実際の私は、そんな状態を見てもウチワエビならよだれを垂らして
食べてしまうだろうに。

9時半、朝食。
昨日の日本シリーズの結果で読売の歯がみした記事が楽しみ
だったのだが、新聞休刊日だった。
バナナジュース、巨峰、青豆スープ。

日記つけ、フィギュア王原稿。
13時までに書き上げて編集部とイラストのK子にメール。
送ったあと、読み直してみたら一個所、文がつながらぬ
部分あり、あわてて訂正したものを再送。
昼の弁当はサーモンフライ、まことにまことに美味。
鮭という魚、ときおり天下一の美味ではないかと思えること
あり、徳川夢声が『戦争日記』の中で、食べた鮭のあまりの
美味さに思わず鮭を讚える歌を作ったという下りがあったと
思うが、まさにそんな感じ。

朝日新聞から電話。
いつもの文芸部ではなく、オピニオン部というところからで、
田母神空幕長の論文について語って欲しい、という。
なんで私にそんなの、と思ったら、陰謀論がらみで、と
いうこと。なるほどと思ったが、明日にインタビューを
という。明日は朝から大阪なのでダメである、今日これから
ではと言ったらそれでいいというので、S崎くんやハッシーとの
打ち合わせを後にズラしてもらい、そこでインタビュー受ける
ことにする。

新潮社から今度は電話、ゲラの確認を今日じゅうにというので
渋谷に出る。ゲラに赤を入れて返送、何度か電話でやりとり。
荷物なども受け取る。
通販生活からのFAXを見て、ちょっと驚く。
以前の日記にも書いたが、二年前くらいに通販生活の企画で、
新式の抱き枕(オタクなやつでなく安眠目的の)をデザインして
メーカーに製作してもらい、発売した。
発売当初はそこそこ売れたが、その後は月に一個か二個くらいの
売上。ただ、制作にあたったメーカーが販売契約の継続を言って
きたので、別に反対する理由もないので続けていた。

ところが先月の売上報告を見てビックリ。いきなり350個以上が
売れた。ちなみにその前の月は3個だよ。
ロイヤリティは一個につきウン円だから大したことはないが、
しかしこのいきなりの販売数増加はどう言うわけか。
ひょっとしてひそかな抱き枕ブーム到来か?

そこからとって返し中野。
パチンコ店の二階の喫茶『ノーベル』へ。
事務所移転のダンドリ打ち合わせ。

30分ほど話して、中野駅で朝日新聞O氏ひろい、
『ノーベル』の別の席でインタビュー。
1時間ほどになる。

今日は打ち合わせの他、大阪から来たピカード艦長さんとの
飲み会も兼ねている。インタビュー後、艦長に電話したら
「実は今、同じ店内にいます」
とのこと。偶然だが、中野で待ち合わせということで、
早く来てしまったのでこの喫茶に入ったらしい。

近くのそば屋でハッシー、オノ&マド、S崎くん、
そしてピカード艦長。
マドから明日、TEN−Qさんに渡すDVDを受け取る。
ハッシーとピカードさんは初顔合わせだったが、
共通の友人の話から盛り上がり、ハッシーもオノも大爆笑。
すっかり意気投合して、ブリックまで飲み通した。
明日が早いのに12時過ぎ帰宅。

Copyright 2006 Shunichi Karasawa