裏モノ日記

裏モノ採集は一見平凡で怠惰なる日常の積み重ねの成果である。

25日

水曜日

紀香そるか

さてこの離婚、吉と出るか凶と出るか。

※書評原稿 『二人の主人を〜』2日目

朝6時に目が覚めたが、ゴホゴホゼイゼイが再発して
そこから先、寝られず。ひどい目に会う。
やはり昨日でだいぶバテが来ていたか。
とはいえ、さる件でちょっと昨日一日、心配の種だったことが
寝床の中で携帯メールを見ていたら解決していて、
ちょっと安心する。

携帯でこれまではミクシィだけ、見られるようにしていた。
メールまで携帯で見ると、携帯中毒になってしまうのではないかと
心配だったのだが、仕事上の都合でやむなく携帯も見られるように
昨日、設定した。案の定中毒になって、暇があると携帯をチェック
しないではいられなくなった。やんぬるかな。

ゴホゴホ続き、寝られず。
9時半、母の室へ。
朝食時、ルミンを一粒、多めに服用。

原稿資料に、DVDで小人プロレスを見る。
現代書館『笑撃! これが小人プロレスだ』(高部雨市)
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4768469906/karasawashyun-22
の付録である。1980年の試合(プリティ・アトム、天草海坊主、
リトル・フランキー、ミスター・ポーン、隼大五郎ことスモール・
ブッチャー、それにアメリカの黒人ミゼット、ハイチ・キッドの
豪華六人タッグ)の完全収録だが、これがわずか30年弱前には
ごく普通に見られていた、という事実にちょっと異様な感動を抱く。
タイム・スリップというよりは次元の隙間に落ち込んでしまった
ような感じである。
これが見られないことが普通になってしまった現代の異常性に、
私もいつの間にか慣らされてしまっていた。
ちなみに解説は故・ジャッキー佐藤、ゲストが女優の松岡きっこ
(大の全女ファン)。これも時代。

原稿書き上げて送り、4時半、家を出て下北沢。
5時、ネタ直し。ハッシーが風邪(インフルか?)でちょっと
体調不良とのこと。乾ちゃんとのからみ、麻衣夢とのからみ、
NCとのからみを稽古。

コンビニに行き、ちょっとアレ? という経験、というか発見。
大したことではないが、何だかちょっとうれしかった。
メールで、28日の演芸会のことの連絡、多々。

で、夜の会。
セリフももうみんな大体確定、ただしNCなど、スッとばす
ところも確定。実に楽しそうにみんな、古典を解体している。
やはり乾きょんの存在感、大きい。

私は自分の演技願望を演劇にかかわることで満足させているが、
しかしきちんとした演技の素養はないし、第一稽古にそんなに
足を運べない。今回の人形の声での出演は、裏での演技とはいえ
ナマで、稽古なしで台本読みつつ、しかしアドリブもそれなりに
必要で、という、非常に仕事に差し障りのない参加で、
面白いし楽しい。これをスタンダードな参加形式にしたいくらいだ。

ハネて挨拶、体調不良のハッシーはオドロクベキ勢いで
姿を消したので、私も手持ちぶさたで帰宅。
閉店間際のサントクで豆腐と油揚を買い、重曹を加えてミニ豆乳鍋
にして、ホッピー2ハイ、マッコリサワー2ハイ。
酒のお供はクラシックSF、と、『宇宙戦争』(パル版)と
『禁断の惑星』。どちらも展開がゆっくりなのが酒飲みながらに
適している。今の映画はテンポは速すぎて、酔うとついていけない。

Copyright 2006 Shunichi Karasawa