裏モノ日記

裏モノ採集は一見平凡で怠惰なる日常の積み重ねの成果である。

3日

火曜日

アニマルタメ口

「親父、気合だよ」(京子・談)

※『ナイスQ』インタビュー 『ラジオライフ』原稿

朝9時半起床。
寝不足気味では当然あるが、呼吸その他に支障はなし。
気管支炎が慢性化したとか、喘息になったとかいうことは
ない模様。

朝食、バナナジュース、コーンスープ。
コーンスープ濃厚で結構。
情報では今夜は雪になるというので、ベランダの段ボール群に
かけてあるブルーシートを補強する。

高嶋ひとみこと幸田尚子ちゃんからメール。
近メシの約束したら、すぐ空いているスケジュールを送ってきた。
中村容子ちゃんからもメール。
女優さんから別個に連続してメールもらうというのもあまり
ない経験。
そう言えば、山田監督の夕張映画祭での『妖怪くノ一大戦争』
上映は満員の盛況だった模様。

昼はサバ塩焼き弁当にけんちん汁。
食べて日記つけなど。
先日紹介された某社に、挨拶メールを送ったら、
すぐ返事が来て、それからこれで、今月内に打ち合わせをする
ことになる。瓢箪から駒、だったらうれしいが。
血が胃にいったせいか、あるいは気圧か、寝不足によるものか、
急激な睡魔に襲われ、少し横になってグー。

起きだして、3時、急いで新宿へ。
TBSラジオ『ナイスQ』インタビュー。
『らんぶる』前でライターのKさん。
実は、新宿へ到着した時点では、打ち合わせは『珈琲西武』の
方だとばかり思い込んでいて、直前に電話あって初めて
『らんぶる』の方だと気がついた。危ないところ。

しかし、ラジオのコメント収録にらんぶるはずっと音楽が
流れていて、ちょっと不向きではないか、と思う。
インタビュー自体は、向うが想定していた答をいい意味で
裏切る、かなりのへえ度をあげられる回答をサービスできて
よかったが、やはり録音のバックに音楽がかなり大きく
流れ、これでは編集ができないということになり、
収録当日に直に電話で答えることになる。
このあいだもそうだった。
ある意味、学習してほしいな。

インタビュー中、すごい怪しげなオーラを感じてそっちを見たら、
入って来たのが康芳夫。おー、と思っていたら、
さらにタイガーマスクおじさんまで。
カラサワシュンイチと康芳夫とタイガーマスクおじさんが
一つ屋根の下に揃っているというここはどういう怪しげな空間か、
とちょっと笑い出しそうになってしまった。

帰宅して、さて、と原稿にかかる。
ラジオライフ11枚。
5時半から、9時45分までかかって完成。
一時間3枚弱。病み上がりにしてはまずまず、という感じか。

夜食の準備。
こないだ作ったタコのギリシア風マリネ、も少し本格的に
作ってみたくて再チャレンジ。子ダコの茹でたのの半身が
サントクにあったので買ってきて、サイの目に切る。
黒オリーブ、ミニトマト、ベビーリーフ、繊切りのシソなどを
加え、おろしニンニクと胡椒をたっぷり、それに塩、風味付けに
ホンのちょっとだけ醤油を加え、オリーブオイルとレモンの絞り汁を
たっぷり。これをかき混ぜて出来上がり。
いやあ、前回とは比べ物にならない仕上がり。
これとパンとワインがあれば、充分にしゃれた夜食となる。

DVDで『刑事コロンボ・別れのワイン』。
コロンボものの中で一、二を争う人気エピソードだが、
犯人の追いつめ方がちょっとまだるっこしい気もしないではない。
監督のレオ・ペンはショーン・ペンの親父さん。
犯人役はドナルド・プレザンスは説明の要もないだろうが、
殺される弟の役のゲイリー・コンウェイも『巨人の惑星』などで
日本でもおなじみの顔。ワインを心から愛し人生を賭けた兄・
プレザンスと、享楽派で所詮はワイナリー経営も人生を楽しむ
ための金をもうける手段、とドライに割り切っている弟・コンウェイの
対立が事件の発端だがこのコンウェイ、何と現在は俳優を半ば引退し、
カリフォルニアでワイナリーの経営者になっているという。
本来は兄の役を演じるべきだったのだ。

さて、メシも食いDVDも見終わり、寝るかと思っていたところに
電話。誰かと思ったら親川からで、中野で会社の人間と飲んでいるうちに
終電を逃してしまったので、泊まっていいかという。
いいよ、と答えて毛布を用意。
すぐ、かなりごきげんでやってきたが、来たからにはまだ飲む
だろう、とマッコリサワーで乾杯、いろいろとまた昨日の続きみたいな
ことを話す。やってみたいコント、組んでみたい役者のことなど
いろいろ。結局、4時近くまで飲み続けてしまった。
2日続けてである。バカだねえ。ま、楽しいことは楽しいが。

Copyright 2006 Shunichi Karasawa