裏モノ日記

裏モノ採集は一見平凡で怠惰なる日常の積み重ねの成果である。

17日

火曜日

きょうのロリ

♪ちゃっちゃかちゃかちゃかちゃっちゃっちゃ〜
「はい、NHK『きょうのロリ』は、つるぺた小学生のTバック風です」

※X社打ち合わせ 『二人の主人を〜』稽古

今日の夢。
友人が家に来て、一緒に飯を食っている。
その友人が、なにげなく
「今日は何時までいられるんだ?」
と訊いてくる。12時までは大丈夫、と答えかけて
「ここは俺の家じゃないか」
と言うと、相手は気がついたか、という風にニヤニヤ笑っていて、
まったく油断も隙もないな、と思う。

もう一本、友人に、妻の浮気が原因で離婚する、と
こっそり打ち明けられ、驚く。
イヤだったのは、夢の中の自分が、気の毒と思うより
他人の不幸嬉しさに目を輝かせて
「それで? ふん、それで?」
と身を乗り出して聞いていたこと。
人間性の悪さをこんなところで露呈してしまうとは。

9時、起床。半までグダグダ。
朝鬱甚だし。朝食の席で母にハッパかけられる。
自室に戻り、熱い風呂につかったら回復。
やはり季節の変わり目がマズいのか。

楽工社原稿を書く。
テーマ的に通底するもの二冊を。どちらも、以前に日記で
取り上げたものなので、それを元にして書き改める。
都通で担当のMくんから状況伺いの電話が入ったが、
4時には何とか書き上げてメール。
その楽工社の、別口で進んでいる企画で、ちょっと驚いたメール。
前からそんな噂はあったけど。

昼食はドライカレー。母の自作で、タケノコの微塵切りが
入っているのがサクサクして食感よし。
メールしたあと、家を出て、中野坂上から大江戸線で
大門まで。

大門にある大手某社。
こないだ名刺交換したAさんと新企画打ち合わせ。
向うから打ち合わせを、と声をかけていただいたのはまことに
ありがたい。
行って見ると、会議々々で社内がゴッタ返している模様。
Aさんと運良く出会え、会議室に通されたら、なんと古館プロジェクト
のYさん、いた。別件で打ち合わせに来ていたらしい。

改めて、X社のHさん(と学会のファンだとのこと)引き合わせて
くれて、社の事業の説明を受ける。
なるほどなるほど。ざっと見て、企画出せそうな部分について、
Hさんの説明聞く。
ああだこうだと話すうち、二本ほど、これならば、というような
ものが、どちらからともなく提案されて、次までにちょっと
まとめておきましょう、というようなことに。
何とか前向きに話が進んでホッとする。

Hさんはさいばらりえこの漫画で私を知り、と学会を知ったとのこと。
その漫画が乗った単行本を持ってきて、サインを求められたので
少しテレながらサイン。

7時、では近々にまた、と挨拶して別れ、地下鉄で新宿、
丸ノ内線に乗り換えて新中野。
家に戻り、頼まれた衣装を持って、またまた丸ノ内線で
荻窪まで。
天沼会議室のルナティック『二人の主人を一度に持つと』の
稽古場に陣中見舞い。乾ちゃんと麻衣夢にはホワイトデーの
お返しを。乾きょんに、私物の衣装を貸す。

『二人の〜』は、ルナ初めてのコメディア・デラルテ劇。
古典なのでセリフが多く、しかも長い。
面白いのは、パンチ&ジュディ劇の人形と今回は共演という
仕掛けで、じゅんじゅん&あゆみの新人二人は人形(朝日書評委員
の久田恵さんの劇団からお借りしたもの)操演。

私はこの人形の、パンタローネの声をやる(ドットーレ役は
渡辺克己さん)。最初は代役でもやしがやっていたが、
稽古の最後でちょっと代わってやってみる。
なにやら、ひょっこりひょうたん島をやっているようで非常に
面白い。それこそ大オーバーアクトが出来るのが魅力。

9時半、稽古終って、荻窪の白木屋でハッシー、岡っち、
琴ちゃん、T田くん、乾きょん、麻衣夢と一緒に飲む。
話題いろいろ。T田くんとは、今度彼がアルバイトする某社での
企画の話も少し。
明日、ハッシーたちはテレビのリハがあるという
ので、今日はホンの一杯、というつもりが、やはりつい、
長くなる。二軒目までつきあって、2時。
タクシー、少し迷った末に何とか帰りつく。

*パンタローネ人形。久田恵さん作。

Copyright 2006 Shunichi Karasawa