裏モノ日記

裏モノ採集は一見平凡で怠惰なる日常の積み重ねの成果である。

28日

日曜日

ぼくちんの午後

ぼくちん、オナるんだもーん(ニジンスキー・談)
http://homepage2.nifty.com/weird~/bokusin.htm

※『ホラリオン』大閉演祭

9時半起床、朝食。
アサツーデーケーから電話、原稿〆切早まって明後日の午前中までに
欲しいとのこと。舞台だ公演だと言っているうちに仕事の方もどんどん進む。
11時家を出て下北沢。
今日で終りか、と思うと下北沢の光景、感慨深し。
すっかり“自分の街”になってしまった感あり。

母の作ったオニギリ劇場に持って行くが、かずえちゃんが
はふーはふー言いながらラーメン食べているのに影響受け、
カップ味噌汁(青のりとワサビ)をコンビニ買ってきてそれで食べる。
私の出るスペシャルバージョン稽古。
ゾンビの一員として出て、ただ座ってるだけだが。

またまた場内整理。
90人以上の客を入れる。
QPさん、なまこねこさんら、何度も来てくれていて有り難し。
で、開演。調光室の隣通路で見る。
とちりまで神様降りてくるハッシーとコトエちゃん。
もちろん、NCとあゆのコンビも絶好調。
「こんなオモシロイ芝居とは!」
と新たな発見も。
麻衣夢のロマネチェンコもバリバリ関西弁で、本田みずほさんとは
また別の“異物感”出すことに成功している。

私の特出、乾きょんが私の方を見て
「このボウシ、誰?」
とやって大受け。見事に千秋楽を大拍手で〆る。
すぐに閉演祭、出演者たちがそれぞれ今回の舞台での思い出の品を
プレゼントする。
テリーはなんとフレディ役の鉄の爪をプレゼントしていた。
私は毎回、変えていたシャツのうち、ブラックプロイテーション映画の
柄のやつをプレゼント。

終ってバラシ始まる中、私は送らねばならぬ原稿あるので家へ。
原稿はすぐ送ったが、他に関係者へのお礼メールなど。
また劇場へトンボ帰り。
酒はあるがつまみがそうないので、近くのコンビニで仕入れ。
一カ月、お疲れでした、の乾杯。
オノ&マド、しら〜さん、T田くん、はれつ氏。
声優ナイトの声優さんたち、木原さんも来て盛り上がる。
T田くんの撮った写真、非常にいい出来。

10時、文福へ。NC、松下あゆの父娘コンビと女性ばなし。
早さん得意の雑炊を麻衣夢や佐藤歩ちゃんなどといただいたり、
木原さんの持ってきた魔除けのお神酒をいただいたりするが、
さすがに連日連夜の飲み会の疲れ出たか、1時過ぎくらいで
眠くなり、松下あゆみに膝枕して寝てしまう。
起きたらハッシーが、何か不機嫌なことあったらしくフテ寝。
そこに文福の店長が来たので、佐々木がハッシーに
「ハッシー、グラス持って持って」
とすすめ、
「はい、ルのつくもの」
とフると、ハッシー、
「ルネッサ〜ンス」
とやるので、
「ルナティックじゃないのかよ!」
と、みんな大爆笑。もちろん、ハッシーの機嫌をなおすための
佐々木テリーのアドリブである。

4時半、ほの明るくなった下北沢を歩き、ハッシーとタクシーで
帰宅。一カ月のキチガイ沙汰、今日で終りかと思うとつくづく寂しいが
2月の再演、来年の大企画という、先への希望がつながった
ことを思うと、これは始まりの終りであって、決して終りでは
ないのだな、との思い新た。

Copyright 2006 Shunichi Karasawa