裏モノ日記

裏モノ採集は一見平凡で怠惰なる日常の積み重ねの成果である。

24日

火曜日

真夜中のキタ━━━━(゚∀゚)━━━━ッ!!

 深夜チャットにギター弾きさんキター。朝6時半起床、寝床読書などいろいろ。気圧朝から乱れまくり、壮絶な鬱。つらい一日になりそうだが、これでいつでもかつでも同じ機嫌というのもつまらないかも知れない。多少不機嫌だったり落ち込んだりと いう変化があった方が少なくとも日記を読み返したときに面白い。

 入浴、少しミクシィやって朝食、アメリカンチェリーとセロリスープ。『薔薇族』伊藤文学氏より、対談について挨拶の手紙。ご丁寧に、と恐縮。この件につきスケマ ネから連絡あり。内容を伝える。 咳をしても一人、とかつぶやきながら出勤。早めに出たのは今日、一時からTBSが使用資料返却にくると思いこんでいたからだったが、カン違いで明日であった。ま ずはミリオン出版の実話ナックルズ『カラサワ猟奇堂』原稿七枚。 昼食(納豆にキムチキュウリ、アサリ汁)とってさらに書き継ぎ。肩がバンバンに張り、目眩がしてくるがかまわず書く。体調悪くて鬱のとき、これやると逆にアドレ ナリンが出るらしい。

 FRIDAYコラム続けて一気にアゲ、筆がとまらなくなって、本来明日〆切のはずのGBまでアゲてしまう。反動で躁になったか? もっとも目眩がひどい。パソコンのモニターがクラクラして二つに見えたりした。メール、BSアニメ夜話から。収録日に別の予定がすでに入ってしまっていたのだが、なんとか調整の結果、収録時間を早めてもらえたようだ。個人的都合で収録の方を都合してもらい、申し訳なし。今 回は三夜連続のうち一夜のみの出演であったのも幸いした。

 あと、と学会員の中京大明木先生からMLで週プレの連載お褒めいただく。と、いうか、あの中国UFO事情の記事に先生が関わっていたとは知らなんだ。業界は狭すぎる。ちょうど先生にはこちらから某件お願いの儀これあり、のところだったのでタ イミングよし。

 日テレ『世界一受けたい授業』から、先日の収録にちょっとNGワードあり、録りナオシお願いできませんかという件。明後日のスケジュールをちょっといじって時間 つくる。その旨、すぐスケマネに連絡。

 Web現代Yくんから、FRIDAYの原稿、こっちに届いたので転送しておきました、のメール。なんで間違ったのか、さっぱり思い当たるところなし。やはり気圧のせいでホントに神経冒されているのか。確かにミリオンからもGBからも、原稿中に意味のよくとれない箇所があった、と問い合わせ来る。単なるウッカリだとは思う が、こう連続だと躁状態の症状であることは確か。

 コピー機の不調の修理にビジネスキングSくん来。ひさしぶりだったが、若社長から社長、という感じになっていた。彼ともまだ私が参宮橋のアパート住まいだったころからのつきあいである。お互い歳をとった。勤め人はしかし、定年という、先に人生の折り返し目標がある。それまでは十年一日、二十年一日でかまわないが、私のようなフリーはそれでは生きてるカイがない。どんどん新しい世界に足を踏み込んでい かねば。

 ゲラ戻し、FRIDAYともひとつ。ここらで窓外を見るに、雨。しかもかなり激しく。これ以上仕事すると体か頭のどちらかが壊れる、と判断して仕事中止し、タクシー拾って(ちょっと苦労したが)新宿へ。サウナとマッサージ。汗さんざ流しながら沈思黙考。やや、落ち着く。おばさんのマッサージ師さんに揉んでもらう。肩の関 節が痛いのなんの。剣山を当てられているが如き痛さ。

 9時、帰宅。パイデザ夫人めぐみさんの誕生祝い。亭主の平塚くんとI川さん。イワシ紫蘇揚げ、イカと貝とエリンギの炒めもの、ほほ肉のシチュー。人物月旦ひとし きり。
「練習で延びる者はいない。実戦でしか人は延びない」
 という某野球コーチの言葉が印象的。

 プロジェクトXをテレビでやっているが、淀川高校の抗議で打ち切り説も出ている とか。
「退学者は毎年80人」
 というナレーションが事実と違い、
「多くて70人」
 というのが、うーん。I川さん持参の十年もの泡盛古酒、うまくてつい、過ごしてしまう。ちょっと鬱散じにはなった。

Copyright 2006 Shunichi Karasawa