裏モノ日記

裏モノ採集は一見平凡で怠惰なる日常の積み重ねの成果である。

6日

月曜日

業界ばなし収集

 朝食、アボガド半個、ライチ、カフェオレ。週刊ポストの映画評原稿。パソコン不調で、日記のアップがなかなか出来ず。2時に平塚くんに来てもらって、調子を見てもらう。

 G舎からメール。『原子水母』発売3日で重版決定。結構々々。睦月影郎さんの『ケンペーくん』も重版だそうな。要するにこの二冊は、書店の文庫コーナーとマンガコーナーの両方に置いてもらえるので、売れ行き速度が早いのであろう。

 そのG舎の2月発売の文庫(自作のアホらしレディースにツッコミを入れるというヤツ)用の原稿に目を通す。絵へのツッコミはK子にまかせて、こっちは総論で原稿書く方が面白くなりそうである。昼はゆうべの鴨スープの残りにソウメンを茹でて入れ、鴨温麺。

 鶴岡から電話。他に電話するところがないのか。マイナーからメジャーにそろそろ移行したいらしい。いろいろとレクチャーを与える。実行できるかどうかは別問題だが。その最中、角川文庫から電話。姫野カオルコの文庫本の解説依頼。そう言えばカオルコ女史にもごぶさたである。以前は夜中にいきなり電話がかかってきて
「担当の美形の編集者と食事をして、ダンスまでして、それなのにそのまま家に私を送って何もせず帰ってしまったんです。大変失礼なシウチだとは思いませんか」
 などと申し立てられて往生したものだが。この人も見事にマイナーからメジャーへと変身をした人だな。

 目録買いした古書店から、注文本届いたり、FAX来たり。だんだんまた古書の虫がウズいてきた。

 岡田・眠田両人にスケジュール確認とり、2000年2月23・24の新宿ロフトプラスワン、オタクアミーゴス公演ほぼ決定。詳細は後にイベント告知欄に。

 6時、曙橋井上デザイン事務所。S舎Tさんと、来年初夏発行予定の単行本打ち合わせ。新傾向のものをちょっと実験してみるつもり。あと、『月光』の億泰娘、美好沖野さんの原稿をちょっと読んでみてください、と渡す。偶然、なをきから井上デザインに電話あったので、G舎増刷の件、話す。E社のカバー稿も見せてもらう。これまでの私の著作ちゅうでも一、二を争う派手さで、喜ぶ。

 それからまさ吉へ移動。K子、井上事務所のメンバー加えて総勢6人。手塚さんに新ガロの話、春菊の話、松沢呉一の話など聞いて大盛り上り。春菊の件、聞いてみなければわからんこともいろいろあるなあ、という感じ。松沢の件は思った通りの男であるなあ、という感じ。焼酎お湯割りかなりいった。イワシシソ揚げ、納豆シソ揚げ、牛すじ煮込みなどなど。ここの自家製ウリキムチがお気に入り。

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