裏モノ日記

裏モノ採集は一見平凡で怠惰なる日常の積み重ねの成果である。

21日

水曜日

トトラ・トラ・トラ奇襲のダンス

機銃撃ち撃ちラッタラッタラッタラ。

※晋遊舎対談、幻冬舎打ち合わせ、あぁルナ稽古

朝8時半起床。片頭痛続くが病院で半日つぶせるスケジュールがしばらくない。麻黄附子細辛湯のむと一時的だがなおるのでそれでしばらくつなごう。

9時朝食。青豆スープ、半熟卵、伊予柑(今日のは美味)。談笑さんがチョイいけ爺いを取材。最近はずっと朝はフジの『特ダネ!』だが、裏の朝日スパモニが4月から赤江珠緒アナを復帰させる模様なので、こっち中心になるか?

K子から、『DVDデラックス』原稿図版ブツ受け渡しにつき、かなり切羽詰まったメール。昨日はオノが小冊子関係で事務所に来られなかったり、私も出仕事ばかりだったりとで、間が悪かったのだよなあ。

コンビニ本のT書店担当者からいまごろ電話。電話ではラチがあかないので、明日打ち合わせをすることにする。森進一が『おふくろさん』の冒頭にセリフを入れていることに作詞家の川内康範氏が激怒、二度と歌わせないと言っているとか。どうもよくわからない。
http://tinyurl.com/36s2wy
(長いのでURL圧縮してます)
ニュースを見た限りでは、個人的には“またキャプテン・モーロックか”なのだがしかしこの写真、川内先生の顔に赤い色がかかっているのは何? 耳から出ている耳毛みたいなのが何故赤く染まっているのか? そもそもあれは耳毛なのか?だとしたらすごすぎないか?

12時半、事務所に。急いで受け渡しブツを封筒に入れて下の郵便受けに入れておく。弁当急いで使い(シャケと卵焼き、キャベツとハム炒め。キャベツ美味し)それから急いで(急いでばかり)時間割へ。

鶴岡法斎(久しぶり)と晋遊舎対談。お題は“反日漫画について”。
私は主義主張というのは多様性のあった方がいいという考え方でいるので、反日漫画と呼ばれるジャンルのものがあるということ自体に文句はつけたくない。しかし、反日漫画で“漫画としての質”をそなえているのが『光る風』くらいということに、読んでいてほとほと嫌気がさすのである。B級漫画としてツッコミを入れながら読むには雁屋哲&シュガー佐藤の『蝙蝠を撃て!』など恰好かもしれないが。要は、“正しいことを伝えているのだから、漫画としての出来が中途半端でもかまわない”という、漫画を思想伝搬の道具としてしかとらえていない軽視ぶりが如実に現れている、ということなのではないか。かといって、ゴー宣の小林よしのりのように、自ら火の粉をかぶって描く開き直りもない。

対談中、頭痛ぶり返し、また携帯を家に忘れていたことに気がついて、後半気もそぞろ。終って事務所に一旦戻り、またトンボ返りで時間割、幻冬舎トテカワさん。〆切破りをいろいろキツく言われて平身低頭。

そこから直に本天沼の稽古場へ。今日は全員メンバーが揃うことになっていたがなんだかんだで来てない出演者も多し。私の出の場面は結局ちょっとだけ。

飯食って早く帰ろうと思ったが、西荻のあぁルナ行きつけのやる気茶屋は今日で閉店というので、チョイとつきあいのつもりで行って、こないだ顔合わせのときに“今度自分も芝居に出るんです”とフライヤーもらった店員さんの公演が中止になった、といういきさつなどを本人から聞いて、結局2時までいてしまった。別の店員さんで非常に調子のいい人がいて、乾ちゃんをせっせとくどいていた。シヴヲさん、松ちゃんなどがアサイージュースで割った焼酎を飲んでいた。初めて見たが、最近アスリートたちの間で流行っているというブラジル原産の果物らしい。ちょっと飲ませてもらったが、甘くないお汁粉という感じ。

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