裏モノ日記

裏モノ採集は一見平凡で怠惰なる日常の積み重ねの成果である。

19日

火曜日

エステのことを思いわずらうなかれ

脱毛とか別にいいじゃん。

※クリニック診察 同人誌原稿 ミリオン原作

朝8時起床。まだ足、両方とも痛む。特に左足膝が痛く、皿にヒビなど入っているのでは、と心配になる。風呂、シャワーのみ。

9時、食事。鯉朝さんにいただいた小玉スイカ、青汁、ミルクコーヒー。特ダネ! で花緑と談笑が共演。母に病院につきそってもらうことにし、ネットで適度に小さく、近い病院を探す。あまりな大病院は待ち時間がかかりすぎ、またあまりに近過ぎる病院ではタクシー使うのがはばかられる。足なので歩いてひょいひょい出かけるというわけにもいかぬ。新宿のNビルの中にあるNクリニックに決めて電話。

10時半、タクシーを母に呼んでもらい、Nビルへ。この頃には、痛み止めのんだのが聞いたか、ほとんど痛みなくなっていた。20分ほど待たされて診察、レントゲンとる。ここから30分ほど待たされる。もっとも大病院の半分くらい。脱いだ靴下など、
「奥様に渡しておきました」
と看護婦さん言う。
「母です」
と言うと
「あら、お若いんですね」
と驚いていた。確かにわが母、待合室にいる他の70代の女性たちとはかなり違う。

診察の結果、意外なことに心配していた左膝はなんともなくて、右の足の甲に、小さなヒビがあるという。はげ頭のドクターが、
「ギプスをはめましょう」
というので、ギプスはちょっと仕事に差し障りが、と抗弁して、添え木にしてもらおうとするが、先生、ギプス好きらしく、小さいものだから、と無理にさせられてしまう。ギプスというのはドイツ語で石膏という意味だが、今のギプスはプラスチックで、昔のにくらべればはるかに軽くて小さいが、しかしテレビ収録の仕事などがある。いざというときにはその日だけでもとってもらおう。

母と地下のレストラン街に行き、ギプスはめた足で“どこがいいかね”などと歩き回り、結局昼時でどこも並んでいるので、そじ坊で鴨せいろ。このレストラン街には他に蕎麦屋は高田屋があり、昼時にどちらもすぐ座れた。と、いうことで味は推して知るべしなのだが、改善しようとかという気持ちはないのだろうか。

さいとうさんと今日、打ち合わせ予定だったのだがかくなる理由で延期してもらう。今日は一日、家で原稿三昧。

と学会の会誌用原稿、書く。原稿用紙20枚ほどのもの。当然ながら時間かかる。その間に、ミクシィではお見舞いメールなど。テレビを見たら、松濤でスパが大爆発、との報。その凄まじさに驚く。被害者も、まさか渋谷の真ん中でそんな事故にあうとは思いも寄らなかったろう。私の足のヒビなど小さいものだ。人死にが出ている事件で不謹慎だが、温泉ときて爆発とくるとどうしてもクレヨンしんちゃんの『爆発! 温泉わくわく大決戦』を連想してしまう。スタッフも、まさか温泉が爆発するものだと思ってつけたタイトルじゃないだろうが。

午後7時まで座って(まあ、歩き回ることも出来ぬ)原稿、完成。はかどることである。すぐ、編集担当のSさんにメール。その他、電話連絡など。明日の某打ち合せもメールで欠席させてもらうことに。明後日、大事な打ち合せもある。この一両日はおとなしくしていよう。

晩飯は母の室で、豚とレタスの水炊き風。缶ビール一本。部屋に戻り、ミリオンの原作を書きだす。資料を全部、こっち(自宅)に持ってきておいてよかった。これもちょっと長めのものになり、原稿用紙に直すと20枚くらいのものになる。完成は日をまたいで1時ころになったが、何にしても足のケガがなければこう進むこともなかったろう。そう考えるとケガさまさまである。

スパ爆発で、渋谷に仕事場があるということでお見舞いメール何通も。さっぱり緊迫感なくてすまないことである。NHKでは、近くのビルの防犯カメラがとらえていたという爆発のまさにその瞬間を映した映像が流れていた。テレ朝は近くのコンビニの、爆発のときの店内の様子(これはNHKも流していた)のみ。NHKの圧勝である。
資料映像で千葉のいわし博物館の写真が出て、ああ、あったあった、と思いだす。天然ガス爆発の怖さをこのとき初めて知ったものだったが、同時に“いわし博物館”という名称のヘンさも印象に残った。

仕事終え、黒生の缶ビール一本飲んで寝る。ギプスして寝るのは苦ではないが、足の裏がベトつく感じなのが不快。この季節はなあ。

Copyright 2006 Shunichi Karasawa