裏モノ日記

裏モノ採集は一見平凡で怠惰なる日常の積み重ねの成果である。

16日

水曜日

カンクロニシティー

何年も会っていなかった知人同士が宮藤官九郎の芝居でバッタリ出会うこと。

※ルナ稽古

朝7時半起床。どうにも寒くて、11時までベッドの中。
メール連絡、日記つけ等全部ベッドで。
起きて入浴、12時に隣室に行って朝食兼用昼食。
アナゴ茶漬け、もやし炒め、果物(リンゴ、温州ミカン)。

ポール・サミュエルソン死去。94歳。
先日のレヴィ=ストロースに続いて、“こんな大物がまだ生きて
いたのか”シリーズ第二弾、であった。
とはいえ、去年あたりはまだインタビューとかに答えていた
ようだ。凄まじい現役時代の長さである。

小室直樹の修業時代の座右の銘が
「小室さまには及びもないが、せめてなりたやサミュエルソン」
だったという話があるが、要するに小室直樹がまだ若い頃から
大家だったわけで、うーむ、まさに歴史上の人物。

来年の公演のブレーンをやってくれる人とメールやりとり。
早すぎるようだが、そもそもそこをクリアしないと、
芝居自体が成立しない条項があるので、そこだけまず、
確認。何とかOKのようだが、やはり予算をきちんと用意する
必要あり。仕事しないとな。

本日、某企画のための食事会が六本木であったのだが、
稽古佳境で、かつそっちの告知活動などもいろいろあり、
急遽ドタキャン。もっとも来年はそっちの仕事にかなり力を
注ぐつもり。

書き下ろし本の章立てを書いた分と照らし合わせて直し入れ、
それから連載原稿用の資料本をネットで検索し……とやっていたら
あっという間に5時半。あわてて家を出て、荻窪。
『南極(人)』稽古。家で読み直し出来なかったので、不調も不調。
ところが不思議なもので、こういう日はほぼ全員が不調。
何か劇団全部のテンションというものがあるな。

鳥越夕幾子ちゃんがとにかくこの芝居のキモなのだが、
形がついてきた分、テンションもあがって、頭に熱が溜まって
演出をいくらつけられても訳がわからなくなる。
オーバーヒートである。美人がヘンになるのは見ていて
なかなか面白い。稽古場、笑い絶えず。

そう言えば数日前、荻窪ホルモンで飲んだとき、彼女に
「カラサワさんなら知っていると思うんですが……」
と、これこれの内容のアニメを中学時代見ていたんだけど、
誰もその作品を知らなくて、幻だったんじゃないかとか言われて、
と訊かれた。内容を聞いてみたら、シェルターに住んでいる
ストーカーみたいな男の子が主人公で……とのことだったので
『みすて♡ないでデイジー』でしょう、永野のりこの、と答えたら
「このアニメ知っている人に初めて会った」
と言われた。……そんなマイナーな作品だったのか?

稽古後、ハッシーが金がないから今日は帰る、という。
シヴさんと、そんなこと言わないで飲もうよおと飲ん兵衛同士
ひっぱって、じゃ安いところ、と、飲み屋通りの笑笑へ。
夕幾子ちゃん、一哉、シヴさん、純子、琴といういつものメンツ。
飲んでいるうちに日をまたいでしまい、ハッシーの誕生日となる。
残っていたみんなとカンパイ。
1時半、帰宅。

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