裏モノ日記

裏モノ採集は一見平凡で怠惰なる日常の積み重ねの成果である。

23日

金曜日

親父にもブーたれたことがないのに!

そんないい子の僕をぶったなあ(アムロ・談)

※メディアファクトリー原稿 9月公演関係連絡

今朝の夢の話。
大通りに面した豪壮な洋風邸宅(中はやけにがらんとしている)。
どうもそこが私の家らしい。
私の誕生パーティをどうする、とその邸宅で4〜5名の
スタッフたちと話すが
「会費1万じゃ高いか、どうか」
などというショボい話をするばかりですすまない。
そこに、毛皮のコートをまとった美女がやってきて、
私に誕生日プレゼント、と言ってキスしてくれる。
ただし、なぜか右目のまぶたに。
かなりくすぐったい。
目が覚めても、まぶたにその感触がずっと残っていた。

朝8時起床。
時計のようにカッキリと。
日記つけ、メールチェック。
木原浩勝さん、無茶苦茶協力的なご返答。
立川談笑、二村ヒトシ、ご両人からも好意的なお返事。
談之助ももちろんOK。
これでイキオイづく。

9時朝食、スイカ三切れ、ミルクティー、青汁、
缶詰のコーンスープ。
明日から母はクラス会のための泊まり込み、そして
札幌行きなのである。
準備に命をかける性格の母のこととて、一週間分の私の
朝食の材料などを持たせてくれる。ありがたし。
何もそこまで人のためにしないでもいいのに、と
思うが、迫力に負けて受け取る。

自室で原稿書き、メディアファクトリー。
昨日書き上げられなかった部分を今日はアゲなくては、と
ガリガリ。
くたびれると、ゆうべ開田さんから預かった、
トンデモ本大賞とと学会のこれまでの打ち上げの写真を見る。
懐かしい顔、いろいろ。顔もそうだが、談話室滝沢の写真などあり、
何かいい時代を生きたなあ、という感覚すら憶える。

オノから連絡、某出版社から、本の執筆依頼。
メールを見ると、初めてのつきあいのところだが、ニアミス
(それもかなりの)はあったところ。
かなり興味のある本を出してくれている版元である。
社長から直の依頼なので、今度こそ、というところか。

昼は弁当、タラの味噌漬けと錦昆布、卵焼き。
食べて、これもオノから転送のビジネスムックのインタビュー原稿を
チェック、それからさらに小説原稿、書き継ぎ。
3時にやっと一章ぶん書き上げて、メール。
そろそろ尻に火がついてきているな。

あやさんの『コラムの花道』を聞く。
ラジオの受信状況がちょっと悪くて途中までしか聞けなかったが、
しかし慣れている話し方だな。
自宅用パソコンのカラーインクが切れて、ネットで注文した
ものが届く。本当に最近、こういう実用品をこっちから買い物しに
出向くということがなくなった。

4時ちょっと過ぎ、家を出て、バスで新宿、しかるのち渋谷。
いや、暑さに関しては(真夏日だった模様)まだ大丈夫だが、
湿気がガツンと体にこたえる。
事務所で郵便受けの大荷物を受け取る。
注文した本、書評用(他の委員が放出したものをとった本は
後日郵送される)の本、その他いろいろ。

メールで原稿チェックなど送って、さて、と、
NHKから送られたこのあいだの『とことん! 石ノ森章太郎』の
DVDを見ようと、二枚組の一枚をパソコンに入れたが
メニューもなく、変なところから始まって飛ばすことも出来ず。
おかしいな、と思ってそれを取り出し、二枚目を入れてみると、
今度は読み取りもできず、ガタゴトと音がするばかりで、
パソコン画面の方は完全にフリーズ。
コンセント引っこ抜いて止めたが、あとどうすることも出来ず
(もう一回電源入れてみたがダメ)、また抜いて、
あとのこと、マドに相談メール打って帰宅せざるを得ず。
サイバーテロにあったような感じ。

東急本店の紀ノ国屋で買い物し、バスで帰宅。
残った仕事を家でチェック。
いまだ誕生日メッセージ多々あり。ありがたいこと。
9時、夕食。
スルメイカをおろして、酒、塩、胡椒で味付けして
しばらく置き、ニンニク、鷹の爪と一緒にオリーブオイルで
ざざっと炒めあげ、バタを最後に加えてプルピートス。
キモのソースをフランスパンでぬぐってきれいに食べてしまう。

あとは豆腐とサクラエビなどでつつましく。
黒ホッピー2杯、蕎麦湯氷割り2杯。
ジョン・ブラックバーン『薔薇の環』(創元推理文庫)二十年
ぶりくらいに再読しつつ。
1時半就寝。

Copyright 2006 Shunichi Karasawa