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2013年6月23日投稿

つぶやき日記6月9日〜12日

6月
9日(日)ホラ映画

死人がよみがえって人を食うなんて、ホラもいいかげんに・・・・・・。

朝9時半に起きようとして、「あ、日曜か」と気がつきもう30分寝て10時、朝食。アナ卵丼。果物は黒葡萄とグレープフルーツ。体調、特に不調というとこ ろはないが、やたら汗をかく。昼過ぎまで入浴したりなんだり。1時、家を出て恵比寿まで。テアトル・エコー公演『バレるぞ急げ』観劇。アンドナウの会Tく んと。

『バレるぞ急げ』、上演時間二時間十五分という長時間。芝居としてのミソは、ひとつのセットで二つの家を表し、かつそれぞれでの芝居を同時に進行させると ころ。つまり、それぞれの家での二つのエピソードが同じセットで進行しながら交わらない。それで混乱なく話が進み、笑いも生む。

ストーリィは重婚生活を送る主人公が、ひょんな事故に巻き込まれて新聞の一面に載るヒーローになったことから重婚がバレそうになり、双方に苦しい言い訳を しながら何とか誤魔化そうとして、状況をどんどん悪化させていってしまうという話。さすがイギリスらしいインモラルドタバタコメディ。

役者さんたち熱演、特に主役二人はほぼ出ずっぱり、しゃべり通し。ごまかしがエスカレートしていくあたりのナンセンスは最高。うーん、こういうのを観ると 小劇場のギャグが単なる内輪受けに思えてきてしまう(こういうギャグの作り物っぽさに対する反発から小劇場ギャグが出来ているのも事実なのだが)。

ガードナー役の溝口敦、雰囲気が安原義人さんに似てるなあ、と思ったら、1985年の初演のときはこの役を安原さんが演じているのだった。

ラスト、そう落とすか、というオチもよし。沢りつおがベテラン刑事の役でボケをやっておりおもしろかった。熊倉さんは特別出演的な役でワンシーンのみ。終演後、挨拶して出る。Tくん、歩きながら「なんで日本でああいう芝居がないんですかね」と言う。日本人はどうしてもドラマに人情を求めてしまうからなあ、 と私。

それから今日のもうひとつの目的である「焼肉の街恵比寿で焼肉を食う」のため、今朝調べた駅近くの焼肉屋『チャンピオン』に入る。クリ(肩肉の一部)、トウガラシ(肩に隣接する部分)、陸あわび(豚の胃)など、珍しい部位を食べさせてくれる店。お値段もなかなかだが、確かにおいしい。若いカップルが目立つ。こっちはTくんとオタク話というのはやや寂しい(笑)。次は××(特に名を秘す)と来よう。

大抵の焼肉屋の排煙ダクトは機能しているのやらしてないのやら、という感じであるが、ここの店のは凄い。Tくんが肉の一片をトングでつまんでその下に持っていったら、あっという間もなくズボッと吸い込まれて、なくなってしまった。一瞬、何が起こったのかわからなかったほど。神隠し。

いろいろ話して、6時半くらいに出る。黒ウーロンハイかなり飲んだので、タクシーで帰る。乗って行き先告げた途端、「テレビでいつも拝見しております」 と。うわ、これでは変にグダグダ出来ない。焼肉屋では(壁にいろいろタレントのサインが飾ってあったが)声もかけられなかったので安心していたのだが。なぜタクシーでの顔バレ率が高いか。

運転手さんと話しながら帰宅。とりあえず酔いを醒ますためにベッドに寝転がる。メールいくつか。9時半ころ起き出し、ゴミ出ししたり雑用。

ゴミ置き場にいったら、本の山が。歴史書やジャーナリズム関係の本など、いい本がいくつもあったが、その中にひと山、なぜかそこだけ表紙が裏返されて書名とかがわからないものが。なにげなくめくってみたら『友誼抄・池田大作』。・・・・・・まあ、隠しているだけマシか(笑)。体調、テスト運動ちょっとやって計ってみる。快調とはとても言えないが、まあ平均値。

某件、100分の1程度だが前進。それだけでも気分軽くなる。10時過ぎ夜食。アサリ剥き身とカシューナッツ炒めなどつまんで黒ホッピー二杯。メルマガ配信、無事出来ているかどうか心配である。


10日(月)じぇじぇ非々

あまちゃんにだっていいところもあれば悪いところもある。

9時起床、雑用いろいろ。体調よろしくないのは台風接近のせいで致し方なし。10時過ぎ朝食、リンゴサラダ、夏野菜カレー。サラダの中に母が栽培したミニトマト。一個のみだったがみずみずし。自室に戻り入矢くんとメールやりとり、途中でまだるっこしくなり電話。

彼が打ち合わせに使いたいという資料を書いてメール。我ながらいろいろ神経質になっている。メールいろいろ。なかなか連絡つかなかった豪喜(弟)から。いま、ネパールにいるとか。それじゃ連絡つかなくとも仕方なし(笑)。昼は気がついたら食べてなかった。サイト系の雑用やって、夕方散歩に出たついでに散髪。

カットハウスの美容師は先生と呼ぶのが相場だが、ここのおばちゃんはとてもそういうイメージでなく、韓国系ということおいといてもザッカケなし。長めに、と言っておいたのに「暑くなるから、短い方がサッパリするヨ」とバシバシ切られてちょっとハラハラ(笑)。今日びこれで商売出来ているのが不思議。確かにサッパリはしたが。

散歩中、週刊プレイボーイから電話。明日インタビュー。テーマについて。「『仮面ライダー』の第一話の蜘蛛男の回は・・・・・・」と路上で話しだす男を、通行人が奇異の目で見ていたwww。生協で買い物。私は純粋な散歩というのが出来ないタチで、いろいろ用事を付随させたい方なのだが、今日は散髪、打ち合わせ、買い物と三つも用事が出来て満足。それにしても、そんな距離でもないのに汗びっしょり。

ネットでトンデモ本大賞の感想などサーチ。キャパの狭い会場に移ったことへの不満、式の性格がエンタテインメントからちょっと学術的になったことへの不満などあり。進行がサクサク行ったことも物足りなさと取ったファンがいるようだ。楽をすれば必ず反作用あり。

電話、と学会Oさん。上記の件とは全く関係ない話だったが、某業界の大物の状態が思わしくない、というニュース。また訃報か・・・・・・。

夜食、11時。豚バラ茹で、タコ薄切りポン酢、ニラとカニカマの和えもの。酒類如例。DVD、原稿資料用も兼ねて『ピープルvs.ジョージ・ルーカス』。昨今のリメイク全盛の中、これほど私の言いたいことを代弁している映画はなし。「ジョージ・ルーカスは俺の青春をレイプした(作中で歌われるプロテスト・ソング)」


11日(火)lavatory後をにごさず

トイレを使った後はきれいにしなさい、ということ。

朝5時目覚ましで日記つけたりした後二度寝。目が覚めたらもう10時だった。慌てて飛び起き、母の室へ。朝食、セロリきんぴら、卵焼き。黒葡萄と桃。桃、テニスボールくらいの大きさだが美味。自室に戻り作業いくつか。読売新聞社編の分厚い『20世紀』トイレ読書で読みだす。

渋谷騒乱を未然に防いだかのDJポリスに警視総監笑とか。当然サヨクの方々は権力の手先である彼の心理操作テクニックに乗せられて簡単に洗脳され秩序に従ってしまった渋谷の若者たちを批判するんでしょうな?

やっと梅雨入りしたかと思えば台風ということでいろいろ憂鬱。体調当然のことながら芳しくなし。今日3時のインタビューの前調べ少し。終わってベッドで読書と思ったらグーと寝てしまい、起きたらもう2時半。慌ててシャワー浴びて家を飛び出し、タクシーで新宿に出る。

慌てるとこういうことする、という見本みたいなもので、新宿についてから、サイフ忘れて出たことに気がついた。店にいる編集者Tくんに携帯で、金貸してく れるよう頼む。とんだサザエさんである。気を取り直しインタビュー。あまちゃんを題材に、関東と関西での視聴率の差と、番組の好みの違いについて。

最初そんなに話すことあるだろうかと思っていたが、最終的に一時間みっちり話し、「文化人類学ですね」と言われた。当然帰りのタクシー代も借り、さらにお 土産にとお菓子までもらう。また、以前取材受けた時、そのネタで一冊書きたいと言っていたのを覚えていて、あれ、是非やりましょうと言ってくれる。有難し。

帰宅。お土産がどら焼きだった。母の部屋に持っていき、ついでに遅い昼食でカレー食べさせてもらう。食べ終わって自室に帰ったら呼び戻される。さっきのどら焼きが大変おいしかったとのこと。舞い戻って食べてみたらなるほど美味し。餡の甘味が上品、皮にわずかに塩気がある。

調べたら神保町の交差点にある亀澤堂という店。http://www.kamezawado.co.jp/もうあの店の前は30年近く通っているが商品を食べたのは初めて。母はこれから札幌への土産物はこれにする、と言っていた。すぐTくんにお礼のメール。それからしばらく雑用。

仕事メールいくつか。B社、S社。雑用いろいろ。フジテレビで変な生き物スペシャル見つつ。映像には貴重なもの多いが、毎回思うがスタジオのお笑いは不要だろ。ランキングの順も意味不明。リュウグウノツカイの英名がoarfish(オール魚)なのに笑う。長くてオールみたいだからだろうが、日本名のロマン野郎ぶりに比べて驚くほどの即物さ。マイミクさんから教示受けたが、「リュウグウノオトヒメノモトユイノキリハズシ」(アマモの別称)は英名では「eel grass(ウナギ草)」なのだそうな(笑)。竜宮城という概念がないから、というわけでもなさそう。

見終わって、さらにニュースウォッチ9見る。体調またモヤモヤ。テストして見る。必死にやって数値それなりに出たがダメ。夜食、スペアリブ煮て肉おでん。フルーツトマト、カニカマ素麺。酒類如例。『ピープルvs.ジョージ・ルーカス』、特典映像多すぎて見ても見ても終わらず。

12日(水)『ソウ2』病
あの映画のことをいきなり語り出したかと思うと黙りこんで・・・・・・。

朝4時起床して原稿書き。7時二度寝するが、携帯のアラームが鳴らず10時まで寝坊。みたらマナーモードになっていた。慌てて母の室に行き朝食。酢豚と塩辛。大根の味噌汁。

自室に戻りまた原稿いじくる。論理の落としどころをどうするか。あまり常識的だと商品(金出して読んでもらう原稿)にならず、かといって奇驕すぎると読者がついて来ず。昼食は昨日の肉おでんの残り汁をダシにしてうどん。ネギ丸々一本分が溶けた汁、美味。

4時過ぎ、やっと週刊Xから今回のお題電話。普通この取材は火曜か、早ければ月曜にテーマもらって資料調べたりまとめたりして水曜日インタビュー電話というのがリズムだった。最近、編集会議の時間が変更になったか、テーマ決定が長引き、火曜の夜遅くになったりしていたが、水曜の夕方になったのは初めて。

てっきり今週はナシだと思っていた。まあ、収入の面からもあった方がいいのは当然のことである。8時に正式インタビューとして、資料調べなど。雨、やんでいるようなので今のうちにと散歩。中野駅まで往復しピーコックで買い物。軽い散歩だったがそれなりに汗ばむ。

公演DVDの挨拶文書いたりパッケージチェックしたり、と学会運営MLにちょっと問題発言投げたり、自家製ネギニンニク味噌作ったりしているうち8時になり、編集部からの電話取材に答える。これも、「商品になるコメント」を心がける。真っ向から切るのではなく、常にハスから。

で、ハスにハスにとハンドルを切っていたら話がどんどん大きくなっていって信仰論にまでなり、さすがに編集さんに軌道修正された(笑)。風呂敷も広げすぎてはいけません。一時間半みっちり しゃべってさすがにくたびれ。ちょっと休んで夜食の準備。ピーコックで買った豚タン茹でて、自家製ネギニンニク味噌つけて。

この豚タンがいつもより旨い。ピーコックなので高級品だったのか、自家製ネギニンニク味噌と合ったか、はたまた茹で加減か。他にカニカマ素麺、タコポン 酢、塩トマト。DVDで『ピープルvs.ジョージ・ルーカス』、やっと特典映像見終わった。『ピープルvs.宮崎駿』というのを誰か作らないか。

Copyright 2006 Shunichi Karasawa