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2013年5月13日投稿

つぶやき日記5月9日〜12日

5月
9日(木)Tシャツ権力

国家がTシャツ着用を強制し・・・・・・(ヌーディスト村)

朝、珍しく9時半まで目覚めず。朝食母の室。母がテレビに出ているアイドルやお笑いを解説してくれるが半分もわからぬ。自室に戻り、日記つけなど。ハッシーから架電、演劇祭よろしくとのこと。例によって何にも事前連絡ないのも困ったもの(笑)。スケジュール表も届いていない。なのでネットで演劇祭スケジュール調べたら、来週長野行きと大阪行きがあるので、それにカブってどうにもならんところあり。大いにあせる。幸い知り合いの劇団 だったので、連絡してゲネに何とか顔を出すことにする。これらの連絡で昼間の時間をだいぶ取られた。

昼食後もその余波で、他の知り合いの舞台や打ち合わせの予定を陣取りゲームのようにあっちにずらしこっちに持っていき。電話インタビューも日取りずらしてもらわなくては。

メルマガの規約が届いたので読んでみたら、配当率がやたら高いのに驚いた。トラタヌで計算してうわぁ、となるが、まあ実際にはその何分の一というところだろうなあ。

雑用すませ夜8時過ぎ、文芸社の原田さんとの対談原稿に赤入れ開始。あの件とかこの件、ページ数の関係でカットされていて残念。途中で買い物に出たりして中断しながらチェック続け、11時に編集T氏にメール。直前に催促来ていた。

今日もニュースはカワグチヨリコシカイニンという声ばかり。え、川口さん懐妊ですか。72歳で、まだ上がってなかったというのは驚きですなあ・・・・・・というお定まりは置いといて、この解任の件、読売や産経はともかく、朝日毎日までもが野党批判。さあ、これまで民主党が投げたブーメラン中最大のものになりそうだな、wktk。

いや、児ポ法関係とかでまだ民主を応援せざるを得ない人がいることはわかりますよ。だったら、そういう人たち、民主を消滅させないために、彼らのやってる馬鹿なことを必死で止めるべきと思うんだよね。

11時半、夜食。刑事コロンボ『パイルD-3の壁』。犯人の建築士マーカム(声・川辺久造)のセリフ「フランスにはね、ボール拾いは犬にやらせているコートがあるそうだよ。 よっぽどヘタッカスが多いんだな・・・・・・「ヘタックソ」はよく聞くが「ヘタッカス」は初めてである。このことをmixiでつぶやいたら、グレート義太夫さんと立川談之助さんから、よく使う言葉だと指摘あり。義太夫さんのお父様は千葉出身、談之助さんちは群馬。関東ローカルなのか、私は54年生きてきて初めて。いや、この作品はもう10回以上見ているから、気がついたのが初めて、なのだが。

ネットで知りあいの某氏がやたらいきどおっていて、何かと思ったら例の人物の件。当然のことながら怒っている人物怒られている人物、それにいきどおっている某君、全て知りあい。まあ、人物配置的にはあれもしようがないんだよなあ。とりあえず怒られている某氏にお見舞のメール出したいのだが、どうしたんですかと聞いて、まず絶対胸糞の悪くなるようなことの一連を聞かされるだろうし。傍観している別の某氏も「巻き込まれない方が幸せ」と言われて距離置いているそうだ。ことの大中心の人には私含めみんなが恩義あるんだが、そこの件をその人は知ることができない、知ってもどうすることもできない。これは悲劇。

食べたもの。朝:青椒肉絲。果物(イチゴ、ブドウ)。昼:しらす飯、シジミ味噌汁。夜:マグロ中落ち、アジフライ、味噌汁雑炊、アサリ燻油漬けマスカルポーネ。マッコリサワー、黒ホッピー、青汁ハイの三点セット。


10日(金)♪だけどあの娘はヘビ娘イェイイェイェイ

つか、元ネタが古すぎて誰もしらんわ。

朝7時目が覚め、ベッドで日記つけ。これが出来るのが携帯さまさま。そう言えば森田豊先生の医学トリビアで、ガセではないのだろうが体験的に納得できないのが「寝起きのよさと血圧は何の関係もない」というのと、「歳をとると筋肉痛は遅れてくるというのは嘘」という二つ(笑)。こないだクギズケでこのネタが出たが、上沼さんも納得できてないようだった。

歯磨き用コップの底に歯石がこびりついてなかなか取れない。昨日、試しにトイレの尿石取り用洗剤(混ぜるな危険のやつ)使ってみたらブクブク泡だって、一瞬でツルツルのピカピカになった。凄い。

9時朝食於母の室。今月孫の顔を見に札幌に行くとか。自室に戻り、長野の落語会のパンフ原稿。考えてみれば川柳さんについて文章書くのは初めて。ひと仕事終わってから体調テスト無理矢理すませ、入浴。湯がやたら熱く感じたのは今日の気温が熱いせいか、体が火照っているせいか。

http://zukolog.livedoor.biz/archives/27916357.html奈良県橿原市昆虫館の巨大サンショウウオ 水槽の中に浮んでる姿を見て、『DUNE・砂の惑星』(D・リンチ)のナビゲーターを思い出した。

昼はコンビニで買った冷凍つけ麺。ゆで卵とメンマは足しているものの、160円で700円の専門店のとほぼ同じ味がする。食後グダグダしていたらTくんから電話、某件について善後策の相談。

夕方、オノから電話。もとNHKの『熱中夜話』やっていた制作会社の人から、TBSの『この顔がスゴい!』への出演依頼があったので電話してあげて下さい、とのこと。あわててメモとる。

私は耳で聞いたり走り読みしたりしたことの瞬間記憶力というのがゼロに近く、電話番号を覚えると名前を忘れる、名前を覚えると番号を忘れる。大抵どっちも覚えられない。で、収録の日を聞いたら15日の夜だという。これもすぐにはピンと来なくて、わかったと言ってからメモ帳見てギョッと。長野から帰京の日。

すぐ先方に電話して、7時半TBS入りを確認。それからハッシーにまた電話、この日の演劇祭を3時からのゲネ観劇にしてもらい、それから長野に連絡、帰りの便を早めてもらう。長野は久しぶりなのでゆっくり川本喜八郎美術館でも見てこようと思っていたのに。

私のような売れない物書きにとり、テレビの出演は顔を売るチャンスである。昨日、来週の予定で生放送一本、収録一本と書き、その合間を縫って週刊誌仕事と長野行き仕事と、おまけに演劇祭の審査員で観劇が四本と書いた。この時点で殺人的だが、まさかそこにさらに一本加わるとは。これが月の中にならしてあれば非常に嬉しいのだが、なんでこう来るときには集中するのか。散らばってこいよ、と思う。完全に重ならず、無理すれば出られるところがまた憎い(笑)。

とにあれスケジュール調整なんとかついて(TBSの方も聞いて呆れていた)ホッとして、7時家を出、タクシー拾って新宿御苑。新宿シアターサンモールで茗原直人くん客演の劇団浪漫狂公演『トラブルマスターズ・家庭円満殺人事件』観劇。これも本当は明日だったのだが、スケジュール調整のため予約を前倒しにしてもらった。ロビーで岩田くんに会う。

この劇団は初めてだが、もう35回目の公演で、来年四月には紀伊國屋ホールに進出とか。プロデュース力にはかなりのものがある、と岩田くんの情報。お笑いの人(吉本の「レギュラー」)をゲストにして笑いをとったりするところなどなるほど。ラストのどんでん返しも面白い。みよちんはダブルキャストながら出番も多く、笑いも取り、何より声がどの役者よりよく通っていた。

ただ、1時間50分の芝居にしてはちょっと長く感じたのも事実。100席くらいの小劇場でやればもっと面白かった芝居のような気がする。294席の小屋の席を埋めるには仕方ないかもしれないが、キャスト22人は多すぎる。上演時間が90分で、キャパが半分の小屋で、キャストが10人前後だったらもっとずっと面白い内容になっていたろう。ロビーで副座長という女性に挨拶。申し訳なさそうに
「私、うわの空とかにも出てまして」
という。
「まあ、この世界せまいですから」
と答えると、
「そう言っていただければ」
と。岩田くんは実はここの劇団に客演を誘われていたのだが、私の『タイム・リビジョン』とカチあい、断わったのだとか。

スーパーで買い物して帰り、夜食。ジャガイモと豚カルビをキムチと味噌で煮てカムジャタン。エゴマの葉で香り付け。久しぶりに作ったが、しみじみ旨い。NHK教育の『にっぽんの芸能』で当代猿之助の『連獅子』見て、感心。それから酒のアテにDVDで黒沢の『用心棒』見て、やはり感心。1時半あたりで就寝。

食べたもの。朝:塩サバ、卵焼き。卵焼きは私のリクエスト。果物はイチゴとブドウ。昼:冷凍つけ麺。間食:スイカ。夜:カムジャタン。味付けが決まって美味。最後にエゴマと海苔を足し、飯を投入しておじや炒めまで堪能。マッコリサワー、青汁ハイ、黒ホッピー各二杯づつ。

11日(土)優香証券
あのボディには株券なみの価値があります。

最近ストーリィ性のある夢を続けて見ているが、今朝の夢はジャージのズボンが存在しない世界に迷い込んで非常に困るというアホらしいもの。5時目覚めてベッドで日記つけ、7時二度寝。二度寝できる幸せをしみじみ。

そう言えば以前某テレビ局の控室でまだブレイク前の池上彰さんに、
「僕、モーニングショー系の番組には絶対出ません。朝4時に起きる毎日なんて異常ですよあれは」
と力説されたことがあった(笑)。9時半起床。朝食。ぶらり途中下車をやっているので土曜日とわかる。この番組も加山雄三のゆうゆう散歩も最近は面白くない。いくところは違っても反応のパターンが同じなので、飽きてしまうのである。

自室に戻る。今日はすぐ出かけないといけないと思っていたら、2時出でいいことがわかって、やれ嬉しやとまたダラダラする(まあ実際にはいろいろ小仕事しているんだが)雨なので体調テストダメかと思いきや案外よし。入浴してサプリとって。

http://www.asahi.com/national/update/0511/TKY201305110004.html 『輪ゴム11本を首に 東京拘置所で受刑者が自殺』うーむ、なぜか「アイデア賞」という単語がまずこのニュース読んで頭に浮んだ。輪ゴムの意外な使い方、ということなんだろうか。

昼食をとり、雨の中、来週の過密スケジュールのため繰り上げになった演劇祭の審査のため、荒川区へ。山手線で、神父さんらしき人乗り込んでくる。服装をじっくり眺めて、ああ、こないだの舞台にこの衣装使いたかったなあ、と思う。

山手線で大塚、そこから電車。荒川遊園のスポーツ施設にて劇団Please Mr.マーベリックの稽古見せてもらう。審査員として見たので内容に関しては後日。施設の受付のお姉ちゃんに代表者と間違われて稽古場使用料の領収書渡される。やはり劇団の主宰者臭さがもうデフォルトになっているのであろうか(笑)。

終わって歳岡くん、草野さん、暁くんなどと飲む。尾久駅近くの中華料理屋で。いろんな話したがそれもまた後日(こっちは別に審査と関係なく、企画段階の話が多いため)。会って話すとサクサクことが進むなあ、と改めて思うことも。若い役者さんたちにいろいろ相談も受けて、テンション上がってややくたびれた。9時半ころ別れて帰宅。帰り道の記憶あまりなし。だいぶ酔いが回っていたのだろう。

食べたもの。朝:穴子煮、ホウレン草お浸し。昼:カレーにエビフライ乗せて。夜:尾久の中華屋でギョウザ、チャーシュー、炒飯など。ビール、ホッピーガブガブ。この店もホッピーは黒が標準装備。

12日(日)カーさん助けて詐欺
密室のトリックがわからないんだよう。

朝5時目覚めて日記つけ。7時半二度寝。9時半また目覚めるが母の室に電話して10時起床、朝食。この時間だと報ステSUNDAYが見られる。朝鮮総連ビルを買い取ろうとした坊さんのこと。しかしガマ僧正というような面構え。

自室に戻り、風呂入れるが体調テストしたら極めて調子悪く、何かする気力全く失ってベッドにもぐり込み、そのまま夕方近くまで。体調はまもなく回復したの だが、携帯があって本があって、という環境だと起き端を失うというか、日曜は出版社やテレビ局もあまり電話してこず、つい。

USアマゾンから、ジョージ・サンダースのファルコンシリーズはじめ、クラシックミステリーのDVDボックスの案内が来た。食指をそそられるが、なにしろこの円安だと、そうそうポンポン買うことも出来ない。とんだところでアベノミクスを恨むことに(笑)。

長野のヒコクさんからメール一件、14日の新幹線のこと。前売り券完売の由。それにしてもこの伊賀良落語会、これまで56回やって40回赤字だったという。 それで(おまけに裁判まで起こされて)なお続けてきたヒコクさんの情熱に感服し、かつ十数回しかない黒字の回の出演者に入れたことを嬉しく思う。

昨日行われた民主党の大反省会、「軽食をご用意しています」というアナウンスがあって、参加者が行ってみたらうまい棒が置いてあったらしい(笑)。あまりにいろんなことの比喩が頭に浮かんでちょっとツボ。

訃報、小田晋79歳。犯罪精神医学の第一人者としてオウム事件以降テレビにやたら出ていた。朝生の常連だった頃、デーブ・スペクターとの雑誌の対談記事で、(笑)とあるべきところを(可愛く笑う)と書かれていて爆笑したことがある。言っていることはまともだった(著書もかなり買って読んだ)が、仕草や声質で怪しげな人に思われていたな。また、厳罰主義の保守派だったので、自我肥大の若者からは敵視されていた。私も昔、ある若い(知人の知人だったが面識はない)女性からメールで
「あんたなんて、人をへらへら笑いながら精神異常者と決めつける小田晋の同類なんだ」
と罵られたことがある。この人、自分の言もまた決めつけであることに気がついてないのかしらん、と非常に興味深く思ったことであった。

ワイズマン『超常現象の科学』(文芸春秋社)によると、魂の重さが21グラム(1オンス。人間が死ぬと1オンスの体重が減る)というのは、呼吸が止まって肺が血液を冷やせなくなり、体温が急激に上昇するのでかいた汗の重さだと。臨終間際の人間は確かによく汗をかくが、死んだ途端にそんなにかくかねえ? それに、ベンジンなんかじゃあるまいし、そう簡単に揮発もしないだろうから、かいた汗の重さもちゃんと量りに出ると思う。20世紀初頭に行われた死亡時体重測定実験に対して寄せられた反駁だそうだが、この説の説得力もイマイチの気がする。

訃報さらに。俳優・夏八木勲死去、73歳、膵臓癌。大河ドラマの坂本竜馬の私的ベストは『花神』(1977)におけるこの人の竜馬。あと、映画『柳生一族の陰謀』(78)では一番カッコよく死んでいた人であった。『白昼の死角』(79)のような主演作もあるが、やはりこの人は脇に居て強烈な光を放つ。実写でルパン三世をやるなら、次元大介は絶対この人だ、と思っていたものであった。

4時頃やっと起きだして遅い昼食、(明るくなったのに驚く)。それから入浴、当然焚き直し。買い物に出て、帰って雑用。Facebookの使い勝手、やはりどこがいいのかよく解らず。共通の友人ひとりもいないのに友達承認してくる(自己紹介もなしに)はやはり気味悪し。

10時、夜食。またカムジャタン作るが、食いはじめてから「何か違う」と思い、ハッ、と気がつく。エゴマの葉がない。入れ忘れた。あれが無いとこうまで味が違うか。あわててまたスーパーに買いに走るが閉店間際で売り切れ(エゴマの葉って売り切れるほど売れるものなんだ)

仕方なくカムジャタンは明日改めてということにして特売のカニ買って帰り、それで酒。三杯酢と溶かしバターで。DVDで黒澤の『椿三十郎』。腰本役の樋口年子がいい。リメイクではこの役は誰がやっているんだろう(と書いたが実はあんまり興味ない)。1時就寝。あれだけ寝たのにちゃんと眠くなる不思議。

Copyright 2006 Shunichi Karasawa