ニュース

新刊情報、イベント情報、その他お知らせ。

イベント

2013年2月16日投稿

つぶやき日記1月25日〜28日

1月
25日(金)ミンナニテクノポップトヨバレ

東ニYMOノライブガアレバ 行ッテ髪形ヤファッションヲ真似シ

朝、起床したら手が痛く歯が痛く頭が痛く胃が痛い。いずれも、クスリをのむとか医者に行くというレベルでなく、ガマンするしか手段がない、というのが腹立たしい。

アルジェリア事件、悼むべき犠牲だが、日本という国は犠牲者が出ないと国民の意識が変化しない国でもある。国外に自衛隊を出すにあたりヒステリックに反対している社民党や共産党も、この犠牲を前にしてはそういう空想的平和論を唱えにくくなるだろう。九条はネギだけでよろしい。

『時間ですよ』ギャランティ請求書を送る。同じTBSでも『ひるおび』は請求書なくても履歴から振り込めるという。どういうシステムだかよくわからん。一 方で去年出演した『スクール革命!』と『嵐にしやがれ』からはまだ振り込みなし。けしからん、と請求書出した日付を確認したら12月23日だった。そりゃ まだないわな。

一方でこないだの週プレ、払い込み先を教えてくれと言ってくる。ここもしょっちゅう、コメント原稿やっているのに。ヨコのつながりというか、経理に資料残っていないのか?

NHKニュース、画面で語っている下にその内容が字幕で出るが、内藤文司郎さんのお母さんの様子を語る証言の「気が狂わんばかりの」という形容が飛ばされていた。こんなところで何を自粛しているのか。ここで文句を言ってくる奴がいたらそっちが人非人である(ニュースステーションでは音声も切られていた)。

食べたもの。朝:海老とモロッコいんげんの天ぷら。果物(ゴールデンキウイ)。昼:豚味噌漬け丼。タレ分少なく醤油で作って足すが旨し。夜:豚タン茹で、ホタルイカ、タコポン酢、ミニトマトアイコ。発泡酒、エール、黒ホッピー。

26日(土)TPP(ツップ)をねらえ!
環太平洋戦略的経済連携協定と戦う少女・ノリコの物語。

伊藤園『にごり林檎』、ボックスで注文したがまだ届かず。で、24日は午後11時にコンビニ行って残り一本、25日は午後7時で売り切れ! 誰か買い占めているのか?

知人とコミケについてメールやりとり、暮のコミケ、黒子のバスケのブース出店禁止で、そこだけ「原爆が落ちたような」ありさまで異様だったそうな。黒子さん白子さんの同人誌作っても禁止になるのか、という話題で笑う。http://rosette.jp/topics/paste70th3.php

蛭は昨日の朝のてんぷらを甘辛く煮てもらい、てんぷら弁当にして食う。ひさしぶりだが、やはり涙が出るほど旨し。人生最後の食事がこれでもいいのではないかと思う。

mixi、どんどん利用者減っていき、私のマイミクの中でも、籍はまだおいてあるが開店休業状態で何年もアクセスしていない、という人がいる。暮にマイミク申請してきた人で、カラサワさんのところはマイミクが多すぎて知り合いを探しにくい、という声もある。とりあえず100人ばかり、そういう人中心に切る作業をする。

ニュースは相変わらずアルジェリア関係。ずっと日揮、日揮と言っているが、はて、日揮とは何の略か、と考えたがちょっと想像つかず。調べたら『日本揮発油株式会社』(創業時の社名)であった。

夕刻、家を出て阿佐谷。ルナティックシアター新年会。ハッシーに、12月公演の衣装にと思って借りたフロックコートを返す。結局、松ちゃんには小さすぎて使えなかった(笑)。

阿佐谷ロフトもとんとご無沙汰、いつの間にか正面の絵が変わって、よくわけのわからんものになっていたが、変わったもの絵ばかりでなく、お客の三分の一が知らない顔だった。考えてみればルナを離れてすでに2年。当然と言えば当然の話だが。

途中で抜けて、スタッフ打ち合わせ。サイトリニューアルの件、通販在庫の件など。『じげもん』の跡地でやっている『ありがた屋とりい』で。こないだ入ったときは気がつかなかったが、焼酎が案外豊富。あと、前回も店の前で客引きしていた子の威勢のよさにつられて入ったが、今回もまた。気さくにお客と会話していて、この店、彼女で持っているようなものだな。

打ち合わせ終ってまたロフトにトンボ返り。小池みきちゃんが来ていたので、いろいろと話す。暮に松ちゃんとDVD観賞会やったとか。その後、坐・和民で打ち上げ。岩田くんたちと、いろんな劇団の月旦などで盛り上がる。劇団員某から、某件、日記に書かないでくださいヨ! と釘を刺されたので書けず(笑)。

食べたもの。朝:茶碗蒸し、塩鮭、果物。昼:昨日の天ぷらを甘辛く煮て天丼に。夜:阿佐ヶ谷でスタッフと打ち合わせで飲み、その後、ルナの打ち上げに合流。居酒屋でまた飲むがまるで酔わず。帰宅してさらに黒ホッピー飲み足し、やっと人心地ついて3時頃まで。なんだろう、この突如のアルコール耐性は。

27日(日)プラシボ長者
そのブドウ糖の錠剤をこの風邪薬と交換してくれんか。

http://news.mynavi.jp/c_career/level1/yoko/2013/01/100_15.html『発売から100年以上愛されている商品たち』たこの吸い出しも今年で100周年だったはず。以前、成田空港の近代的なビルの中の薬局に『たこの吸い出し』があったのを見つけたときは、その取り合わせに思わず感服してしまった。これぞ伝統。

ところで、日揮もまた1928(昭和3)年創業、85年の歴史を持つ老舗。日系BPネットで、田原総一朗氏がアルジェリア事件について、

「今回の惨事により、同社の存在とその世界をリードするシステム技術が広く知られたのはある意味では皮肉だが、グローバル時代を勝ち抜く代表的な日本企業として再認識されたといってもいいだろう」

と書いていた。下請けも含め、企業戦士として亡くなった方々にはせめてものはなむけの言葉である。

エネルギー事情の厳しい日本にとり、日揮のような海外プラント事業は命綱。いわばわれわれの生活を基礎で支えてくれている事業。原子力の使用が確実に制限を受ける今後はなおさら。今回の事件を受けてのネット発言で、知り合いからも「金が人命より大切だったんだろう」というような内容のものがあったのは非常に残念、というか憤りを感じる。

雑用で新宿に出る。帰り、小田急地下。あなご寿司の出店が出ていた。行列が出来る中、70くらいのおばちゃんが頼りなげに品物を包んでいる。アルバイトかな、と思いつつ、白焼寿司のパックを渡したら、厨房のおじさんが「タレ塗りましょうか?」と凄いことを。そしたらおばさんが「何言ってるの、白焼選ぶお客様は通なんですよ」と一喝。

「塩つけておきますけどね、家にわさびがあれば、わさびだけで食べるのがいちばんおいしい食べ方で・・・・・・知ってらっしゃいますよね」
おばちゃん、バイトと思ってすまなかった。本店の人ですね、たぶん。

どたばたで昼食が18時になってしまった。空腹だがいまきちんと食べてしまうと夕食が食べられなくなるので、果物とプレーンヨーグルトですます。

行きつけのコンビニ、ついににごり林檎の棚そのものが無くなった! おかしいと思い四件隣の同系列コンビニに行ってみたら、普通に置いてあった。どういう商品配備なのか。

今日の『八重の桜』、サブタイトル『妖霊星』を「ようれいぼし」と発音していた。間違いではないのだが、この単語を記憶している人の多くは『太平記』の、極めて印象的な妖怪たちのはやし言葉
「天王寺のや、ようれぼしを見ばや」
で記憶している筈である。ここは「ようれぼし」と読んで欲しかった。

ところで『太平記』における、この妖霊星のくだり、その妖怪どもを目撃した官女の言葉
「新座本座の田楽共と見へつる者一人も人にては無りけり。或觜勾て鵄の如くなるもあり、或は身に翅在て其形山伏の如くなるもあり。異類異形の媚者共が姿を人に変じたるにてぞ有ける」
を、あの手塚治虫が、いくぶん言い回し文を変えて『百物語』(1971)に引用している。この時期は、手塚が多額の借金を抱え、虫プロから追放され、どん底と自らが語っていた頃である。手塚の目には、周囲に立ち現れる債権者や金融業者が、異類異形のもののけに見えていたに違いない。

続けてNHKスペシャルで『マニー・パッキャオ 2千万ドルの拳』見る。こないだ『時間ですよ!』でやったネタだが、後半のパッキャオ敗北のくだりが凄かった。最初は『あしたのジョー』だねえと思って見ていたら、ラストは『タイガーマスク』だった。プロモーターのアラムの、スーパースターには強いだけではなれない、「ドラマがないとダメだ」というセリフには思わず膝を打つ。

さらにDVDで『ピープルvs.ジョージ・ルーカス』見る。SWオタクのおバカぶりのドキュメントだと思ったら、「リメイク派(ルーカス)vs.オリジナル派」という、 深く複雑な問題を追った作品だった。「作品は世に出したとたんに作者の手を離れ、観客(受け手)のものになる」という常識をくつがえそうとするルーカスの横暴の記録(笑)。

「(オリジナル版を見た)自分たちの青春を返せ」というオリジナルファンたちの叫び、フォースの設定すら変えてしまった新三部作に抗議するファンたちの思い。ああ、オレもこの監督にインタビューされたかった、と思った。そう主張する人々の多くがイタい外見なのはさておいて(笑)。

改訂版を作るのはいい、オリジナル版を観られる環境さえ残しておいてくれれば。しかしルーカスは改訂版をオリジナルにしようとし、旧版を封印しようとする。作者にそこまでする権限があるのか。

おかしなことにルーカスはそう主張するほんの少し前に、モノクロ作品に着色して公開することを映画への冒涜だとして反対する運動に署名していた。人の作品はダメで自分のならいいのか?

CGのなかった時代、手作業の特撮スタッフたちが苦労して作り上げた映像をいとも簡単に切り捨ててCG画面に置き換えてしまうルーカス。日本でもそのうち同じことをする人物が絶対出てくるはず。

ヤマトだのエヴァだののリメイク商法にホイホイ乗ってしまっているオタクたちを、私はかなりの苦々しい目で見ているが、この映画はその状況の先にある危機、自分の記憶と、“あの頃の時間”を作者に奪い去られる危機を示しているのであった。他人事じゃないぞ。前にも言ったが、『「いちご白書」をもう一度』の如く、映画の記憶というのはそれを観たときの自分の状況と重なり合い、つながりあい、融合して自分の心の中に刻み込まれるものだ。その記憶を奪い去る権利は誰にもない。

食べたもの。朝:茶碗蒸し、タラコ。果物(柿、ブドウ)。昼:柑橘類、ヨーグルト。夜:大根とアサリの煮物、タコポン酢、王糖姫トマトなど。それと、くだんのあなご寿司。わさびと、少量の藻塩で。ウマ!。酒類如例。

28日(月)ヘイトマン
♪悪い北悪い韓国悪い中国〜怒れヘイトマン誰よりも酷く〜叫べビラをまけ嫌韓のビラを〜

歯や胃や頭の痛みは全く去ったが、左手だけはいまだし。薄紙を一枚一枚はがすくらいのペースで回復しているが、まだ掌底と手首の部分が痛み、力を入れられない。不思議なことに夜は(殊に酒が入ると)全く痛まず、朝になると痛みだす。

メールで元・と学会員の某さんにお願いごと。すぐに返事きて、いろいろお気遣いくださる。さまざまな分野に人脈あるということはやはり、ありがたいこと。

テレビ回りの配線をちょっといじる。いま使っているリージョンフリーDVDデッキ、非常にスグレものな性能でありながら、なんとお値段1900円! どこで利益を出しているのだろう。

昼、観劇のため外出。キオスクで雑誌類数種買う。原発事故に関して週刊現代(危険派)と週刊ポスト(安全派)は対立していたが、安倍バブルに対しても対立しているようである。ただし、今回は攻守ところを変えて現代が安全派、ポストが危険派。

池袋シアターグリーン、歳岡孝士くん客演の劇団バッコスの祭『夢幻泡影江戸川乱歩』を観る。戦後、スランプになっていた江戸川乱歩は、夢を見てそれをそのまま小説にしようと考える。その夢の中で、乱歩は美術館の絵画盗難事件に関わるが、いつも犯人がわかる寸前に夢から覚めてしまう。そして現実の世界では、謎の大金消失事件が起こり、乱歩の周囲の、夢と現実がだんだん渾沌として交錯しはじめる・・・・・・という話。

タイトルから、もっとドロドロしたミステリーかと思っていたら、ストーリィも演技もかなり軽めのものだったのは意外。同じ状況が(夢なので)何度も繰り返され、少しづつ違っている、という趣向は私も『タイム・リビジョン』でやったが、こちらの方が(ホンの少しだけ)上手だった。悔しい(笑)。

歳岡くんは明智小五郎のモデル(と、自分では思っているが実際は違う)私立探偵役で、コメディリリーフぽい配役。適役で気障ぶりもいいが、もうちょっと活躍してくれてもいい。時代設定では乱歩はすでに還暦を過ぎているが、舞台上では30そこそこの設定。これは演劇的ウソでまあ、許容できる。乱歩のライバルとして甲賀三郎が出てくるが、本当の甲賀三郎は終戦の年に死んでいるから、これもかなり許容度を広げないといけない。で、トロイメライというドイツ製の、他人の夢に入り込み、それをテレビ画面にモニターする装置が出てくるが、これは、いくらなんでも時代的に尖端すぎるのではないか、と思い、ちょっと芝居内容に溶け込めなかった。ミステリ劇としての犯人の意外性と、そのトリックは見事だったのだが。

歳岡くんに出口で挨拶。『楽園の殺人』で共演していた小林直人くんと小清水希ちゃんが来ていた。歳岡くん、首を傷めていて、今日の最後の挨拶の時にちょっと身体を傾げるだけのキザっぽいお辞儀をしていたのも、実はあれ以上深く身体を曲げられなかったのだとか。桐ぽん(同じく『楽園の殺人』に出演してくれた桐山トシユキくん)も来ていて、帰りの道々、感想など話す。若い桐ぽんには、上述の私の抱いた違和感は全く無かった模様。うーむ、ここが芝居作りの難しいところ。凝れば凝るほど、作者は面白がれるが、それが観客に伝わらねばどうにもならぬ。かと言って、せっかく実在の人物を舞台上に再現するのであれば、そこらへんにこだわらないと意味がない、とも言えるのでは・・・・・・。

http://mainichi.jp/select/news/20130128k0000e040180000c.html『婚約破棄:「在日差別意識に起因」女性が市議を提訴』この二人は結婚相談所によって紹介されたそうだが、この相談所が馬鹿(というか機能していない)だろう。差別がいけない、この男性の、事実を知ったあとの対応がダメダメ、ということは大前提としても、現実に結婚するとなった場合、トラブルが起きる可能性をできるだけ回避することは当然であり、結婚とはそれくらいデリケートなもの。自己責任である恋愛結婚ならともかく、見合い結婚の場合は徹底してお互いのデータを共有するべきであり、その補助のために結婚相談所はある。女性の祖父の国籍のことまで調べられないというかもしれないが、紹介する相手が保守系の市議で外国人参政権反対論者である、くらいはまず、前もって女性の方に伝えておくべきだろう。ここらへん、昔の仲人だったらまず最初に聞きつけて報告してくれる類いのものであるはずだ。

食べたもの。早朝:チーズケーキ一切れ、缶コーヒー。朝:ハムエッグ、糟漬けイカ、果物(あまおう)。昼:抜き。夜:蛤ダシの白菜鍋。桜えび。油揚げ炒め、王糖姫トマト。発泡酒、黒ホッピー。

Copyright 2006 Shunichi Karasawa