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2012年9月21日投稿

つぶやき日記9月18日〜20日

18日(火)死にいたる甘い
キルケゴールさん、糖尿病なのにそんな甘味料摂取したら死にますよ!

朝7時就寝10時朝食如例。尖閣騒動かまびすし。しかし日本人はフールの利用法が下手だと思う。石原に尖閣を買わせて、中国に対しては
「まあ、ああいうキチガイのやることなので」
と空とぼけていればいいものを、変なメンツにこだわって国が買い上げてしまったから言い逃れが出来なくなってしまった。国でなく都が買い上げるというのは所有者の安全も守れて中国との交渉にワンクッション置ける、恰好の奇手だったと思うのだがなあ。

連絡いろいろ。こちらからも。某問題、最近はすっかり落ち着く。これによって、もうひとつのこれまた普通ならドツボ状態になっているであろう問題にも対処できる。最悪と想定していたケースによって(最悪は最悪なのだが)他のピンチが救われる、ということもあるのだなあ。

光文社『FLASH!』届く。インタビューからしばらく何の音沙汰もなかったのでボツったか、と思っていたら、なんかの手違いで送ったものが送り返されてしまったらしい。

5時、家を出ていくつか用事済ませ、上野広小路へ向う。銀座線の中で、向いの席に座ったおじさんが、真剣な顔で読んでいた雑誌が宇野正美責任編集の『エノク』。何と申しましょうか。

上野広小路亭、立川談之助プロデュース『禁演落語の会』。出不精の割にはよく出ることだが、本日のゲストは立川龍志。参議院議員・立川談志の初代秘書である。この人の後を次いで秘書になったのが談之助で、この二人の話を聞けば談志の六年間の議員生活の全貌がわかる。豈聞かざるを得んや。

受付に顔を出したらなんとと学会のSさんが座っていた。奥さんが出かけて身体が空いているので手伝っている、とのことである。ちょうど談之助が高座に上がっている。本日のネタは『子別れ』の上中下通しで、上と中を談之助、下を龍志が演じる。

談之助のは現代的なクスグリが新作羽だけあってやはり面白く、龍志は本格的にみっちりと聞かせる。ただし、やはり基本は圓生の型。流派がどうこういうより、これが現代において最も聴衆にフィットする演出なのだろう。

終って対談、いや、面白かった。談志のエピソードというより、昭和の芸人、政治家、文化人といった人たちの生活が浮き出てくるような話で、大変に興味深い証言である。これは同人誌でもいいから本にまとめて欲しいと思う。

終って、Sさん、QPさん、久しぶりの啓乕くん、それに前座のブラ坊と打ち上げに。龍志師匠に挨拶したが、向こうはすでに私のことはご存知。もっとも、まだ師匠が金魚家錦魚の時代に、横浜の落語会で私がスタッフでついていたことは知らなかった。あの時、談志が昼の部と夜の部の間の時間を使い、教育会館のロビーで、『野ざらし』の稽古をつけていたのは未だに印象に残っている。ノートに書いたメモ書きを見ながら、矢継ぎ早に指示を出しており、八五郎の
「なに、じゃあ、ありゃ幽霊? 幽的?」
というセリフを
「いいか、この“幽的”みてえな江戸言葉は絶対残しておけよ」
と言っていたのが非常に印象的だった。

それからもちょっと他では聞けないエピソード多々。何とSさんの親戚が談志の秘書をやっていた、ということも判明、これには龍志さんもノスケさんもびっくりしてのけぞっていた。世間はせまい。

龍志師匠と飲むと朝までつきあわされる、という話だったが、今日は早めに終電合わせで解散。何か寂しいような。談之助さんと地下鉄で新宿まで。出たら、われわれが店を出てから地下鉄に乗っている、その間にすさまじい雷雨があった模様。“凄かったですね”“雷が怖くて”と、人々が会話しているが、私が地上に出たときにはもう止みかけていて、まったく会話に参加できず。

帰宅して、打ち上げの店が上品なところで量がいかにも足りず、また食べるより話を聞く方に集中していたので腹が減る。コンビニで買った天丼弁当とビール。

http://www.yomiuri.co.jp/politics/news/20120918-OYT1T00165.htm『鳩山元総理、野田首相再選の際の離党宣言を取り消し』
……なんだろう、この人は新聞が“最近の紙面はギスギスしていて笑いがないな”と考えると談話を取りにいくような存在になっているのではないか。平成の葦原将軍みたいなものか。

本日食べたもの。朝:レンコンと小エビの掻き揚げ、ご飯、果物。夕方:上野広小路で塩麹つけ麺(ヒロコウジでシオコウジを食った)。夜:打ち上げで刺身、焼き鳥、チヂミなど。緑茶ハイ。深夜:コンビニの天丼、ビール。

19日(水)半島にあった怖い話
人気ダジャレ復刻シリーズ。

5時就寝。ちょっと早寝(笑)。10時、母の室で朝食。母は明日からしばらく北海道。『ゆうゆう散歩』、前のテーマソングが好きだったのに、さだまさしのものに変わってちょっとテンション落ちる

http://togetter.com/li/123029?__『【反石原】 反対という思考停止は、政治的には絶対に勝てない 【そして反原発】』一年半前のまとめだが、いま、読み返す価値あり。代案なき「反○○」連呼が所詮罵倒の快楽以上の価値がない(ばかりか○○に利する結果しかもたらさない)ことを丁寧に解説。

プリンターがまったく反応しなくなった。ひょっとして、昨夜の雷雨のせいか? もっとも、そろそろ買い替えようかと思っていた時期だったが。とはいえ、非常に困る。某社ゲラ、催促が来たのだがコピーも出来ぬ。ゲラそのものを母の部屋のFAXで送ろうとしたら、今度はサイズが大き過ぎる。カッターで切って小さくして送る

本日、12月の芝居に出る女優さんの面接なのだが、その資料もプリントアウトできない。マイミクGさん(おでっささん)が付き添いでいらっしゃるので、彼の所にメールして、プリントアウトしてもってきてもらうことにする。

いろいろやってくたびれて、ベッド読書。遠藤誉『チャイナ・ナイン』、知り合いの女性から“面白いですよ”と勧められたので読むが、なるほど、開巻から血湧き肉躍る。

5時、家を出て新宿ミロード5F『カフェラミル』。時間には余裕を持って出たが、ミロードとルミネの区別がよくつかずオタつく。某女性声優さんと挨拶。実はかなり以前に一緒の番組に出演したことがあり、向こうも覚えてくれていた。話を聞く。てっきり演劇経験あると思ったら、今まで出たのは即興ライブのようなものばかりで、本格的な演劇は初めてとのこと。たぶん舞台声は出ないだろうが、ルックスとキャラクターは抜群なので、そっちを中心に役を作れば大丈夫だろう。まだ事務所の応諾とってないが、かなり積極的に出演したいとのこと。話しながら頭の中でアテ書きして、
「……悪役はどうですか?」
と言ったらぜひ悪役で、と大喜び。今回のテーマにもぴったりだし、話題にもなるだろう。

出てみんなと別れ、京王デパ地下で買い物。マスカルポーネチーズがあったので買ってみる。おととい食べたチーズの塩辛、というのを試してみるつもり。あとは銀ダラの西京焼き。

月曜、某テレビ制作会社から連絡あり、それが先週の金曜のメールだった。スケジュールマネージャーが休暇とって田舎に行っており、私の元に届いたのが昨日で、まあ四日くらいのラグは問題なかろうと思って連絡したら、収録が今日というあわただしい中の依頼だったそうで、間に合わなかった。特番の時期というのはこういう急な仕事が多い。

11時半、夜食の準備。2週遅れの放送となった『タカトシの時間ですよ!』スーパーコンピューターの回。人気コーナーなので告知告知でつなげて2週引いたのだが、おかげでオリンピックネタなどがかなり古くなってしまった。これは編成のミスじゃないかね。感想は
http://www.tobunken.com/news/news20120904172307.html
↑こちらに。

http://twitter.com/hazuma/status/190982721609269248「3MBの楽曲に300円払うつもりはないが、その楽曲が「いまこの瞬間に聞ける」のであれば、その体験に300円払うことは全然ありうる。ひとがなぜライブに金を払うのかを考えればいい」by東浩紀。

上記東氏の言説、全く正しい。AKB48のジャンケン大会などを批判している人は多いが、ジャンケンだろうとあっちむいてホイだろうと、これは“ある瞬間”をアイドルと共有するイベントなのだ。共有が記憶に残るためには、出来るだけ派手でかつ、馬鹿馬鹿しいものに越したことはない。あんなジャリタレはしょせん使い捨てで長続きしない」からこそ、いま、この、この瞬間の共有に価値がつくのである

http://jump.cx/GxFUc『サントリーオールフリーCM』。このお婆ちゃん、『かしまし娘』の正司照枝だよね。うわあ、歳とったなあ、という思いと、この下品なキャラ、健在だなあという思いが相半ば。子供時代、かしまし娘をテレビで見て、笑って笑って、自分でもどうかしちゃったのじゃないかというくらい、止まらなくなったことがある。昭和40年代のお笑い番組黄金時代の、文字通りスーパースターだったのだ。

本日のメインディッシュはおとついの残りの大鯛の刺身のチリ鍋だが、京王デパ地下で買った銀ダラがうまくてうまくて、口にして思わず声をあげてしまったほどだった。あと、マスカルポーネ、最初は樽一で食べた通り塩(岩田真さんに貰った『龍馬の塩』ての)だけを混ぜてみたが、すぐ店で食べた味になってしまったので、もう少し工夫しようと、刻んだ塩昆布とネギを混ぜてみた。これも成功でうまい。海苔とカツブシなどもよさそうである。ちょっとこれから、このマスカルポーネにいろんなものをコネ合わせて酒肴にしてみる実験をしてみよう。

本日食べたもの。朝:パンケーキ、目玉焼き、ベーコン。果物。昼:抜き。夜:鯛チリ、マスカルポーネチーズ、銀ダラ西京焼き。ビール、緑茶ハイちと過ごす。

20日(木)のだめカンターレ

恵が幸福の科学に入信?

mixiばかりやっていて、オモテ日記の更新が滞っているのでその作業をやる。オモテ日記と書こうとして「モテモテ日記」と書きかけた。だったらいいのに(笑)。

習慣で10時ちょい前に目が覚めるが、今日から母は留守。腹も減ってないしと思い、用意していた朝飯用のサンドイッチなどを食わずに、そのまま過ごしていたら、昼も抜いてしまった。この空腹感のなさはなんだろう。

http://obiekt.seesaa.net/article/93724126.html『軍需産業は戦争を欲していない』対テロ戦争は儲からない。バカのひとつ覚えのように
「アメリカのネオコン軍需産業ガー」
と言う奴用。

馬鹿でかいダンボール箱で荷物が届く。なんだこれはと思ったが、蔵書を引き取ってくれる古書店さんから、輸送用のダンボールがまとめて届いたのだった。

北極の氷、観測史上最小になったそうな。以前マイミクだった男が震災以降放射脳になり、私が
「原発は地球温暖化対策としても必要」
と言ったら
あんなものはデマだともうわかっているんですよ。ホントにしょうがない人ですね」
と言い捨てていきなりマイミクを切り、アク禁にしてしまった。今、どうしているだろう。

http://jump.cx/Ogp2D『「にやける」誤用広まる」……しかし、正しく教えようとすると「若気」の語源から教えないといかんのではないか。
http://gogen-allguide.com/ni/niyakeru.html『にやける・若気る』「若気:鎌倉・室町時代に男色を売る若衆を呼んだ言葉で、“男色を売る”という意味から“尻(特に肛門)”も意味するようになった

ニュース見ながら、発泡スチロールの柱2本目の解体にかかる。さすがに電熱カッターの使い方、慣れてきて一時間ほどで2つに切断できた。

http://jump.cx/iHFTf『仏週刊誌ムハンマド侮辱の漫画掲載』くだんのマンガというのも探して見てみたが、出来はともかく、度胸あるねえ。いかにもフランス人。国の思想基盤のひとつ“自由”を守るためには、人が嫌がることも敢てするのがフランス人。国も「やめれ」とは言えても禁止出来ない。これこそ真の表現の自由。さあ、この自由の代償に(作者含め)何人死ぬか……。ロリコンマンガ規制で表現の自由がおかされる、などと騒いでいる連中はまだまだ、甘いのである。

食べたもの。朝:抜き。昼:抜き。食欲なし。夕方、マンダリンオレンジ小さいの数ヶ食べたのみ。夜:ギョウザ、銀ダラバタ焼き、桜エビ湯豆腐(見事なダシが出る)。マスカルポーネチーズ、発泡酒、黒ホッピー。

マスカルポーネチーズに練り込むシリーズ、今日最初に試みたのは海苔と酒盗。予想通り合う。合いすぎて意外性が無い。……続いて海苔にオカカを混ぜ、ワサビと醤油で風味付け。これもうまいがマスカルポーネの個性はちょっと減じてしまう感じ。醤油の個性が強過ぎるのが原因。基本、マスカルポーネには塩か。

で、最後にやってみたのが練りウニ。……これはイケる! 意外性あり、素材動詞の思わぬ協調と競り合いがあり、新たな個性がそこに現出。プリッツの先っちょにくっつけちゃ食べて、焼酎をクイクイ。青木正児のエッセイ『陶然亭』で、さまざまな酒肴を置いてある酒場の、究極のつまみは、小皿で取ったさまざまな品を、自分の工夫や思いつきで混ぜ合わせて製造する、とあった。何となく、それで作られた肴はこういうものではないかと思った。

Copyright 2006 Shunichi Karasawa