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2012年9月11日投稿

つぶやき日記9月7日〜9日

7日(金)シャケ買い
この鼻曲がりの見事さに思わず衝動買いしてしまった。

朝、7時就寝。10時起床、朝食、10時半また就寝。寝入りばなを電話で起こされる。お堅い職業の人はいくらこっちが昼夜逆転の生活してますと伝えても朝、電話してくるね。

他にもいろいろ荷物など届き、3時頃やっと起きだして入浴、家を出て、何か腹に入れておこうと地下鉄駅近くの蕎麦屋に入る。壁に「ギザオイシス」という中川翔子の色紙あり。天せいろ頼むが、私的にはあまり好みの蕎麦ではなかった。残念。

で、待ち合わせの喫茶店行くが、満杯でロクな席なく、近くのガストでドリンク飲みつつ某週刊誌インタビュー。吉田豪さんの本でしゃべったことを聞かれる(ほとんど心臓の件)。おしまいあたりで恋愛事件とかについて、聞きにくそうに聞いてくるが、いや、あれはリップサービスに過ぎませんと答える(笑)。豪ちゃんもプロレスファンであるから、そこらのアングルはちゃんとわかっている。

1時間ほど話して、店を出て、新宿まで出て買い物。帰宅後、また30分ほど寝る。よく寝ること。気圧乱れたせいだろう。

http://news.livedoor.com/article/detail/6928996/「君が代は “キム家の世の中” という意味」談之助のネタじゃねえかこれ。「♪朴の名前は正煕、金の名前は日成、二人合わせて朝鮮だ、キムとパクとで朝鮮だ……」(『ヤン坊マー坊天気予報』の節で)

夕食、9時過ぎ。スーパーでナスとシャケ缶買ってなすかやきを作るが、ナスの柔らかさ、シャケの濃厚さが相まって実に美味。

またモンティ・パイソンDVD。『欲求不満の美術評論家スケッチ』。裸体画のことしか言えない評論家が、セクシーな女性に向って「Your grace」と口走ると彼女が「 I'm not your Grace, I'm your Elsie」と答える。これは私もどこが面白いのか、よく意味がわからずググった。

http://jump.cx/7MDflあちらにもわからん人がいたと見えて質問していた(笑)。

調べてみたら別に大した意味もない、要するに、高貴な人への呼びかけ「ユア・グレイス」のグレイスをバカな女が名前だと思って
「グレイスじゃないわ、エルシーよん」
と答えたというだけのギャグだった。「your」がついてるからもっとセクシーなニュアンスになるかも知れない。このギャグがどうしようもないので評論家(M・ペイリン)が
「何てひどいギャグだ!」
とつぶやくと女が
「でもあたしそれしかセリフがないのよ!」
と泣く。

字幕では「Your grace」を「奥様」と訳して、言われた女性が「恋人気分のままよ。妻なんてツマんない」というダジャレにしていた。この女性を妻だということにすると、次のスケッチへのブリッジの“妻をしめ殺す美術評論家”とつながらなくなるのだが、まあここらへんの齟齬はダジャレを翻訳する苦労を思えば致し方あるまい。

本日食べたもの。早朝:缶コーヒー、豆大福。朝:ご飯、サラダ、松山揚げ煮、カブ漬物、果物。昼:新中野近くの蕎麦屋で天せいろ。夜:なすかやき。若漬けらっきょう。イングランドエール二本、黒ホッピー二杯。かやきの残り汁に冷や飯を入れて雑炊。

8日(土)イルミナティ扇橋
元ネタの扇橋師匠(入船亭)がいまいち地味だが、実は俳句の方で有名な師匠で、俳名が「光石」。イルミナティの語源の「光るもの」と一脈相通ずるのである(笑)。

朝方、ミニうなぎ弁当でビール飲み、6時半ころ就寝。10時起きだしてきちんと朝食。ちょっと出て、コンビニの銀行で入金確認。各種ギャランティあって、何かちょっとリッチな気分。諸所支払いをするとまた貧乏になる(笑)。

コンビニの隣にあるラーメン屋、以前の日記にこの値段でこの味では二度と行く気にならない、と書いたところだが、このあいだとうとうつぶれた。で、後を居抜きで買ったらしい新しいラーメン屋が10日からオープン。もう一軒、近くにあるラーメン屋は最近流行りの濃厚どろりスープで私の好みでなし。さあ、この店はどうか……。

http://jump.cx/aGlt9山本美香さん死亡で停戦求める声明…ペンクラブ (読売新聞 - 09月07日 21:08) ペンクラブには尊敬する作家さんも大勢いらっしゃるが、しかし敢て言えばお花畑頭の行為。シリアでは山本さんの前にもその後にも、何百人という子供が、女性が、若者が、老人が、兵士が、一般人が殺されている。そのときにはほっかむりで、日本人が一人死ぬと「戦争はやめなさい」では、ドメスティック・エゴの典型。何様だと思っているのか。戦地を思い、ジャーナリストの使命を思って粛々と追悼すればいいだけのこと。

今日は夕方から芝居。その前に雑用。これが多々ありすぎて、他のことが手につかない。スタッフにもいろいろ指示しているのだが、伝わらなかったりして隔靴掻痒。

4時、大塚萬劇場。時間ぴったりに到着。平熱43度とノーコンタクツの合同公演で、今日は平熱……の方の『炎の三銃士』。とはいえ平熱の主催者の桃原秀寿くんはもとノーコンタクツのメンバーで、『炎の……』ももともとはノーコンタクツの芝居で、麻見拓斗くんが2008年に書いた台本。で、『炎の……』はノーコンの『天空の島ラポタ』の前日譚、みたいな位置づけになっている(らしい)。ちょっとこんがらかる。

時間にぴったりだったので、席についたらすぐ始まる。なのでパンフにもほとんど目を通せなかったのだが、今回は出演者で直接の知り合いは松原由賀ちゃんと牧野和馬くんくらいだな、と思っていたら、何やら見覚えのある顔の女優さんが。劇団スーパーグラップラーの原田明希子ちゃんだった。彼女とは初めてルナに私が客演したときに共演している、この業界では古い友人。後で聞いたら、主役のロナウジーナ役の宝栄恵美さんの知り合いで、そのヒキで……であるらしい。無限の繰り返しになるだろうが、まったくこの業界は狭い。

座席は満席、大したもの。感想はあとで観劇日記の方に。出たら『ブロークン・ドイッチェ』で監修をやってくださったGさんことマイミクのおでっささんと出会う。
「お茶でもどうですか」
と誘われ、駅近くのスターバックスでしばらく話す。おでっささんが宣伝協力している映画『アイアン・スカイ』の話、それから話進んで、12月公演に協力してくれませんかと話して快諾を得る(ナチスではなく、もうひとつのおでっささんの趣味の方で)。7月公演後、しばらく芝居スイッチを省エネモードにしていたが、予算のメドもどうやらついたところで、そろそろ本格的にスイッチ入れねば。

別れて、山手線、中央線乗り継いで中野。マネージャーのオノ、テヤマ両人と待ち合わせ、中野の馬肉屋『さくら』で打ち合わせ。マンガ・アニメ関係の著名人が壁にいろいろサインしたりしている。某仕事のギャランティ前渡し、さらに12月公演の件なども打ち合わせる。

この店の主人、と学会の金子さんにそっくり。S太郎を可愛がってくれる。肉刺し、脂刺し、ユッケ、馬レバ、メンチカツなど。ホッピーの中の盛りよく、喉が渇いて(今日は暑かった)がぶがぶやっていたらかなりヨッパになる。

帰宅、ベッドに入ってグーとなるが、まだ10時台。2時ころ起きだして、またビール飲みながら(ダメ人間的楽しみ)いろいろ雑用(つい、働いてしまう貧乏性)。7時ころまた寝る。このパターン、いつまで続くか?

9日(日)のうまくサラマンダー
不動明王の背負った火炎はサラマンダーの吐く火だった!(ムー調)

7時近くまで原稿類やって、就寝、10時に起きるが眠くて参る。いままでは二度寝で3時間も寝ればスッキリだったのだが、睡眠の質が変化しているのかもしれない。

寝ぼけ眼のまま11時半、家を出て大塚萬劇場。今日はノーコンタクツの『天空の島ラポタ』。岩田真さんに途中でバッタリ。他にも大野ゆかりちゃんなど知り合いの顔多し。同じ劇場、同じセットを使って別の芝居を二本立てで上演するという趣向はまことに面白い。まあ、平熱43度はどうかよく知らないが、ノーコンはセットの“表しているもの”をあまり気にしない劇団だからできるのだろうが。

ほとんど相似の二本の芝居だが、演出家自らの脚本である分、キャラクターの描き分けについては『ラポタ』の方に一日の長あり。あと、これはやはり観に来ていた山口A二郎さんと意見が一致したが、長沢峻太くんの成長が著しかった。くわしくは観劇日記の方に。

見終って挨拶し、岩田くん、山口さんたちと駅前のスターバックにまた。彼らはこれから『炎の三銃士』観るので、ネタバレにならぬよう気をつける。山口さんと、告知というものの必要性など。

思ったより時間早く立ち、3時、みんなよりひと足早く店を出て、山手線、中央線とたどり、最後はタクシー使って荻窪小劇場。以前アールコリンだったところで、劇団CRACKPOT『What you will〜お好きなように』を観る。芝居のハシゴ。これが昼観た芝居とはまるで異る本格的なシェイクスピア劇だった。独自の解釈というより、原作である『十二夜』の構成の巧みさがきちんと伝わってくる。前の席に座ったおじさんが携帯鳴らしたりしてちょっと気になったが。

帰宅、メール連絡等、日曜とはいえいろいろ。コピーして相手先にFAXしたり、雑用で8時過ぎまで。途中から『平清盛』見るが、清盛が露骨に反朝廷を口にする。なるほど、これは聞きしに勝る反日番組(笑)。いや、反日だろうと左翼だろうと面白ければそれでいいのだが、面白いロクないウンヌンより先に、この番組、人物の位置関係が見ていてわかりにくすぎるように思う。戦国ものみたいに敵味方がハッキリわかる時代ではないので、いま、誰と誰がどういう関係で、どういう立ち位置でいるのかを、一話に一回くらいは俯瞰した説明シーンを入れないと、ネットなどで情報を仕入れていない視聴者は混乱してしまう。キャラクター作りに凝り過ぎで、全体がおろそかになっている。私の周囲にもそういう人たちがいるが、ラノベぽいとか、BLぽいとかで喜んでいるファン層を取り込んで大河の視聴率を上げようというのはちょっと無理な相談だと思う。

夏コミ偽札騒動余話。警察から「偽造通貨発見届出協力謝礼金」なるものが出るので口座を教えれ(大意)という手紙が来た。こういうものがあるんだ。枚数換算か額面換算か知らないが、届け出たのが1000円の偽札一枚、謝礼金3000円。謝礼が欲しくて届けたわけじゃないから辞退すべきか、話のタネにもらっとくか……。それにしても、ネット関係ではこの1000円偽札事件と、旧10000円札偽札カン違い事件がごっちゃになって拡散している。ネットで拡散される情報というのはかくもいいかげんなもの。

本日食べたもの。明け方:オニギリ二ヶ、ビール。朝:豚肉焼き、サラダ、果物。曲りキウリ漬物。昼:抜き。スターバックでキャラメルフラベチーノ。夜:ローストチキン半身、大根と油揚とハマグリの煮物。ハマグリのダシ、やはり最高。イングランドエール、緑茶ハイ。

Copyright 2006 Shunichi Karasawa