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2012年9月4日投稿

つぶやき日記9月1日〜3日

2012年
9月
1日(土)宇宙鉄人京大大学院

インテリ系変身ヒーロー。

酒飲んで12時に寝て、3時半ころ起きて7時ころまで仕事したりなんだり。2時間ほどベッドに横になり、9時過ぎ朝食、食べて午後2時ころまでまた寝る。夏バテ型生活リズム。

某編集部からインタビュー企画依頼メール。そこに、ご参考までに、とこれまで同企画でインタビューされてきた各界人の名前が列挙されていた。
「田原総一朗様、竹内薫様、佐藤秀峰様、内田樹様、神田昌典様、益川敏英様、村上憲郎様、山元賢治様、森達也様、上杉隆様、苫米地英人様、田口ランディ様、中谷彰宏様」
えらくバラバラではあるが、“業界的には私はこのあたりのランクなのかな”とぼんやり思う。このあたり、とひと括りにするにはかなり幅がありすぎな顔ぶれだが(笑)。

黒田勇樹&中村瑠衣の痴話ゲンカ、スポーツ新聞によると、なんでも六股してたのがバレて奥さんがキレたとかいう話。二股三股は単なる下半身のだらしなさだが、六股となると一種の才能。それを活かしてジゴロとして生きるべきで、結婚は自らの特性を封じる自殺行為だったと思う(笑)。

http://togetter.com/li/358115?__『「井の中の蛙大海を知らず、されど…」の語源』確かに「空の深さを知る」もいいが、都々逸に「井戸の蛙とそしらばそしれ、花も散り込む月もさす」というのがある。こっちの方が粋で好み。それにしても、そもそも井戸の中でなくてもほとんどの蛙は海なんかしらない、というか海に投げ入れられたら死んでしまう。大海を知らず、ということわざを作った古人もカエルに酷なことを要求するものだ。

朝7時に一旦寝るが、ひどい胸焼けで目が覚める。寝る前に40ベクレルの被曝をしたせいだろう(バナナ2本食べたとも言う)。放射線被害だ!

今日はと学会例会で錦糸町までいかねばならないので、早めに母に言って朝食とらせてもらう、ビーフとキウリのサンドイッチ、アイスミルクティー、オレンジ、梨(幸水)三切れ。自室に戻って仕度するが、急激に体調悪化。失神に近い眠気が襲ってくる。空を見上げると空模様一気に乱れ、やがてスコールのようなどしゃ降り。これだけの気圧乱調をおして出かけると後が怖いので、メールして、残念ながら今日は欠席することにする。次の例会予定日も芝居の稽古に丸かぶりな予定なので今日は顔を出したかったのだが。ま、単行本への執筆で会員としての役目は果たしているからいいか。

しばらくベッドに横になり、携帯でネットサーフィン。今月中に企画仕事の準備で、ちょっと北海道行きの予定が入る。楽しみだが、さて、ホテルはどこがいいか。

何とか体調持ち直したので夕暮れ時から散歩。この夏は暑くて往路30分復路30分の短距離だったが、雨上がりもあって涼しかったので久しぶりに往復1時間づつの長距離でやってみる。いやあ、「足は身体のポンプ」ってホントだなあ。全身に血がめぐって、熱くなり、汗がボタボタ垂れるまで吹き出た。帰宅後パンツまで着替え。

山本薩夫『華麗なる一族』(1974)。同じ原作者・演出家、かなり重なる個性派出演者群による『白い巨塔』(1966)が映画的カリカチュアの末のリアリズム演出として傑出していたのに、どうしてこっちは「最高級レベルの学芸会」になってしまっているんだろうなあ。

本日食べたもの。朝:ビーフとキウリのサンドイッチ、アイスミルクティー、果物。昼:というより夕方、KFCワンピース。夜:豚タン茹で、くーぷいりちー、ミニトマトアイコ。発泡酒、黒ホッピー。

2日(日)麻耶の暦
小林麻耶、2012年地球滅亡をスケジュール帳にメモ!

七曜にほとんど関係ないフリーの職業ながら、日曜日はどうしてもダレて寝転がってダラダラしてばかり。寝転がったまま三橋貴明の経済学のを数冊読むが、楽観論すぎることはともかくも、同じことを何度も同じ言い方でくり返すのですぐ飽きてしまうのが難点。

最近ニュースで話題のダウン症の早期発見法だが、ダウン症の名称は19世紀半ばの英国の医師ジョン・ラングドン・ハイドン・ダウンに由来する。ところがこのダウンの論文はタイトルが『白痴の民族学的分類に関する考察』というもので、内容も、胎児が母親の胎内で魚から人間への進化の道筋をなぞって成長するという反復進化説を元にしたもの(この反復進化説はその後否定されるが、現在でも熱烈な支持者がいる)。そして、ダウンはこの進化は胎内で胎児が人間形態になってもまだ、黒人種(アフリカ人)→黄色人種(アジア人)→白人種(ヨーロッパ人)の段階進化を遂げる、と信じていた。

ダウンは白痴が生まれるのはこの反復進化の途中で、最終的な(完璧な人間である)ヨーロッパ人の形状になる前の、アジア人の段階で早生まれしてしまうからだと考え、「モンゴロイド・イディオシー(蒙古痴呆症)」と名付けた。いかにも19世紀英国人らしい差別的思想だが、日本でも昔はその名称をそのまま使って、ダウン症のことを“蒙古症”と言っていた。バカにされていると腹を立てなかったのか。モンゴロイドというのをアジア人全般を指す言葉でなく、文字通りモンゴル人だけの意味にとっていたのかもしれない(だとすると日本人の心底の差別意識もちょっと問題である)。

もちろん、このトンデモ説はすぐ否定された。第一、アジア人は顔形が白人と異るだけで、白痴ではない。ダウンが実際のアジア人を目にしたことがあるかどうかも疑わしい。彼がモンゴロイド・イディオシーの特徴とした「吊り上がった目尻」「首が太く短い」などの外見は、ヨーロッパ人による想像上のアジア人の特徴で、実際はそのような外貌はアジア人にはほとんど見られないからである(とはいえ未だにマンガなどでは、日本でもこれが記号化されて通用している)。

第一ダウンは胎生学や人類学の専門家でもなんでもない、眼科医であった。こんな人間でも、最初に論文にしたということで病名に永久にその名を残す。ちなみにダウン症の本当の原因(染色体異常)を突き止めたのはダウンの論文から一世紀近くたった1959年、フランスのジェローム・レジューンによって。私はこの病気、レジューン症候群と改称すべきだと思うのだが……。

昨日、左親指の爪の生え際のササクレをむしったら、そこから菌が入ったらしく、パンパンに腫れてズキズキ。明け方それで眠れず苦しんだが、今日の夕方になって急速に腫れも引き、痛みもほとんどなくなり、ほぼ終息。凄いぞ私の免疫機能

http://jp.wsj.com/Japan/Politics/node_505046森元首相『「谷垣氏に限界」=総裁再選支持を転換』そりゃあ、森サンは以前自分の不信任案を通すために投票を欠席した『加藤の乱』で若頭だった谷垣サンへのうらみを忘れるわきゃないわなあ。江戸の仇を長崎でとった形。

某君にメール、12月の芝居への出演を確認、快諾を得る。キャスティングにあとひとり、若手女優が欲しいところ。

夜9時、オーディトリウム渋谷にて川上史津子さん主演(!)の短編映画『胸が痛い』(深作健太監督)を観る。DVな若いツバメと、DV被害者なもう若くない女との、どうしようもない、どうにもならない関係を描いた映画。ハマり役を得ての川上史津子の気迫すさまじ(さすがに濡れ場は目のやりどころに困ったが)。彼女が自分の人生をある意味芝居という恋人に全て捧げているのを知っているこちらとしては、この映画の中の男女関係が、彼女と芝居の関係にダブってしまう。ラストの、観る者誰一人望まないハッピーエンドが切ない。9月1日〜14日までオーディトリウム渋谷http://a-shibuya.jp/にて公開。

この『胸が痛い』も含めた映画製作実験『シネマ☆インパクト』企画者の山本政志(『てなもんやコネクション』)の監督作品『アルクニ物語』も観た。戦争か災害か知らないが、とにかくカタストロフで専門学校のスタジオ内に閉じこめられた複数のカップルが、次第に“国家”を形作っていき、国家同士、貿易したり、戦争したりを始めるというSFチックな話。シチュエーション的に面白い。ラストは理屈じゃなく絵的インパクト狙いだろうが……。演技的には素人だが大変キャラクターが印象的な、専門学校の先生役の人がいたが、林由美香主演の『たまもの』のいまおかしんじ監督だった。

終電の時間あるので、上映後のトークは失礼して帰宅。ぎりぎりで開いていたスーパーに飛び込み、夜食の材料を買う。

本日食べたもの。朝:塩豚、卵焼き。リンゴ2切れ。昼:セブンのシーフードヌードル。日清のに比べ麺のパルプぽさが強い。夜:ひらめの蒸し煮、くーぷいりちー。キウリ糠漬け、発泡酒、黒ホッピー。

3日(月)仁侠の家
「♪顔もみたくないほど嫌われるなんて」(暴力団排除条例)

朝方、ネットでシュワルツェネッガー死亡のニュースが出回った。
http://jump.cx/JQMvh
↑すぐにフェイクと判明したが、つい習慣で訃報記事の資料当たってしまいそうになったじゃないか!

この時間(6時半)になると空腹感に悩まされるが、『築地のおいしいバナナ』『伊藤園の理想のトマト(ジュース)』の組み合わせ、無敵。腹にもたれず、空腹がぴたりと治まる。

文鮮明死去。統一教会がカルトであり犯罪集団であり反日工作組織であったことはさておいて、その教えはキリスト教のアジアにおける受容の、おそらく最大の成功例であり、興味深かった。
http://jump.cx/BoETm
↑ここでわかりやすく述べられているが、なるほど、儒教との折合いが秘訣だったわけか。

朝食とって、さてまた寝るか(いつもの生活リズム)と思ったら某先生から電話。しばらくやりとり。宇宙人と話しているごとし。向こうもそうだろう。世界とか常識がまるで違う。ちょっとアンタンたる気分になる。

それでちょっと寝入りばなをくじかれて、仕方なくしばらく仕事。1時過ぎに眠くなって寝る。目が覚めたらもう4時近く。打ち合わせあったの思い出し、急いで駅前へ。E社、IさんKさん。今後のダンドリ含めいろいろ。なかなか厳しい状況なのだが、ちゃんとスケジュール予定が組まれていると、それだけでホッとする。自分が停滞させているくせにその停滞が一番イラつく。社長がテレビで私を見かけて社員に吹聴していると聞いて、苦笑。

打ち合わせ終わり、喫茶店を出て中野駅まで散歩。途中、遅い昼をリンガーハットでとる。皿うどんと海鮮スープ。それからピーコックで買い物。保存用食品をいろいろ大人買い。

忘れかけていた(忘れたがっていた?)ほど以前の某社仕事、やっとギャラ支払いの電話。ここでの仕事は内容的には面白かったのだが、前担当さん(現在退社)がちょっと変わった人で(進行担当なのに携帯を持たない主義だったり)、製作方針がコロコロ変わって大いに迷惑をこうむり、最後はこっちも腹を立てて打ち合わせでもロクに会話をしなかったほどだった。それでもギャラは思っていた(こちらで計算をカン違いしていた)よりちょっと多かった。トラブったことが頭にあるのか、それとも話しぐせか、何か恐縮しっぱなしのような口調の新担当の人と電話し終えたあと、いろいろと思い出して嫌な気分になり、厄落としとばかりにDVDボックスとか気になっていた調味料とか、ネットで買い込んだりする。

竹島関係のニュースみながら夕食。栃木県の放射性廃棄物処理施設建築、栃木に作る理由は
http://jump.cx/wtqdF
↑ここなどの説明で理解はできる。あのベレッタさんの言うことなのだからリクツとしては正しいのだろうが、しかし私(かなりの度合の原発容認派)が矢坂市長でもこれは怒ると思う。日本人の感情として受け入れがたい。何だろうね、あの国の態度。およそ人間にとって最も腹立たしいなされ様というのが「頭越し」である。これはその典型例。これでものごとがまとまったらおなぐさみである。

ミニトマトアイコ(やはり命名は“あの”方からかね?)
というのをこないだ試してあまりの甘さに感激、思わずまとめ買いしたが、まとめ買いのを食べてみたらそんなに甘くない。品ごとに差があるのかな。

本日食べたもの。朝:茶碗蒸し、サラダ、セロリのきんぴら。果物。昼:皿うどん、海鮮スープ。夜:キャベツのポトフ、シウマイ、ミニトマトアイコ。テキーラ炭酸割、緑茶ハイ。

Copyright 2006 Shunichi Karasawa