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2012年8月21日投稿

つぶやき日記8月18日〜20日

18日(土)お笑いステマの体操
「早いのがとりえ」とか自分で言うのがステマ。(元ネタがもう40代でもわからない)

6時くらいにまた寝ようと思ったがなかなか寝られず、9時近くまで起きていてしまう。困った生活リズムである。

http://www.youtube.com/watch?v=JZxWRzf-Llw『ティラノサウルス・セックス』。私が言ったんじゃないですからね。真面目な学術番組ですからね。でも、アヘ顔のティラノが見られます。(2)の方で。じらすんだからもう。マイミクさん曰く“ティラノサウルスは指が二本なので、これが本当のアヘ顔ダブルピースですね”www。

http://www.telegraph.co.uk/news/9470755/John-Cleese-ignores-Terry-Gilliams-advice.html『モンティ・パイソン』のジョン・クリーズ4度目の結婚。今までは全員アメリカ人だったが今度のジェニファー・ウェイドはイギリス人で、41歳の離婚経験者。ジョンは前妻への莫大な離婚慰謝料を背負って、いまそれを返すためのライブツアー中だが、この新妻はその返済の手助けにと、彫刻家ジョナサン・ワイルダーのヌード像のモデルとなり、その像を売ったマージンを慰謝料の助けにするという。美談だが、しかし(美女とはいえ、と付け加えておくが)40代のおばさんのヌード像が18億円弱というジョンの慰謝料のどれだけの補助になるのか、いくらジョーク好きのイギリスとはいえ、こういう像を買う人がどれだけいるのか、実に裏モノとしては興味深い。

45分に朝食、最中にそれまで晩夏らしく高く雲があった空が、いきなり夕方のように暗くなって、やがて雷が音響効果のように鳴り響き始めた。そしてすぐに滝のような豪雨(10時20分ころ)。マンションの下水があふれる音も合わせて不気味に聞こえてくる。

森田先生からメール。『時間ですよ!』、今日の昼に22日放送予定(昨日のその前に撮ったやつ)のダイジェストが流れたそうな。力入れてるな。ちょっと今度食事でもしながらお話を……とのこと。

某社のギャラ、振込通知あり。なんと4月の。印税なら半年後というのもあるが、月刊誌の原稿料でこれは異常。担当編集者が忘れていたのならいいが、金がないと言われている某社で、この支払いサイクルが普通のものになっているのだったら困ったものだなあ。

6時丸ノ内線で新宿三丁目、末広亭隣の『ビフテキあづま』。談之助さん、テヤマ夫妻と共にコミケ、『騒動記』関係その他の打ち合わせ。私やノスケさんにとってはここは青春の場所だが、ノスケさん曰く
「ここに○○があったはずだが、と思ってふと考えてみると50年前の話だったりしますからねえ、もう」
と(笑)。確かに。

ここは洋食屋だが、メニューに日本酒がある。しかも菊正宗。コップ酒でとって、クリームコロッケを肴に飲む。この組み合わせが大好きで、うまくてコロッケを二皿、菊正を三バイ、おかわり。案の定ベロになって、オチてしまった。日記の記述を見ると元気にいろいろ走り回っているようだが、やはり身体は夏バテしている。地下鉄で帰宅、まだ9時だというのに寝る。

食べたもの。朝:シチュー小皿、シメジのサラダ、桃最後の一個。昼:マンゴー一個。夜:ジュージュー焼き、揚げパン、エビフライ、クリームコロッケ。生ビール、菊正宗。

19日(日)とりあえずBLね!
腐女子の飲み会。

で、当然のことながら3時ころ起きだし(二日酔い。まあ、日はまたいでいるから二日酔いには違いないが早いね)、仕事チョコマカ。7時ころまでやって二度目の就寝。9時45分、母が雑用で朝食の用意が遅れたとの電話。なので10時半までまた寝る。その時の夢が、コロッケの夢。よくよく昨日のコロッケと酒がうまかったらしい。ちと自分が情けない(笑)。

10時半朝食、まだまだ残暑の模様。夏バテも続くし食欲もないがこれは酒のせいだと思う。食べてまたしばらく寝る。長い夢を見たが、女性と高田馬場あたりを歩く夢。実際の高田馬場とは似ても似つかない架空の高田馬場である。なぜか私の夢の中に出てくる架空の街は坂道が多いのだが、この高田馬場も、ずっと坂道続き。街はにぎやかそうなのに、人は私と連れしか歩いていない、何かものがなしい街であった。そこでメキシコ居酒屋という奇妙な店に入る。私は女性と一緒なのだが、そこらへんからエロ夢ぽくなる。とはいえ、行為と言えば手を握るだけ。目が覚めて、トシをとったものだと嘆く(笑)。

こういう夢の内容のメモ書きだが、http://jump.cx/RMRlCによると
「夢を記録しておくことにより、潜在意識と顕在意識の間の情報のやりとりが活発化し、日常生活の中でもひらめきやカンが冴えてくることがある」
……昔はこれをやると気が狂うなどと言われていたがな(笑)。少なくとも“素人がやると危ない”と、推奨されてはいなかった。歯磨きのやり方、運動の最中の飲水など、医学的常識はしょっちゅう変わる。まあ、私も夢はよく覚えている方であり、かつ必ずカラーでリアルな感触を伴っている。そういう人は“一般的に、感受性が強く、積極的で想像力豊かな性格”だそうなので、文句は言わないww。

4時ころ、さしもの日差しも和らいだようなので短距離の散歩に出かける。で、産直センターをのぞいたら、またもタモギタケ。数日前に買ったものもまだあるのだが、つい買ってしまう。どうやって食うか。

http://news.mynavi.jp/c_career/level1/yoko/2012/08/post_2088.html『「小さいおじさん」を見た!? 社会人の妖精目撃談』癲癇、統合失調症、若年性アルツハイマー(レビー小体症)による幻視をまず疑うべき。 芸能人の目撃例が多いというならまずドラッグか(笑)。いや、夢がないとかでなく、こういう幻視が脳の変調の発現ということは実際あるので、早めに病院に行った方がよい。その上で、「異常は異常だが他に実害もない」とわかったらご自由にどうぞ。

http://www.yomiuri.co.jp/world/news/20120817-OYT1T01119.htm『大統領の竹島上陸、韓国与党「ポピュリズムだ」』「そのツケは次期政権が支払うことになるというのにだ」……どうしても「いうのニダ」と脳内変換が。そう言えば、“スワップ協定”というのも、乱交パーティーの取り決めみたいなイメージが頭にまず浮かぶ。swap(交換)という英語が日本語に定着した最初の用例がスワッピングだたのだから仕方ない。

メール各所に数通。ここしばらく仕事はかどっているように見えて、やはりバテで不捗のところ多し。はかどる日とはかどらない日の差が激しいのだな。

『平清盛』ひさしぶりに。引き眉お歯黒の公家たちがぞろぞろ出てきたが、誰が誰だかわからないw。男たちがそんなメイクなのに女性陣はびっくりするくらい現代風メイク。松田聖子も深田恭子も本人にしか見えない。

夕食の用意しつつ、夏だしホラーでも見るか、とピーター・カッシングが出ている『残酷の沼』(1967)「沼」なんか出てこないじゃん! と観賞後みんなつぶやく(笑)アミカス・プロのオムニバス・ホラー。たぶん、原題の『Torture Garden』のガーデンを、配給会社が「庭かよ、迫力ねえな、沼にしちゃえ」と強引につけたのではないか。『拷問展示会』みたいな意味なんだけどね、ここでのガーデンは。

ピーター・カッシングはまあこの手の映画にかかせないスターだが、他にもバージェス・メレディス、ジャック・パランスとキャストが豪華。ワキの方にモーリス・デナムなどがちゃんと出ている。『ジャッカルの日』でコルベール将軍役をやっていた英国の名優。

案内役・ディアボロ博士のバージェス・メレディスはこの映画の公開時、テレビ(アダム・ウエスト版)『バットマン』のペンギン役で人気だった。で、冒頭でペンギン風の長ギセルでタバコを吸うシーンがある。これはファンサービスだろう(作品については映画日記で詳しく)。

食べたもの。朝:サバ塩焼、サラダ、カブ漬物、オレンジ。昼:マス寿司の握り飯一個。夜:ホルモンと野菜(タモギタケも入れた)炒め、焼きビーフン、発芽大豆、オクラおろし。ペールエールと黒ホッピー。

20日(月)ゆけゆけパヒューマーどんとゆけ

思い込んだら調香師の道を。

早めに夜食をとって就寝し、夜中の2時ころから朝6時か7時まで書き物仕事をし、一旦寝て、9時45分に食事に起き、食べてまた寝て、というパターンの生活。冷房入れてもまだ暑い最近の昼間を避けて、の生活リズムなわけだが、ときどきネットを見ると、同じリズムでやっている友人知人が多い。考えてみればオリンピックのときのパターンをそのまま踏襲しているわけだ(笑)。

そう言えば今日は銀座でメダリストのパレードがあって50万人の人間が集まったとか。これにネットで疑念が表明され、
「50万人と言えばコミケ三日間の動員数だぞ」
と騒がれている。昔は50万人と言われてもピンとこなかったが、今はちゃんとモノサシがある、ということか。

今日も2時まで二度寝。起きだして入浴して、外出。もう4時近いというのに凶暴なまでの日差し。地下鉄を乗り継いで神保町。コミケ関係者と打ち合わせ。こないだの偽札事件関係のことを説明。その後、仕事がらみで資料を買いあさり。昼飯にあたる食事はいもやにてエビ天丼。バテている胃に天丼はどうかと思ったがぺろりと(ご飯少なめという注文ではあったが)平らげた。鬱だバテだと言っているが胃腸は正常。それにここの天丼は油があっさりでギトギトしていない。

帰宅、また横になる気もおきず読書、ネット回りなど。

DVDで萬屋錦之助の『子連れ狼』(1976)の『香りを着る』の回。この最終シーズンのレギュラーが佐藤慶、金田龍之介だが、今回のゲストは中村竹弥、久米明、嵯峨善兵、戸浦六宏という豪華版。どの役者の芝居も重量感が凄い。悪いと思うがこういうぜいたくなもので育つと、『平清盛』とかが“再現ドラマ”にしか見えない。私が観たいのは“ドラマ”ではなくて“時代劇”なのだ。製作費などは清盛の方がはるかに上であろう。当時と今の役者の位置づけなどを対象して比較すると、清盛の方が豪華キャスティングと言えるかもしれない。撮影技術などは言わずもがな、だ。しかし、それでも感じるこの深みの差は何か。

ノスタルジーで“昔はよかった”と繰り言を言っているのではない。昭和後期という時期、テレビ時代劇というものが娯楽の主流だった時代のオーラ、いわば“センターに立っている”者の持つパワーというのが、やはりドラマのはしばしから伝わってくるのである。マンガも同じだ。昭和40年代、子供の娯楽の王者であった時代のマンガと、ゲームやアニメにセンターを奪われたいまのマンガでは、そこに内在するパワーが違う。

映画もまた、昭和30年代の作品とそれ以降では、あきらかに“王道”と“傍流”という立ち位置の差がそこに生まれている。現代における怪獣ものがどこか居心地が悪そうなのは、あの無茶ぶりな設定(怪獣という存在のレゾンデートル)は、王道の時代にあってこそ説得力を持ち得るものだからに他ならない。

乱歩のミステリ、文楽や志ん生の落語、いずれもそのジャンルが天下をとっていた時代の代表的作品を論じるとき、まず理解しないといけないのはそこだ。ここを無視して、単に技術論だけで優劣を言っても、意味はないのである。

本日食べたもの。朝:ナメコおろし、タラコ、カブ自家製漬物(美味)。昼:神保町でいもやの天丼。夜:鮎塩焼二尾、ギョウザとタモギタケ入りスープ。ミニトマト。発泡酒、黒ホッピー。スープにご飯入れて雑炊。

Copyright 2006 Shunichi Karasawa