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2012年7月6日投稿

つぶやき日記7月3日〜5日

7月
3日
最後の稽古休み。逆に言うとこの日にやらないといけないことがギチギチに詰まっている。まずはとにかく、東京駅まで出て、法人口座を確認。まだカードが出来てないので通帳と印鑑で金をおろす。印鑑で金をおろすシーンというとすぐ『ああ爆弾』(岡本喜八)の沢村いき雄を思い出す。

ランチは八重洲地下の『スプーンスタイル』でバリごはん。なかなか旨い。今度家でも作ってみよう。その後、福島県のアンテナショップでイカニンジンと桃のジュース買う。イカニンジンというのは仮面ライダーの怪人ぽく聞こえる名称だな。

3日
いったん家に帰って、郵便など出し、新宿に今度はとんでいって照明のヨッシーと打ち合わせに京王プラザ『樹林』。赤ちゃんと一緒。いろいろとアイデア出してくれて嬉しい。

3日
帰宅、阿佐谷ラピュタでやっている西村晃特集を観たいが時間なし。台本読み直していろいろ考える。ぶんがく社S社長と電話。あちこちから談之助の『立川流騒動記』、絶賛の声届いているとのこと。落語界最高の理論派・立川談之助を世に知らしめられたら、この本についてはそれで満足。彼の次作、というかこれをヒザ替わりにして本来の目的であった新作落語論についてもこの舞台終ったらすぐ企画立てないと。

3日
夜10時過ぎ、映像の山口A二郎さん、スタッフさん来。オープニングムービーと小道具につき打ち合わせ。いろいろとお願いし、気がついたらお茶も出さないでいた。

11時過ぎ、やっと夕食。台本読み直していろいろとやることまだあるのに頭の血管がキリキリ痛む。

何をやっても芝居のことに意識がいって気が休まらない。無理矢理チェンジしようと夜食食いながら、『キングコング対ゴジラ』をDVDで見る。テレビを見るシーンが何ヶ所か出てくるが、全てカラーテレビである。日本のカラーテレビの放送開始が1960年、本格的普及が1964年のオリンピック以来。その中間の1962年にカラーテレビのある家庭を描いている。第一作の『ゴジラ』にもテレビが登場していたが、当時の東宝の先進性にあらためて思いを馳せる。

3日
食べたもの。朝:塩ブリと漬物。昼:バリランチ。キャベツと牛スネ肉のスープ煮、買ったイカニンジンでホッピーちょっとだけ。

4日
珍しく快楽亭から朝に電話。8月の25日に名古屋大須演芸場で立川談之助、快楽亭ブラック、それに私で談志本刊行記念トークをやりませんか、と。ゲストは寒空はだか、雷門獅篭。名古屋行きもひさしぶり。

4日
1時、稽古場へ。初めての全日稽古。いろいろと改訂部分をヌキでやって、それから通しを時間見ながらやってみる。劇中劇の部分完全に入って、演出家であること忘れ爆笑。いや、ここをやるだけでもこの芝居の価値はある!

昼の稽古場は5時までの契約。夕方6時から別の稽古場へ移動。その間に一時間のラグがあるので食事。考えれば昼食でも夕食でもないハンチクな時刻でのメシであるが、これまで疑うことなく食っていた。稽古場近くのカウンターのみの中華屋に入って中華丼。オーソドックスな中華丼だが塩気の利いた味付けは好み。

演出補の小林直人、歳岡孝士両人からのダメ出しをチェックし、今夜その部分の改訂稿をメールすることに。

4日
衣装関係のチェックで大荷物だったので、タクシーで荻窪から帰宅。おかげで車中ラジオでヒッグス粒子の解説とその発見の意義を聞けて、時流に遅れずにすむ(笑)。

4日
帰宅、シャワー浴びて汗を流し、ダメ出し部分の改訂稿、案外すらすらといける。途中、Mさんから電話、『立川流騒動記』、ムチャクチャ面白かったです、とのこと。「なんでこんなにおもしろいのかと思ったら、談之助さんと私、同い年なんですね。だから談志のすごかった記憶、出てくる芸人や政治家の名前も全部リアルタイムなんですよ」と言う。その他いろいろと雑談、大雨の最中にMさんのやっている会社の人が行方不明になり、流されたかと心配していたら、鬱になって家に閉じこもっていたのが発見され、安心していいのか心配していいのか、という話など。あと、知り合いが手首を捻挫して、その原因がパンツのゴムを引っ張ったことだったという話。タアイないが、頭を使いすぎていたのでタアイないところが嬉しい。

4日
書き上げてMLに流し、1時過ぎに夜食(ダイエットにはよろしくない)とり、ベッドに横になる。改訂部分につきコバちゃんからメール、返信。

4日
食べたもの。朝:ジュース一杯。昼:中華丼。夜:蓮と蒟蒻の煮物。サクラエビ。イカニンジン。黒ホッピー。

5日
全日稽古始まってから朝食は自室でとっている。相変わらずやることは山積だが、用事と用事の間に時間が一時間近くポカッと空く。忙中閑というやつか。

5日
稽古は始まりの一時間を自主稽古にしてもらい、下落合へ。12月の舞台の劇場に、予約しに行く。今の芝居でヒーヒー言っているさなかだが、もう次の芝居のことも考えねばならぬ(企画書をかなり早めに作っておいたのは助かった)。ここは俳協の持っている事務所なので、知り合いのAさんにつないでもらった。おかげで借り賃が安くなる(紹介割引という制度があるのだ)。……ところが、ネットで空き期日を確認して行ったのだが、その確認から、事務所を訪ねるまでのタッチの差で仮予約が入ってしまったという。あちゃあと天をあおぐが、次善の期日は押えられて、かつ、当初の予定もまだ仮予約なので、結果をすぐ教えてくれることになる。

5日
稽古場へ、アイスキャンデー遅刻のお詫びに持って。昼は休みの役者が多いのでヌキで稽古。途中、早坂さん(リビジョンのときの舞台監督さん)やってくる。昨日電話で、リビジョンの小道具で使った自爆スイッチはどこで売ってますかと問合せがあったので、何なら貸しましょうかになったのである。今日はその受け渡し。なんでも、ジャニーズの何とかというアイドルの出る芝居をいま、早さんやっており、その舞台で使うのだそうである。二度のおつとめにしてはなかなかの大舞台。

5日
今日もメシ休みに昨日と同じ中華屋。チャーハン+半ラーメン頼む。味はやはり悪くないが、チャーハンの量があまりに多くて、少し残してしまった。

夕方からの稽古は島さんも観に来てくれたが、昨日ほどテンポよくなく、やや引き締めの必要。とはいえ、これは改訂のセリフがみんな入ってないからでもある。

10時まで稽古、その後、松山、歳岡、井関、暁、岩田、桐山のメンバーでホルモン焼きの店。話はずんで少し気が軽くなる。モンティ・パイソンのチームのうち、オクスフォード派は仕事の後でも仕事の話をずっと続け、ケンブリッジ派は仕事が終ると全く関係ない話に切り替わるということだが、今日はケンブリッジ式だった。

5日
食べたもの。朝:黒パンにソーセージとチーズはさんで。昼:チャーハン、半ラ。間食:アイスキャンデー。夜:ホルモン焼き、タコわさび、モツぽん酢など。生ビール。

Copyright 2006 Shunichi Karasawa