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2012年6月14日投稿

つぶやき日記6月11日〜13日

※掲載の間隔を早めました。近々の『裏モノ日記』再開までのツナギです。

6月
11日
数日前、腕時計が壊れた。携帯があるから不自由はしないのだが、長年のクセでつい、左の袖をまくってしまい、あ、そうだそうだと頭をかくのが腹立たしく、新しいのを購入。やっぱり落ち着くわー。

11日
T社から昨日、ゲラが二つ届く。編集“部”と編集“者”からで二つとも同じもの。訊いたら「念のため」とか。うーん??

11日
MLで各役者さんのスケジュールを確認して、欠席の日などをチェック、稽古スケジュールを立てる。チラシ、早くも足りなくなり、playに刷り増し注文依頼。

それと、かなりの時間割いてキャスティング表作り、これをMLで発表。各役者さんに早いうちイメージを固めて稽古に臨んでもらうため。普通の芝居は稽古しながら役を掘り下げていくのだが、ミステリ劇の場合、ある意味チェスの駒として動いてもらうことも必要になる。ただし、真犯人とトリックについては稽古初日にもその部分は渡さず、全員が揃った日に初めて渡すことになる。

11日
以前、ルナで音響をやってくれていたMくんから貰った音源をチェック。このMくん、若いくせに凄まじく濃い大阪弁を話すのだが、大阪出身ではない。自分のついた師匠が大阪出身で、その話し言葉がうつってしまったのだという。私も子供時代、周囲が東京ことばの人間ばかりだったので、北海道弁というのはほとんどしゃべれない。小学校のときそれでいじめられたりしたが、今思えば東京で言葉の矯正をしなくてよかっただけ、幸いだったか。

11日
寝酒ならぬ寝DVDに『スパイ大作戦』。まだ主人公がフェルプスではない頃のもの。若き日のバーバラ・ベインはマイミクの女優、川上史津子ちゃんに似ている。

11日
http://jump.cx/hL4Slツイッター発言が問題に、庭山由紀市議(43)除名へをチェックしました
さっそく殉教者に祭り上げている連中がいるようだ。

http://jump.cx/EtjR3<心斎橋通り魔>礒飛容疑者「死刑になると思ってやった」 (毎日新聞 - 06月11日 00:50)をチェックしました
現今の執行率からいうとあまり効率的な自殺法とは言えませんな。

http://jump.cx/91nTK「冷静に考えると腑に落ちない歌詞」をチェックしました。
「♪おばけは死なない〜」って、毎回殺しているじゃん、と思ってた。あと、「♪ある日町中のバラを買いました、百万本のバラの花を、あなたにあなたにあなたにあげる」っての、一本200円として2億円かかるぞ、とか。まあ、そういう「うん?」と言わせるフックは歌詞にも文章にも絶対必要なんです。論文じゃないんだから。正確なだけの文章は蒸留水みたいなもので無味乾燥(この文章も、なぜ水なのに乾燥かと……)。

11日
本日食べたもの。朝:茄子の味噌炒め、タラコ、ご飯と味噌汁、果物。昼:新高円寺のスーパー『オオゼキ』で買ったエンガワでエンガワ丼。タレにワサビが効きすぎて涙が出た。夜:豚バラと白菜と青ネギの鍋、腐乳ダレで。ミニトマト、イワシ酢漬け、ニンジンサラダ。発泡酒、黒ホッピー。記録にはつけてないが朝と昼にサプリをとっている。

12日
昨日の配役表から、早くも犯人を推理してきた役者さんがいた。さすが役者のカンというか、かなり鋭いが遠からずといえども当たらず。「自分の芸術的作品として殺人を完璧なものにするため」というような文学的動機は私は使わない。もっとプラグマティックなものである。

12日
「マスコミの言うことは嘘ばかり」という人間の根拠は往々にして、そのマスコミの報道であることが多い。「クレタ人て奴らは嘘ばかり言う」「どうしてわかる」「さっきあそこのクレタ人が言っていた」というパターン。ネットはそんなのばかり。

12日
これまで使っていたごま油を、思い切って倍の値段のにしてみたら、蓋をあけただけで台所じゅうに芳醇な香りが。倍の値段つっても一ビン280円だが(前のは100円ショップで買った)。

12日
ぶんがく社S社長から電話。『騒動記』評判、取次の編集に凄い評判で、コレハ売レマスと太鼓判捺されたとのこと。各書店への取次からの注文票もFAXしてもらったが、なるほど、細かい字で「本書中の談志語録」というのがぎっしり書いてある。読み込んでくれたんだねえ。

これで『騒動記』は私の手を離れ何とか軌道に乗った。公演の方も懸案だった舞台監督は以前トツゲキで一緒になったHiRoEちゃん(早さんの弟子)が担当してくれることになり一安心。残りしは会社設立、すでに登記は終っていて、あとは銀行口座の開設だが……今週中に出来るか?

ネット銀行ならすぐ手続きできるのだが、やはり今後のこと考えると、三井三菱住友など旧財閥系の銀行の窓口口座でないと相手が信用してくれないとか。

12日
http://togetter.com/li/317480?『KIN先生の阿晴氏のやりとり』。回答を無視して質問をえんえんと繰り返し、なんど否定されても「〜の可能性もあるのでは?」と別の意見を述べ、呆れてブロックしたりすると「逃げた。私が正しかったから」と言い募る。私も同様な奴を何人も知ってます。

12日
高須院長から電話。ちょっと頼みごとをされる。まあ、詳しい人が知り合いにいるから話だけでもつけてみよう。今週中に別件でお会いする約束も。

12日
某テレビ局からのメールに返信。日時調整にちょっと手間取る予感。

12日
『スパイ大作戦』「セシューム138」。中世のような拷問で独裁制を敷く刑務所の所長(R・モンタルバン)が、安価な原爆の原料となる物質、セシウム138の化学式を自分だけが記憶していて(笑)それを共産国に売るのを阻止する話。セシウム138は冷却保存が必要な物質だそうで、40℃以上になると大爆発する。原爆の原料というより原爆そのものですがな。爆発力ばかりが問題にされて放射能の危険に関しては全く言及されず。これが60年代アメリカの感覚だったのだろう。

http://jump.cx/RwBuz「心斎橋事件の容疑者、先月に出所 再犯防止策に課題をお気に入りに登録しました」
「定職がない出所者の再犯率は高く、政府は再犯防止に向けた省庁横断のチームをつくり、対策を検討している。」いや、こいつの場合は完全にこいつ個人の人格に問題があると思う

12日
本日食べたもの。朝:油揚と小松菜とシイタケの煮物、タラコ、漬物、味噌汁、ご飯、果物。昼:チクワの磯部揚げを甘辛く煮てチクワ丼。withタモギタケ。夜:牛肉焼き、ミニトマト一寸法師、蓮と蒟蒻とニンジンと鴨肉の煮もの(鴨肉を入れると途端に豪華な味になるが“煮もの”という概念を飛び越してしまう)。あと発芽大豆の茹でたの。発泡酒、黒ホッピー。やや酒量過大。

13日
梅雨どきになって午前中が徹底して不調。もっとも早朝に目が覚めて読書などしてしまうせいもある。

13日
渋谷からバスで池尻。世外今是事務所(仮)に行き、ベギ、唯くんと公演関係打ち合わせ。チラシ、ポスター、衣装、小道具、舞台で使う写真の撮影について、などなど。具体的に依頼する人が決まり、進んでいくのは快感。ちょっとその小道具を使ったアイデアも浮かんだ。ゴシップ的雑談もいろいろ。大いに笑って、思いがけず長居。

13日
渋谷までバスで戻り、新宿行きバスに乗り換えて参宮橋で降りて『道楽』でノリミソラーメン。やはり私にはこれが一番。

さらにバスを乗り継いで新宿まで。途中で降りて高層ビル街にあるスーパーへ。店構えからもっと高級な店かと思ったら、品揃えなどずいぶんザッカケない店。まあ、過不足なく必要な品は揃っている。

この店に入るとき、露骨な虐待母を目撃。店の前の道路で、6〜7歳くらいの女の子をずっと罵りっぱなし。「なんでそうノロいの!」「あーもうやだ、きちんと歩くことも出来ないの?」「泣くんだったら早く来い、馬鹿!」

店でその子がチョコレートを手にとるとはたき落として「250円以内って言ってるだろ、計算も出来ないのか低能!」と大声で怒鳴る。娘は大泣き。ああ、こういうときは自分がケンペーくんになってこの鬼母をぶった切ってやりたいと思う。あまりのことにちょっと、と声をかけようとしたが、こっちの視線に気がついて、顔をゆがめて娘の手を強引に引っ張って行ってしまった。胸が痛む。目にしなければよかったと、心の中の不快感を持て余す

でも、芝居を書いている身としては、こういう場面はきちんと見つめ、観察して、頭の中にメモしておくべきなのだろう。……とはいえ、こんな嫌な奴は絶対自分の芝居には出したくないけれども。

13日
帰宅して、すぐ連載原稿チェック。担当さんにメール。それから雑用多々。書評委員時代の担当編集者さんに今の所属を訪ねたら「朝日新聞デジタル事業本部デジタル事業セクションブックチームブックアサヒコムディレクター」だそうな。「法性寺入道前関白太政大臣」なんか可愛いもの。また近々飲みましょう、と。

13日
夏コミ本用大塚周夫さんインタビューチェック。俺もバカだね、と笑ってしまうのは、あまりに大塚さんが役になりきっているので、「なぜコルチャックは一介の二流新聞記者なのに、命をかけて妖怪・怪物に立ち向かうのか?」などとマジで質問している(笑)。ところが大塚さんがまた、それにマジで答えてくださっている(!)。

大塚:それはね。僕が役者としてどうしてもこの役をやりたいと思った自分と同じ様に、新聞記者って自分の記事のために恐怖でもなんでも、何とか堪えてこれをものにしなきゃなんない……。
唐沢:職業意識というものですか?
大塚:職業意識。絶対に負けたくないと思う意識ね。

唐沢:若い人間だったらとっとと逃げちゃうんだけど、あの年代の、戦争を経験している人間だからこそ、責任感で残るということでしょうか?
大塚:でも、その残る自分が嫌でね
唐沢:ああ!
大塚:だから、ぼやきが入るでしょ?

唐沢:では、あのコルチャックの「やだやだ〜」は世間が、ではなく、自分がやだ?
大塚:自分だと思いますね。一生懸命、夢中になってね、必死になって、最後に「かーっ、はーあ、……なんでこんなことしなきゃなんないの、俺は? 馬鹿だねえ……」って。

大塚:その後で「なんだいチキショウ、みんな帰りやがって。俺ひとりでこんな嫌な思いしなきゃなんない、は〜、やだ、も〜うやめよう」って、そこからじゃないですかね。

……これ聞けただけで生きてきた甲斐があった!

13日
http://jump.cx/buVeW「原発再稼働、夏以降&大飯以外も……首相会見」駒形どぜうファンとしてこんな奴にどじょうを名乗って欲しくないほど野田と民主はキライだが、この件に関してはその現実的判断を認めるし、批判にもブレないことに賞賛を送る。キラいだからやることなすこと全部悪く言う、では理性を疑われてしまう。

http://shukan.bunshun.jp/articles/-/1442「小沢元代表が離婚か……夫人が便箋11枚の手紙」をチェックしました。
ずっと以前からネットでは「小沢一郎韓国人説」が流れて、もう常識みたいになっている。一方で、「マスゴミは韓国に根っから毒されていて韓国には悪いことは言えない」というのも通説である。なら何でマスゴミは小沢をこれほど叩くのでしょうか?

しかし、「放射能が怖くて岩手から逃げた」は逆に放射脳の方々から「当然の考えと行動」と評され、「唯一信頼できる政治家」としてかえって祭り上げられるかもww

13日
本日食べたもの。朝:茄子とソーセージの炒め物、塩昆布、味噌汁、ご飯と果物。昼:かなり遅く、参宮橋『道楽』でノリミソラーメン。夜:キャベツ、カブ、人参、牛スネ肉、キノコ、フランクフルトのポトフ。発芽大豆。一寸法師トマト。発泡酒、黒ホッピー、緑茶ハイ。毎食「うまいなあ」と感動できるのは幸せ。今日は特に三食大満足。特に発芽大豆、塩茹でしてちゃっと醤油をかけ回しただけで食べるのがうまくてもう。

Copyright 2006 Shunichi Karasawa