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2008年7月6日投稿

7月26日、オールナイト怪談上映!

梅雨はどこいった? というような暑さであります。
暑い夜にはやっぱり怪談だね!
と、いうわけでおなじみオールナイト『奇想天外シネマテーク』、
第6回の今回は怪談映画特集!
唐沢俊一絶対オススメのホラー映画、一挙四本上映!

唐沢俊一 初ホラー小説「血で描く」刊行記念という意味あいもあり
いつもの中野貴雄監督に加え、『血で描く』で漫画を描いていただいた
河井克夫さんをお招きして、怪談について熱く語るトークつき。

プログラム
トークショー 出演:唐沢俊一、中野貴雄(映画監督)、河井克夫(漫画家)22:30〜

上映作品
「憲兵とバラバラ死美人」(1957/国際放映/16mm)監督:並木鏡太郎 出演:中山昭二、天知茂 23:25〜
・新東宝のお家芸になる憲兵怪談シリーズの記念すべき第一作。原作の
『のたうつ憲兵』はなんと元・憲兵が書いたノンフィクション! 
仙台が舞台という、変わったミステリーだが、後に新東宝怪談のエース
となる天知茂がまだ初々しい。あ、そうそう、トークのときに教えます
が、映画の中に一つ、トンデモないセリフが。

「生首情痴事件」(1967/大蔵映画)監督:小川欽也 出演:鶴岡八郎、火鳥こづえ0:50〜
・今もなお現役でピンク映画を撮り続けている小川欽也監督(他に、
テレビ『魔神バンダー』などあり)の代表作。こういう作品の大半は
見て失笑が漏れて怖くないものだが、これはマジに怖い。ピンク映画に
ホラーを加えた作品数あれど、その最高傑作だろう。ちなみに、監督が
後年撮ったホラー(?)『悩殺占い・巨乳摩擦』には私も出演してる。

「悪魔が呼んでいる」(1970/東宝)監督:山本迪夫 出演:酒井和歌子、新克利
2:15〜
・日本のテレンス・フィッシャー山本廸夫作品で唯一、吸血鬼が出て
こない映画。そのため地味な扱いを受けていて、『血を吸う』シリーズ
が全作DVD化されているのに、これだけはいままで一切ソフト化され
ていない。しかし、酒井和歌子が全出演作中最も可愛い作品であり、
西沢利明、大滝秀治、北林谷栄といった名優たちの、今からは考え
られない怪演が楽しめるサスペンスである。特にラストの北林谷栄
のセリフは衝撃的!

「散歩する霊柩車」(1964/東映)監督:佐藤肇 出演:西村晃、
春川ますみ 3:40〜5:10
・東宝に山本廸夫あれば東映には佐藤肇あり。日本SF映画史上に
残る怪作・『吸血鬼ゴケミドロ』を撮った佐藤肇の、これは日本には
珍しいブラック・ユーモア映画の傑作。死んだ女房の死体を霊柩車に
乗せて、女房の浮気相手先を回る男・西村晃。やっぱりこの人は
こういう役が似合いだなあ。どうして水戸黄門になっちゃったの?

場所/新文芸坐 池袋駅東口徒歩3分
豊島区東池袋1-43-5マルハン池袋ビル3F
電話/03(3971)9422
日時/2008年7月26日(土)
    午後10時30分開始
料金/前売2300円 整理番号付き 劇場窓口&チケットぴあ(Pコード:597-069)にて販売。当日2500円

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